【発症後2年4カ月】40代男性・YO様・左脳出血の改善事例②
- 40代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 40代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 左脳出血
- 発症からの期間
- 2年4か月
- 症状
- 右片麻痺 失語症
- ご利用期間・回数
- 3か月 24回
- リハビリ目標
- 右手を動かせるようになりたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
昨年、ご本人は自立支援施設でのリハビリと並行して、「仕事に復帰したい」という新たな目標に向けて、当施設でのリハビリもスタートされました。
その後、自立支援施設を卒業されてからも、さらなる機能回復を目指して、引き続き当施設をご利用いただいています。
体験時の状況
験にお越しいただいた当初は、4点杖と靴型の装具を使って、短い距離を歩くことができる状態でした。装具を外しても、4点杖を使えば5メートルほどは歩けましたが、その後には強い疲れが出てしまっていました。
体の右側には麻痺の影響が残っており、特に体のバランスをとる体幹には強い緊張があり、体がねじれるような動きが見られました。筋肉もかたく、スムーズな動きが難しい状態でした。
右腕については、肩の関節が亜脱臼しており、肩や肘、手首、指を自分の意思で動かすのが難しい状況。指先は自然と握り込んでしまうこともありました。
リハビリを再開されたときには、装具なしでも歩けるようになっていましたが、足を大きく広げて歩くため、バランスが不安定で、まだ「楽に歩ける」とは言えない状態でした。
リハビリ内容
まずは全身の緊張を整えることから始め、体幹(お腹や背中まわり)へのアプローチを中心に進めました。
足の裏から股関節までのつながりを感じられるように働きかけ、
上下肢(腕や脚)の筋肉のバランスや姿勢(アライメント)も丁寧に整えていきました。
手指の運動では、握る動作によって全身に力が入りやすかったため、
軽く握る感覚を身につけたり、指を1本ずつ分けて動かす練習を行いました。
肘の曲げ伸ばしや肩の上げ下げについては、アクリルコーンやペグなどの道具を使いながら、
指先から肘、肩、体幹へと動きが自然につながるように練習を重ねました。
リハビリの結果
RESULT手指の握りこみが軽減され、指を「握る・伸ばす」動きがスムーズに行えるようになってきています。
肘を曲げる動作も、余計な力が入らず自然にできるようになり、伸ばす動きも少しずつ可能になってきました。
肩の上げ下げでは、まだ背中の筋肉を使う場面もありますが、肩やその周囲の筋肉もきちんと働くようになってきています。
また、装具を支柱付きのものから「オルトップ」へ変更したことで、屋外での歩行がより楽に行えるようになりました。











しかし、さまざまな感覚を体験していく中で、少しずつ力が抜け、自然な動きが増えてきました。
感覚障害の影響で、「どう動かせばよいか」「今どう動いているのか」といった感覚をつかむことが難しい状況でしたが、
YO様ご自身のあきらめずに取り組む姿勢が、徐々に感覚の回復へとつながり、
感覚障害も“感覚がない状態”から“鈍さはあるが感じられる状態”へと改善が見られました。
これからも、YO様の目標に向かって、しっかりとサポートさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
前川 裕樹