【発症後1年3ヶ月】70代・男性・HN様・硬膜動静脈瘻の術後の改善事例
- 70代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 70代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 硬膜動静脈瘻の術後
- 発症からの期間
- 約1年3ヶ月
- 症状
- 左半身の筋出力低下、感覚低下
- ご利用期間・回数
- 約2ヶ月・週1回・16回コース
- リハビリ目標
- 歩けるようになる、トイレの介助量が減る
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
約1年3ヶ月前に硬膜動静脈瘻を発症されました。
急性期・回復期病院へ転院し、約3ヶ月間リハビリを行いましたが、低血圧が続き、ほとんど寝たきりの状態でした。
その後ご自宅へ退院し、現在は訪問リハビリを継続されています。
車いすで過ごす時間は徐々に増えてきましたが、さらなる改善を目指して当センターの無料体験にお越しいただきました。
現在は訪問リハビリと併用しながら、当施設で週1回の継続的なリハビリに取り組まれています。
体験時の状況
体験時は、車いすでご来店されました。
左股関節・膝関節の筋力は低下しており、「右足に比べて左足が重たい」との訴えがありました。
車いす座位では足裏は床についているものの、足裏に体重が乗っている感覚が分からない状態でした。
立ち上がりは、お尻を引き上げる介助が必要でした。
立位保持が難しく立ち上がってもすぐに座ってしまう状況でした。
そのため車いすからベッドへの移乗は、アームサポート(肘掛け)を上げ、お尻でいざることで実施していました。
歩行は固定型歩行器や歩行車歩行は介助量が多く難しい状態でした。
リハビリ内容
歩行に向けて活動量を増やすため、まずは座位姿勢の改善を目的に体幹機能の改善から開始しました。
腹筋が働きにくく、背中の筋肉が過剰に使われていたため、ベッド上の仰向けや横向きの姿勢で体幹筋の促通を行いました。
左下肢の筋力向上を目的に、HALⓇ(リハビリロボット)を装着し、脚の曲げ伸ばし練習を実施しました。
その後、起立訓練や立位での荷重練習を行い、左足で体を支える感覚を意識していただきながら、歩行車での歩行練習へとつなげました。
さらに、座位姿勢の改善を図るため、日常生活で座っている時間の長い車いすの調整を行いました。
リハビリの結果
RESULT立ち上がりは、支持物を使用しながら、ご自身で行える場面が見られるようになっています。
車いすからベッドへの移乗は、上半身を起こすための軽い支えがあれば、足の踏み替えが可能となってきました。
また、「左足と右足の差を感じにくくなってきた」とのお話もあり、固定型歩行器での歩行は見守りで可能、歩行車での歩行は介助下にて連続10m実施できるまでに向上しています。











腹筋の促通やHALⓇを用いた下肢練習、起立・荷重訓練を重ねることで、少しずつ身体の使い方に変化が見られています。
現在は、車いす座位で足裏の接地感覚が分かるようになり、固定型歩行器での立ち上がりや見守りでの歩行が可能となりました。移乗動作でも足の踏み替えがみられるなど、実用的な動作へとつながっています。
奥様やご利用されてる介護保険サービスのスタッフの方々と協力しながら、ご本人様の「歩けるようになる」「トイレの介助量を減らす」という目標に向けて最大限サポートさせていただきます。
市橋 賢