【発症後約4か月】70代後半男性・KN様・脳出血・左片麻痺の改善事例
- 70代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 70代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳出血
- 発症からの期間
- 4か月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 週2回
- リハビリ目標
- 左手を思い通りに動かしたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
脳出血発症後、運動麻痺が軽度だったため入院はなく、ご家族に手助けしてもらいながら生活していました。発症から2か月後に左手足の運動麻痺が強まり、着替えなどの生活動作が行いにくくなり、生活がますます不自由になっていました。
「左手を使って食事をとりたい」「両手で髪や体を洗いたい」「外出など、生活範囲を広げたい」という思いから、リハビリ施設を探して当施設を知りました。
体験を受けられた結果、ご利用いただくことになりました。
体験時の状況
「右手しか使えないから、食事の時に前かがみになってしまう」など、生活場面でのお悩みが多くありました。
左腕の運動麻痺は軽度で、肩関節・肘関節・手関節・手指には一定の動きがありました。
しかし、実際に左腕を動かすときは左腕全体が揺れていると感じており、スムーズに関節を動かせることができず、左腕全体が一緒になって動いてしまう状況でした。「病前と比べ20%程度しか左手を動かせない」と感じており、どのように左腕が動いているか、動かしているかなど、混乱してしまう場面もありました。
リハビリ内容
思い通りに手を動かすために、肩・肘・前腕・手首・手指の関節の分離した動きが必要です。
当初は、肩を動かす時に肘が同時に曲がってしまう、肘や手首を動かす時には肩も同時に動いていました。そのため、ご本人と一緒に各関節の「どこが動くのか」「どう動くのか」「どう動かすのか」を確かめながら、分離した動きを引き出すようにリハビリを行いました。
腕全体の揺れに対しては、肩周囲の安定性の改善を図りました。腕を動かす時には、腕の付け根となる肩周りの筋肉を使います。肩関節・肩甲骨の動きを感じていただいた後に四つ這いの姿勢をとり、腕で体を支えるようにして肩関節・肩甲骨周りの筋肉の働きを促通しました。
リハビリの結果
RESULT「そういえば、いつの間にか左手で食器を持って食べている!」とご本人、ご家族が一緒になって驚かれていました。
自然に左手を生活場面で使うようになったため、気づいていなかったご様子でした。
これは脳の運動学習が定着した証拠です。
左腕はスムーズに動くようになり、腕全体が揺れている感覚もなくなりました。
現在は料理の際に「しいたけ」などの野菜を抑えることもできるようになっていて、「左腕の感じも80%まで戻ってきている」と笑顔が増えています。












「思い通りの動きに近づいている」とご本人からご家族とも実感が得られており、職員一同、大変うれしく思っております。
「外出など、生活範囲を広げる」という目標達成に向けて、今後も職員一丸となって精一杯サポートさせていただきます。
吉澤 栄範