【発症後1年3カ月】50代女性・外傷性硬膜下血種・左片麻痺の改善事例
歩行比較動画
- 50代
- 女性
ご利用者様情報
- 年代
- 50代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 外傷性硬膜下血種
- 発症からの期間
- 1年3カ月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 週1回・8回
- リハビリ目標
- 屋内外歩行自立 家事をする
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
約1年3か月前、スノーボード中の転倒がきっかけで発症されました。退院後は訪問リハビリや自立支援施設でのリハビリを続けながら、ご自宅での生活を送ってこられました。
歩行については、短下肢装具と杖を使用し、中等度の介助が必要な状態で、屋内を数メートル歩行できるレベルでした。しかし、「もっと自分の力で歩けるようになりたい」という強い思いから、さらなる改善を目指して当施設へお問い合わせいただきました。
体験時の状況
車椅子で来訪された際、歩行には短下肢装具と杖が必要で、中等度の介助が欠かせない状態でした。また、左側の空間を認識しにくいため、本人は真っすぐ歩いているつもりでも、実際には少しずつ右側へずれていく歩行パターンが見られました。
歩くときの姿勢も安定せず、身体が前のめりになり、右側へ大きく傾いた状態で、右足を大きく振り回すようにして前へ出す歩き方になっていました。さらに、麻痺側の肩には亜脱臼があり、肩を守るためのアームスリングを常に装着されていました。
リハビリ内容
全身のこわばりをゆるめ、特にふくらはぎの裏側や足裏の筋肉が硬くなっていたため、まずは筋肉がしっかり働ける状態づくりから始めました。そのうえで、体幹・左のお尻・太ももの筋力を高め、骨盤まわりの動きがスムーズに出せるようにトレーニングを進めました。
上半身では、アクリルコーンを使いながら左側へ手を伸ばす(リーチする)動作を練習し、肩がすくんだり引き込まれたりしないよう調整。積み上げ動作を通して、麻痺側の脇の下や横腹の筋肉が自然に働くように促しました。
立位では、左足でしっかり体重を支えられるように、体幹のひねりや右足のつま先上げなどを実施。さらに、麻痺側から非麻痺側へ体重を移す際に体が右へ傾きやすかったため、重心移動の練習や足裏のどこに体重が乗っているかを感じる練習も行いました。
リハビリの結果
RESULTこれまで屋内外の歩行では装具が欠かせませんでしたが、現在は装具を外し、杖と簡易サポーターのみで歩けるまでに回復されています。屋内では見守りのみ、屋外でも軽い介助で歩行が可能となり、日常生活の自由度が大きく広がりました。
さらに、歩行中に右へずれてしまうことも減り、目的地までまっすぐスムーズに歩けるようになったことは大きな変化です。











これからは、さらに左足で体を支える力を高めるためのトレーニングを継続し、「より楽に、より安全に歩ける状態」を目指していきます。歩行の質が上がることで、日常生活の自立度も大きく向上していきます。
前川 裕樹