【発症後2年11ヶ月】40代・男性・右脳梗塞・左片麻痺の歩行の改善事例②
- 40代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 40代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 右脳梗塞
- 発症からの期間
- 2年11ヶ月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 7ヶ月半・週1回・24回コース
- リハビリ目標
- 旅行に行く、走ることができる
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
約2年11ヶ月前に右脳梗塞を発症されました。
急性期・回復期病院に約9ヶ月間ご入院後、総合リハビリ施設に約9ヶ月間ご入所されたのち、ご自宅に退院されました。
ご自宅退院後は、就労支援事業所に約11ヶ月間通われていました。その後、週5日勤務で職場復帰をされています。
当施設に通われるまでは、長い期間『金属支柱付き短下肢装具』や『SPS(足首を覆うプラスチック装具)』を装着し歩行練習を行われていました。
装具なしでの歩行が可能となったものの、『旅行に行きたい』将来的には『再び走りたい』など、
さらなる機能回復による高い目標達成に向け、知人の紹介で当センターの無料リハビリ体験にお越しいただきました。
現在は、お仕事をされながら休日の週末に週1回のペースで継続的にリハビリをされています。
体験時の状況
屋内外ともに装具なしでの歩行が可能でしたが、屋外は慣れた道以外はT字杖を使用してご家族様の見守りが必要な状態であったため、体験時はご家族様とご一緒にご来店されていました。
また、歩行スピードが遅く横断歩道を渡り切れないことや歩行後に疲れやすいことを気にしておられました。
装具なしでは歩けますが、長期間の装具着用により左脚の筋出力のアンバランスさが見られました。
そのため左脚で体重を支える時に骨盤を過剰に引き上げてしまい、歩行効率が低下し、歩行スピードや歩行耐久性の低下につながっていました。
リハビリ内容
肩甲骨を安定し姿勢を改善することで、歩行に必要な体幹筋が働くように調整していきました。
先ずはうつ伏せや仰向けなどで難易度を簡単にして、麻痺側である左肩甲骨周囲の筋出力の向上を図りました。
そのうえで、
・難易度を上げ、座位・立位で体重を適切に乗せることで体幹筋の促通
・セラピストの補助やタオルなどの道具を使用し、座位での左肩甲骨周囲筋出力の向上練習
・スムーズに足を出すためのステップ動作練習
最後に歩行練習を行いました。
リハビリの結果
RESULT体幹筋出力が向上したことで、左股関節周囲筋やの出力向上に繋がり、左足で体重を支えやすくなりました。
左脚に体重を乗せた時に生じていた、骨盤の引き上げの代償が軽減し、歩きやすさや歩行スピードの改善が見られました。
そのため、現在では当施設まで公共交通機関を使用しお一人でご来店され、リハビリ前後で栄を散策されたり、ご家族様と県外の旅行に出かけられるようになりました。











肩甲骨の位置を修正することで体幹筋出力が向上し、しっかり左足で身体を支えられるようになり、スムーズに足が出るようになりました。
最近は、県内での観光や時には県外への旅行に出かけられたということで、活動範囲が広がっていることは大変嬉しく思います。
歩行パターンの改善には時間が掛かりますが、屋外での更なる歩行スピードの改善、今後は手の機能改善も目指して引き続き一歩ずつリハビリを一緒に頑張りましょう!
市橋 賢