改善事例

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大阪

【発症後7年】60代女性・脳出血・左片麻痺の改善事例

【発症後7年】60代女性・脳出血・左片麻痺の改善事例

60代
女性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
女性
疾患名
脳出血
発症からの期間
7年
症状
左片麻痺
ご利用期間・回数
2ケ月・24回
リハビリ目標
エレベーターの手すりを持つ

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

7年前に発症され、急性期・回復期病院に約6か月間入院されました。その後退院し、他社が運営する自費リハビリセンターや再生医療等を経験されるも、改善せず。手の回復を目標に当施設をご利用されました。

体験時の状況

左肩関節に可動域制限はなく、セラピストが他動的に動かすと可動域いっぱいまで動かすことができました。しかしながら、ご自身の力で手を上げていただくと、胸の高さまでが精一杯の状態でした。また、指は一度握ると、開くことが難しい状態でした。

リハビリ内容

まずは全身の筋肉の硬さを整えたうえで、HALを使用して左前腕をねじったり、左手首を動かす動作訓練をしました。その後、お手玉を使って左手でしっかりと握る訓練や升を高い所に積んでいき、左手を上げることが出来る能力の獲得を目指しました。また、左肩回りの筋肉を鍛えるためにペットボトルを握って保持を行なう訓練も実施しました。

リハビリの結果

RESULT
リハビリ実施後、左手を上げる運動はとても向上しました。介入当初では胸の高さまでも手を上げることが難しかったのですが、現在では肩の高さより上に手を上げることが出来ようになっておられます。また、週に一回通われている施設では握力は0㎏だと言われたそうですが、お手玉を5個掴んでいることが出来ておられます。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
介入当初、左手に可動域制限はみられず、感覚障害も軽度でした。しかし、肩周囲の筋肉には力が入りにくい状態で指もほとんど動かない状態でした。そのため、筋肉の硬さの調整よりはむしろ、肩回りの筋肉をどんどん使っていくようなプログラムを考えました。HAL、新聞紙ちぎり、升積みなどで肩回りの筋肉を活性化し、お手玉を使ってしっかりと握る事が出来るようになる事で手が開いてくる事を期待しました。また、ご本人様にはご自宅での自主トレも提案させていただきました。現在、週に3回のご利用で2カ月間(24回コース)が経過しようとしていますが、最終目標のエスカレーターの手すりが持てるようになるための段階に近づいてこられています。
担当者の画像

岡 民雄