【発症後約3年】60代・MY様・男性・脳出血左麻痺ー腕が曲がらず動きたいー
- 60代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 3年
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 3か月・24回コース
- リハビリ目標
- 上肢機能改善
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
3年ほど前に脳出血を発症し、左片麻痺が残りました。翌年に退院され、以前はデイサービスを利用されていましたが、現在は利用されていませんでした。
退院後、徐々に左手が曲げ伸ばししにくくなり、日常生活でも左手を使うことが難しくなっていました。
「装具をつけずに外出したい」「左手でものを持てるようになりたい」とのご希望があり、歩行の安定性と左上肢の機能改善を目的に、当施設をご利用されることとなりました。
体験時の状況
左上肢は曲がった状態が強く、姿勢を変えても腕を伸ばしにくい状態でした。
歩行時は装具を使用されていましたが、足で地面を蹴り出すことが難しく、身体に力が入りながら歩く様子がみられました。
また、立ち上がりや歩行などの動作を始める際や、身体を動かしているときには、左腕の曲がりがさらに強くなる傾向がありました。
体幹も右側へ傾きやすく、左右のバランスが崩れた状態で歩かれていました。
リハビリ内容
まずは、身体を動かしやすい状態をつくるため、右側へ偏りやすい体幹のバランスを整え、体幹の柔軟性を高める運動から始めました。
体幹の左右差が軽減してきた段階で、左上肢の動きにも着目しました。腕を伸ばす動作を行いながら、神経の滑走性にも着目した運動を取り入れ、左腕の可動性を高めていきました。
その後、足首を上に動かす範囲に制限がみられたため、足関節の動きを広げる運動と、足元を安定させるための筋肉を働かせる練習を行いました。
さらに、股関節や膝関節の動きを引き出し、立ち上がりや歩行の際に下肢をスムーズに使えるよう練習しました。
また、立位で頭や目を動かしながら姿勢を保つ練習も行い、身体のバランスを保ちながら周囲を見ることができるよう取り組みました。
これらの練習を通して、動作中に身体へ過度に力が入る状態を軽減し、より自然で安定した動きにつなげていきました。
リハビリの結果
RESULT歩行では、つま先が床に引っかかることが少なくなり、体幹の左右差も軽減しました。その結果、歩行時の身体の揺れが減り、より安定して歩けるようになってきています。











特に、動作を始める際に左腕が強く曲がってしまうことや、歩行時に身体へ力が入りやすいことに着目し、身体をスムーズに動かせるよう練習を重ねました。
その結果、立ち上がりでは左腕を伸ばした状態を保てる場面が増え、歩行でもつま先の引っかかりや身体の傾きが軽減しています。
今後も、「装具なしで外出したい」「左手でものを持ちたい」というご本人の目標を大切にしながら、歩行の安定性を高めるとともに、左手を日常生活の中で活用できる場面を少しずつ増やしていけるようサポートしていきます。
竹内 良平