改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後2年】50代男性・MY様・パーキンソン病・手の震えに対するアプローチ

パーキンソン病 震えに対するアプローチ

50代
男性

ご利用者様情報

年代
50代
性別
男性
疾患名
パーキンソン病
発症からの期間
2年
症状
左手の震え、巧緻性低下
ご利用期間・回数
2か月/週1回/8回コース
リハビリ目標
パソコンのキーボードが打てるようになりたい
日常生活の中で左手を使いやすくしたい

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

2年前より左手の震えが出現し始め、3か月前にパーキンソン病と診断されました。入院加療やリハビリは実施していませんでした。左手の震えや筋力の低下が気になり、電気針治療やマッサージへ通っていましたが、効果を感じることは少ない状態でした。当施設のホームページをご覧になり、手の震えに対して更なる回復を求めて、ご来店されました。

体験時の状況

歩行は独歩で自立されていました。
パーキンソン病の症状は左手のみに出現しており、震えと握力の低下、それらに伴う細かい作業のやりにくさを感じておられました。震えは手を動かす際に、指に顕著に出現している状態でした。また、手首を動かす際には、常に力が入っているような固さがあり、小さな範囲で動かすことしかできませんでした。
お椀が持てない、ボタンが止めれない、パソコンのキーボード操作ができないなど、日常生活上でお困りな点も多々教えていただきました。

リハビリ内容

【 評価 】
左手の震えが「いつ」「どこの筋肉に」「どのような場面で」生じるのかを確認しました。

〇 いつ → 手を動かしている時に
〇 どこの筋肉に → 指や手首の筋肉に
〇 どのような場面で → 指をバラバラに使う細かな作業場面で

震えが生じていることが分かりました。

【 治療 】
指や手首の筋肉の筋緊張のアンバランスさで震えが生じていると考え、指や手首を動かす筋肉への収縮を促しました。
手首の筋肉はロボット(HAL®)を使用し、少ない力で正しい筋肉の収縮を反復練習できるようにしました。
指の筋肉は指の曲げ伸ばしだけでなく、指を開く・閉じる筋肉への収縮も促しました。最大限大きく動かし、止めることを意識しながら、パーキンソン病で弱まる脳機能へのアプローチも行いました。

【 日常生活への応用 】
日常生活での左手の使用について、困る場面を教えていただきました。
具体的な動作の中でどのような感覚に意識して動かすと良いかをご本人とともに考え、練習を行いました。
手の操作を目で見て確認する傾向にあったため、物品を手で触った感覚を使って物品を操作することへ意識を向けることで、手を動かすことへの過剰な注意を減らし、動作効率の向上が図れるようにしました。
ご本人の思っている以上に左手の使用頻度が少なかったため、鍵の開け閉めやトイレのドアノブ、パソコンのキーボード操作など、左手の使用を意識していただく場面を設定し使っていただくこともおすすめしました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
パーキンソン病の症状に日差はあるため、完全に震えを止めることは困難でした。しかし、震えの大きさは小さくなり、手首の力を抜いて回したり、指をバラバラに動かすことが行えるようになってきました。
震えが少なくなったことで、今まで行うことが難しかった腕まくりやシャツの袖ボタンを左手のみで止める操作なども短時間で行えるようになりました。

自主トレや日常生活上での左手の使用頻度も次第に向上し、握力向上にもつながっていると思います。
  • リハビリ結果の画像

担当スタッフからのコメント

COMMENT
手の震えに対して「いつ」「どこの筋肉に」「どのような場面で」生じるのかを詳細に評価し、問題点を明確にすることから始めました。筋緊張のアンバランスさから生じる震えと考え、ロボットやactivityでの段階的な難易度設定を行いながら、指・手首の筋肉の収縮練習を行いました。

ご本人様もパーキンソン病について様々な勉強をされており、会話の中で議論や情報交換を行うことができ、私自身も非常に楽しい時間を過ごすことができました。ご本人様の症状に対する探求心や様々な課題へのチャレンジ精神も、今回の改善に大きく関わっていると考えます。

目標達成まで少しずつではありますが、全力でサポートさせていただきます!
担当者の画像

棚橋 美帆

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます