【発症後6ヶ月】70代男性・A様・脳梗塞・右片麻痺の改善事例
杖歩行(比較)
- 70代
- 男性

ご利用者様情報
- 年代
- 70代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 6ヶ月
- 症状
- 右片麻痺
- ご利用期間・回数
- 4ヶ月・32回
- リハビリ目標
- 一人で歩けるようになる
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
A様は脳梗塞を発症され、右半身に麻痺が残りました。回復期病院で約1か月のリハビリを受けられたものの、入院期間が短く「リハビリが足りない」と感じられたそうです。
他の病院で集中的にリハビリを受けることも検討されましたが、条件が合わず、「在宅でもっと積極的なリハビリを受けられる方法はないか」と探していた中で、当センターにお越しくださいました。
「奥さんとまた一緒に出かけたい。自分の足で歩けるようになりたい。」
——そんな願いを胸に、リハビリが始まりました。
体験時の状況
・歩行時に左右のバランスが崩れ、特に右足(麻痺側)のつま先が上がらず引っかかってしまう状態
・歩くたびに体幹が大きく揺れ、不安定な歩行パターン
・立ち姿勢も傾きが強く、右肩が下がっていた
リハビリ内容
A様は週2回、計32回のリハビリに通ってい頂いています。
取り組んだ主なリハビリ内容は以下の通りです:
【下肢】ロボット訓練、電気刺激、装具療法、徒手療法を組み合わせ、麻痺側の運動機能を回復
【上肢】肩や指先の運動を促す電気刺激療法、自主トレ指導
【動作訓練】立ち上がりや歩行など、日常生活に直結する反復練習を中心に
【促通トレーニング】麻痺した足を“自ら動かす感覚”を養うための刺激練習
ご本人の強い意志と積極性が、リハビリの質をさらに高めています。
リハビリの結果
RESULT| 歩行中に右足が引っかかる →足の振り出しがスムーズに。歩行スピードもアップ |
| 体の傾きが大きく、右肩が下がっていた → 姿勢がまっすぐに近づき、立ち姿にも安定感が出てきた |
| 外出は車椅子が必要だった → 屋外での杖歩行を獲得。バスにも乗れるように! |
並行して、麻痺した足を動かすための促通練習をロボット・徒手を用いて行いました。手については電気刺激療法を併用し肩や指先の動きの練習を行いました。
現在は麻痺側遊脚時の尖足が減ったことで足の振り出しが改善し歩行速度も改善しました。今後は更なる効率的な歩行の獲得と上肢機能の継続的な回復を目標にリハビリを進めていきます!
■ 最後に
「また奥さんと手をつないで外出できるように」
そんな希望が、少しずつ現実に近づいています。
中田 裕