【発症後7年】80代女性・森崎様・脳梗塞・右片麻痺の改善事例
リハビリ効果 歩行
- 80代
- 女性
ご利用者様情報
- 年代
- 80代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳梗塞(左橋梗塞)
- 発症からの期間
- 7年
- 症状
- 右片麻痺
- ご利用期間・回数
- 1カ月/8回
- リハビリ目標
- 転倒の不安がなく、かっこ良く歩ける様になりたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
7年前に脳梗塞を発症され入院されておりましたが、麻痺が軽度なため早期に退院されました。
退院後は自立で生活されており、公共交通機関で趣味の活動やスポーツクラブに通われていました。
しかし、体験利用1か月前から右足の動かしづらさを感じるようになりました。
具体的には脳梗塞の後遺症による右足の引きずりや、膝折れすることが多くなり転倒への不安を感じるようになりました。
また、靴を履くときにも右足に力が入らず、座って足を手で持ち上げなければならないなど、歩行以外のことでも問題が出てきました。
結果、街中など人が多い場所や遠くに出かけることが不安になり、行動範囲が限られるようになりました。
体験時の状況
右足首の硬さと反り返りの筋肉を上手く使えない状態でしたが、ロボットHAL使用で足首を動かす感覚を取り戻すことが出来ました。
歩行動作も一見すると安定して見えましたが、AI解析の結果、実際は右に体が傾き左右にふらつく様子が明らかになり、問題がないと
思われた左下肢も片足でのバランスがとりづらいことが判明しました。
生活の中で「人が前から来た際にとっさに体が動かないので怖い。人が多いところには行かないようにしている。」といった訴えに対して
分析結果をもとに原因を詳しく解説いたしました。
体験の時点で自分の体の使い方のクセが判明したことと足首の反り返りの感覚を掴むことができ、その場で“歩行動作の改善”が見られました。
リハビリ内容
リハビリ体験時の課題をもとに週2回のリハビリを開始しました。
初めに今まで使う頻度が少なかった右下肢の可動域を出すために足関節のストレッチから開始しました。
右下肢をかばうため頼っていた左下肢の筋肉も固くなっており、同様にストレッチで徐々に姿勢が整ってきました。
ストレッチのみでなくロボットを使用したリハビリやAI分析をもとにした動作練習を行い動作改善に努めました。
また、LINEで自宅での様子もやり取りしながら自主練習の指導も合わせて行いました。
リハビリの結果
RESULTまた、右足が動くようになったことで立ったまま靴を履くことが可能になり、床からもスムーズに立てるようになりました。
歩行や生活への不安がなくなったため再びスポーツクラブに通ったり趣味活動を行うため積極的にでかけることが多くなりました。
森崎様が自分の体の状態を理解し真摯にリハビリに取り組んだ結果、毎回結果に反映され、歩行やその他の生活への不安が解消されていきました。
自宅でも熱心に自主練習を続けたことも成果につながった要因だと思います。
今後も自信をもっていろいろな活動に参加され、楽しく生活が送れることを願っております。
細葉 隆