改善事例

CASE

BRANCH
横浜

【発症後2年7ヶ月】60代男性・脳出血・右片麻痺の改善事例

歩行(比較)

60代
男性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
男性
疾患名
脳出血
発症からの期間
2年7ヶ月
症状
右片麻痺
ご利用期間・回数
8ヶ月・53回
リハビリ目標
装具なしで歩けるようになる、 右手で物を押さえられるようになる

動画

MOVIE
  • 座位での体幹機能練習

  • 側臥位での殿筋促通

  • 立位での課題志向型練習

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

発症後急性期や回復期病院でリハビリをされてきました。退院後も外来リハビリ受け、その後通所リハビリでの継続的なリハビリをされておられました。しかしながら介護保険でのリハビリでは頻度の低下や時間が短縮していることから、積極的な改善に取り組みたいという希望でご来店して頂きました。

体験時の状況

歩行動作は体幹を前後に大きく動かしながら足を外側に振り出す歩容であり、努力的な歩き方をされていました。

リハビリ内容

週2回(1回は上肢中心、もう1回は下肢歩行中心)、53回のリハビリに通ってい頂いています。
取り組んだ主なリハビリ内容は以下の通りです:

【随意運動促通練習】HALを使用して右足首の動きをより高めていく練習を行いました。

【バランス練習】左手で支持をしながらの片脚立位や継ぎ足位での立位、足踏み動作などを行いました。

【課題志向型練習】体幹の前後への傾きを軽減するため歩行動作の中での課題となる動きを焦点化し動きの修正を反復して練習しました。

【歩行練習】ゲートソリューションデザインを用いた装具療法を行い、反張膝の制動を学習したり、右足振り出し時の膝の動きを学習しました。

上記に加え自宅での自主トレーニングも実施頂き、相乗効果での回復につながっています。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
| Before                | After
| 歩行時に右膝に反張膝が生じていた   →反張膝がほぼなくなり体重移動がスムーズに |
| 体幹の前後への動きが大きかった    → 体幹の前後の動きが減少し重心位置が高くなった |
| 分回し歩行になっていた        → 右膝の動きが改善し分回しが軽減した |
  • リハビリ結果の画像

担当スタッフからのコメント

COMMENT
右上下肢の麻痺を代償するように体幹の動きが大きく非効率的な歩き方をされていました。麻痺そのものに対する機能回復を促しながら、動作の中での課題部分に集中的にアプローチすることで徐々に姿勢や歩容に変化が見られ始めました。足首や足部の機能性が高まってきたため当初使用していたプラスチックAFOから既製品のSPS-AFOに変更し、より足首の機能を活かせるようになりました。
現在は改善した機能を維持・改善するため自主トレーニングの定着化を図る取り組みを行っています。
担当者の画像

中田 裕

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます