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【自宅でできる!】脳梗塞リハビリのおすすめ自宅練習5選

こんにちは、大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪の岡です!大阪市でリハビリに携わって13年目になります。

はじめに

はじめに

脳梗塞は、血管が詰まり脳に酸素や栄養が行き渡らなくなることで起こる病気です。

この病気によって脳にダメージが生じるため、日常生活に支障をきたすことがあります。

脳梗塞で倒れた後のリハビリは、患者の回復に非常に重要な役割を果たします。

脳梗塞を患った人の多くが、病気後に様々な後遺症を抱えることになります。

例:片麻痺や失語症、記憶障害など

これらの後遺症を解消するためには、リハビリテーションが欠かせません。

しかし、通院が困難な場合や、リハビリテーションを継続的に行うことが困難な場合もありますよね。

そんな方に向けて、今回は脳梗塞リハビリのおすすめ自宅練習5選をご紹介します!

書き取り

書き取り

書き取りの課題は、手先の運動や記憶力を向上させる効果があります。

・自分で用意した文章の書き取り練習

・新聞記事などから一定の文字数を書き写す練習 など

最初は簡単な文章から始め、徐々に難易度を上げると効果的です!

具体的な内容

①単語の書き取り

単語の書き取りは、基本的なスキルを磨くための有効な方法です。

最初に、患者さんに対して1つの単語を指定し、その単語を書き取るように指示します。

例えば、”りんご”という単語を指定した場合、患者さんはその単語をできるだけ正確に書き取るようにします。

次に、難易度を徐々に上げていき、複数の単語を指定して同じように書き取るように指示します。

②文章の書き取り

文章の書き取りは、より高度なスキルを磨くための方法です。

最初に、短い文章を指定し、患者さんにそれを書き取ってもらいます。

次に、文章を徐々に長くし、より複雑な文章に挑戦していきます。

このトレーニングでは、正確性だけでなく、文意を理解することも重要です。

③数字の書き取り

数字の書き取りは、数学的スキルを磨くための方法です。

最初に、患者さんに1桁の数字を指定し、それを書き取るように指示します。

次に、徐々に難易度を上げていき、2桁、3桁の数字を書き取るようにします。

このトレーニングでは、数字の順序や桁の位置に注意を払うことが重要です。

④テーマに沿った文章の書き取り

最後に、テーマに沿った文章の書き取りを行います。

例えば、ある場所についての文章を指定し、それを書き取ってもらいます。

このトレーニングでは、単に文章を書き取るだけでなく、

文章を理解してテーマに沿った情報を取り出すことも重要です。

書き取りのまとめ

自宅での書き取りのトレーニングは続けることが大切です。

初めは少し疲れやすいかもしれませんが、徐々に慣れていくと思います。

自分のペースで行うことが大切ですが、時間を決めて行うことで、習慣化しやすくなるでしょう。

また、書き取りの課題を行うだけでなく、読書や音読なども取り入れることがおすすめです。

文章を読むことで、語彙力や文章理解力が向上し、

音読をすることで、発声や呼吸のトレーニングにもなります。

さらに、書き取りの自宅リハビリには、スマートフォンアプリやパソコンのソフトウェアも利用できます。

これらのアプリやソフトウェアには、文章を読んで書き取る練習ができる機能があります。

また、声に出して読む機能もあるため、音読も同時に行うことができます。

ただし、スマートフォンやパソコンを使ったリハビリには、適度な時間制限や注意喚起が必要です。

長時間の画面を見続けたり、無理な姿勢で操作することは、逆に身体に悪影響を与える可能性があります。

テーマに沿った文章の書き取り

最後に、テーマに沿った文章の書き取りを行います。

例:ある場所についての文章を指定し、それを書き取る。

このトレーニングでは、単に文章を書き取るだけでなく、文章を理解してテーマに沿った情報を取り出すことも重要です。

パズル

パズル

パズルは、空間認識能力や集中力を向上させるのに効果的です。

ジグソーパズル数独など、自分が興味を持てるものを選んで取り組むと良いでしょう。

難易度は無理のない範囲で設定し、少しずつ難しくすると効果的です。

音読

音読
音読は、語彙力や口の動きを改善するために効果的です。

自分が興味を持てる本を選んで、適度なペースで読むようにしましょう。

最初は短い文章から始め、徐々に長い文章にチャレンジすることがおすすめです。

カードめくりゲーム

カードめくりゲームは、脳の記憶力を鍛えるために非常に有効なトレーニング方法です。

このゲームは、パズルや謎解きのような要素も含まれており、脳を活性化させることができます。

カードめくりゲームは、一般的には二つの同じカードを探し当てるゲームです。

①カードを裏返しにして、ランダムに配置します。

②一枚目のカードを選んで表にして、その次に二枚目のカードを選んで表にします。

③二枚目のカードが一枚目のカードと同じカードであれば、そのカードを取り除きます。

④同じカードでなければ、カードは裏返しに戻されます。

この操作を続けて、全てのカードが取り除かれたところで終了となります。

脳梗塞の自宅リハビリでおすすめですが、他にも様々なバリエーションがあります。

一枚目のカードを選んで表にする前に、そのカードの位置を覚えておく。

二枚目のカードを選ぶ前に別のカードを一枚表にして、その次に一枚目のカードを表にする。

他にも、同じカードを二回めくっても良い、三回めくっても良い、とルールを設定することもできます。

カードめくりゲームは、誰でも簡単にできるトレーニング方法です。

特別な準備は必要ありませんし、時間や場所にも制約がありません。

自宅でも、外出先でも、いつでも気軽に行うことができるおすすめのトレーニングなので、ぜひ取り入れてみてください。

ただし、脳梗塞のリハビリにおいては、注意点があります。

リハビリの際の注意点

脳梗塞のリハビリ中の方は、疲れを感じたり、集中力が切れたりする前に休憩することが重要です。
・めくるカードの数を少なくして、簡単なゲームから始める。

・徐々に難易度を上げていくことで、脳の調子を整える。

上記のように段階を踏んでいくと良いでしょう。

カードめくりゲームは、認知症予防に有効なトレーニングの一つですが、

単調であるために飽きやすく、効果が薄れる可能性があります。

そのため、バリエーションを加えることが重要です。

バリエーションの例

・カードの絵柄を増やす

・カードの配置を変える

このように工夫すると、より刺激的なゲームになります。

また、カードめくりゲームは一人で行うことが多いですが、

複数人で競い合う形式にすることもできます。

カードめくりゲーム
自宅で行う認知症予防トレーニングは、リハビリ専門家の指導を受けつつ、自己管理で行うことが重要です。

トレーニングを継続するためには、自分に合ったトレーニングを見つけることも大切です。

さまざまなトレーニング方法を試して、楽しく続けられる方法を見つけましょう。

認知症予防には、リハビリ専門家の指導のもと、適切なトレーニングを行うことが大切です。

しかし、自宅で行うトレーニングも効果的であり、毎日の生活に取り入れることが可能です。

自宅で行う認知症予防トレーニングを継続することで、脳の健康維持につながります。

ぜひ、今回紹介したトレーニング方法を試してみてください。

数字の記憶力を鍛える

数字の記憶力を鍛える

数字の記憶力を鍛える練習として、4つご紹介します。

①ランダムに選んだ10個の数字を順番に覚え、1から10まで順番に言い当てる。
②10個の数字をランダムな順番で覚え、その数字を順番に言い当てる。
③10個の数字をランダムな順番で覚え、順番に言い当てるのではなく、最後から数えて順番に言い当てる。
④2桁の数字をランダムに与えられ、その数字を記憶した後、数字を逆順に言い当てる。

これらの練習は、簡単に自宅でできるものです。

毎日繰り返し行うことで、記憶力を鍛え、脳卒中後遺症の改善につながると言われています。

脳卒中のリハビリは、早期から正しい方法で行うことが非常に重要です。

自宅でのリハビリも重要であり、簡単なトレーニングを毎日繰り返すことで、脳卒中後遺症の改善につながります。

ただし、リハビリには個人差がありますので、専門家の指導の下で行うことが望ましいです。

まとめ

まとめ

自宅での脳梗塞リハビリのおすすめ課題5選でした。

脳梗塞後のリハビリにおいて、自宅での継続的なトレーニングは非常に重要です。

適切なトレーニングメニューを作成し、専門家の指導を受けつつ、自宅で継続的に行うことで、

リハビリテーションの成果を最大限に引き出すことができます。

また、ストレスや過労を避け、適度な運動や睡眠、バランスの良い食事など、

健康的なライフスタイルも脳梗塞の予防や回復には不可欠です。

自宅でのリハビリには、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士などの専門家に相談することが大切です。

専門家が適切なトレーニングメニューを作成し、指導を行うことで、より効果的なリハビリテーションが可能となります。

また、自分自身の状態を把握し、無理をせず、着実に取り組むことが大切です。

それぞれの課題を継続的に行うことで、脳梗塞の回復につながります。

自宅でのリハビリが成功するためには、家族や友人のサポートも大切です。

リハビリが続けられるよう、周囲の方々に理解や協力をお願いすることも必要です。

自宅でのトレーニングについて、この記事がみなさまの一助となれば幸いです。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

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この記事を書いた人
岡 民雄

岡 民雄

理学療法士

2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。