改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後1年3ヵ月】50代男性・脳梗塞・右片麻痺の改善事例

リーチ(正面)

50代
男性

ご利用者様情報

年代
50代
性別
男性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
1年3ヵ月
症状
右片麻痺・痙縮
ご利用期間・回数
5ヵ月
リハビリ目標
右手物を掴む・ご飯を食べる

動画

MOVIE
  • リーチ(側面)

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

脳梗塞を発症し、急性期病院にて保存加療されました。その後、回復期に移り約4ヵ月間毎日3時間のリハビリを実施され、屋内は杖と装具にて歩行が可能になりました。退院後は外来リハビリを継続されましたが、リハビリ頻度が減ったため、通所リハビリとの併用しながら当施設をご利用頂きました。

体験時の状況

上肢は非常に緊張が高く、動作時に指や肘が曲がってしまうため、手を伸ばして物を掴むことが困難でした。日常生活では麻痺側を使える場面は少ない状態でした。体幹の崩れも認め、座っている状態から麻痺側へ崩れ、動作時には崩れが強くなっていました。

リハビリ内容

上肢の筋を直接的に緩めたり長さを出す練習を実施し、動きやすい状態になるように準備をしました。同時に体幹・肩甲骨の安定性低下が問題の一つであったため、体幹・肩甲骨周りを安定させる練習も実施しました。その上で、使えていない上肢の筋肉をHAL・電気療法・徒手での誘導にて促通(動かす練習)を行いました。感覚が保たれていたため、物品の素材を変えたりご本人の感覚を共有して頂きながら進めました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
初期は腕が上手く上がらず、物を取ろうとすると指が曲がったり震えて定まらない状態でした。
リハビリを実施し、現在は小さい物も摘まめるようになってきました。肘が伸びたり指が開くことで大きな物や遠くの物も持てるようになってきました。
様々な物品で実施し、日常生活での使用頻度も増えてきています。ドアの開閉や歯磨き粉のキャップなど、自宅でも麻痺側の手で行うようチャレンジして頂いております。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
痙性が非常に強く、手が開きにくい状態でした。手を緩めつつ、肩甲骨・体幹などが安定するようにリハビリを進めました。電気やロボットの反応も非常に良好なため、ロボットと徒手でのリハビリを併用して行いました。肩甲骨・体幹が安定し、肘の出力が上がるにつれ、手指の動きも良くなってきて、摘まみ動作もできるようになってきました。感覚が非常に良く、ご本人の内観(動かしている感覚)なども活かしつつリハビリを行いました。
ご本人様は非常に意欲的で・ご家族も非常に協力的であり、ご自宅でも積極的に自主練習に励んで頂いております。
右手で食事ができるように、一緒に頑張っていきます!
担当者の画像

大野 真之介

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