【発症後8ヶ月】60代男性・小脳出血、水頭症の術後・バランス機能の改善事例
360°方向転換
- 60代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 小脳出血、水頭症の術後
- 発症からの期間
- 8ヶ月
- 症状
- 左上下肢失調
- ご利用期間・回数
- 1ヶ月・週2回・16回コース
- リハビリ目標
- 復職する
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
約8ヶ月前に小脳出血、水頭症を発症され、急性期・回復期病院に約6ヶ月間ご入院されていました。
その後はご自宅に退院され、介護保険サービスでの通所リハビリや訪問リハビリを利用し、懸命にリハビリを継続されてきました。
「12月から仕事復帰がしたい」そんな前向きな想いから、ホームページからお問い合わせ頂き、当センターの無料リハビリ体験にお越しいただきました。
現在は、介護保険サービスの訪問リハビリや通所リハビリと併用しながら、週2回のペースで継続的にリハビリをされています。
体験時の状況
屋内歩行は伝い歩きで自立されていました。屋外歩行はT字杖使用しご家族様の見守りの下、行っていました。
左手腕は運動失調により、使用する頻度が減っており、左肩甲骨周囲の筋力が低下している状態でした。そのため姿勢が崩れ腹部の筋肉が働きづらく、背部の筋肉が過剰に働いていました。
更に左足の運動失調により体重が乗りづらく、右足後方に重心が偏っているため、重心移動が必要な方向転換や段差昇降でふらつく場面が時折見られました。
リハビリ内容
左肩甲骨周囲と体幹の筋力向上を図るため、寝返り練習や四つ這い練習を実施しました。
その後、座位や立位にて重心移動の練習を行いながら、腹部の筋力を高めていきました。
左足に体重を乗せる感覚を掴むため、歩行練習やバランス練習、段差昇降練習を実施していきました。
復職に向けての体力の向上を図るためにご自宅での家事動作(掃除機での掃除動作や洗濯干し動作)の練習も並行して行いました。
リハビリの結果
RESULTご自宅でも掃除機での掃除や洗濯干し動作などの家事動作を安定して行えるようになりました。












「歩くのがしっかりしてきた」と他リハビリ施設で声を掛けていただくとのことで、とても嬉しく思います。
ご自宅でも意欲的に家事動作を行い動く量を増やしていただき、自主トレーニングにも積極的に取り組んでくださいました。その成果が今に繋がっています。
今後も職場復帰に向けて、T字杖を使用しての屋外歩行や公共交通機関の利用をおひとりで行えるように、リハビリを一緒に頑張りましょう!!
今後ともよろしくお願いいたします。
市橋 賢