【発症後5年】40代女性・脳梗塞・左片麻痺の改善事例⓶
歩行比較
- 40代
- 女性

ご利用者様情報
- 年代
- 40代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 5年
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 8か月 60回
- リハビリ目標
- 家の中を装具なしで歩く 階段昇降が出来るようになる 近所を散歩できる
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
2019年11月に脳梗塞を発症され、急性期・回復期病院に約6か月間入院されました。
退院後は、病院でのリハビリ、再生医療などを利用されておりました。
装具なしでご自宅内を歩く事や階段の上り下り、ご近所を散歩できる事を目標に当施設をご利用されました。
体験時の状況
中学生・高校生時のスポーツでの受傷により、左臀部から下肢にかけて痺れが強く出ておられました。
また、麻痺側の腰部には筋緊張の亢進がみられました。歩行においては左下肢で支えることが難しく、右側重心となっておられました。
そのために左下肢には強くぶん回し歩行の傾向が出ていました。
リハビリ内容
リハビリではまず、体幹部の協調的な運動が行なえることを目指しました。
座っている状態であっても左腰背部の筋緊張は亢進しており、右坐骨への重心移動を保持する事が難しい状態でした。
そのため、左肩甲骨の安定性を向上させ右坐骨への重心移動を行なえるようにして下部体幹・上部体幹の分離を行なっていきました。
その後立位にて左下肢へ荷重を行なっていきました。
リハビリの結果
RESULTしかし、現在では左下肢に荷重を行なっても足部の内反はかなり軽減してきています。
そのため、ご自宅での自主トレーニングで左下肢へ荷重を行なっていく事も提案させていただいています。
また、歩行が安定しているため杖をT字杖に変更し、装具も変更していく予定です。
岡 民雄