改善事例

CASE

BRANCH
大阪

【発症後7年】70代男性・パーキンソン症候群の改善事例②

歩行比較

70代
男性

ご利用者様情報

年代
70代
性別
男性
疾患名
中枢神経原発悪性リンパ腫
発症からの期間
10年
症状
パーキンソン症候群
ご利用期間・回数
6ヶ月・48回
リハビリ目標
ノルディックポールを持って 屋外歩行を行う

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

10年前に中枢神経原発悪性リンパ腫を発症され、その2年後に再発。
その後、徐々に症状が現れ、老人保健施設に入所後お一人での立ち上がりや歩行を行なう事ができなくなられました。
当施設へはノルディックポールを持って屋外歩行を行なう事が出来る事を目的にご来店されました。

体験時の状況

第三、第四腰椎に可動性の低下があり、端坐位においての体幹部の屈曲が著名でした。
そのため、重心を上方に移動させることが難しく、立ち上がりでは両上肢で引っ張ってしまい、介助無しに立ち上がり事は不可能でした。
歩行においても両足に小刻み歩行が出現し、手引き介助を行なっても2m程度の歩行を行なう事が難しい状態でした。

リハビリ内容

まず初めに腰椎の可動性を促していく事から始めました。
腰椎の可動性が出てくると、背臥位にて骨盤を左右に動かし、両側腹部の長さを出していきました。
両側腹部の長さを確保できた状態で端坐位となり骨盤の前後傾を行ない、腹圧を高めていきました。
歩行への介入では側臥位や立位で右股関節の伸展と同時に大殿筋・ハムストリングスの収縮を求めるような介入を行なっています。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
屋外歩行に著名な改善がみられています。
リハビリ開始時では、手引き歩行にて2m程度の歩行を行なう事も難しい状態でした。
しかし現在では屋外でノルディックポールを使い見守りレベルにて動作を行なう事が出来るようになられました。
また、屋外歩行ではノルディックポールを使わない歩行を行なう事も出来るようになられています。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
介入当初、立ち上がりでは前方からの介助が必要であり、歩行は小刻み歩行で2m程度の移動も中等度の介助が必要でした。
しかし、現在では屋外でノルディックポールを使って歩くという目標を達成されました。
また、屋外でノルディックポールを使わずに歩く事も出来るようになっておられます。
次のクールでは更に動作を安定させ奥様との外出の頻度を増やす事ができればと考えております。
担当者の画像

岡 民雄

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます