改善事例

CASE

BRANCH
名古屋栄
CATEGORY
麻痺

【発症後1年9ヶ月】80歳代・女性・脳梗塞の改善事例

【歩行の改善】

80代
女性

ご利用者様情報

年代
80代
性別
女性
疾患名
脳梗塞(右麻痺)
発症からの期間
約1年9ヶ月
症状
右片麻痺
ご利用期間・回数
9ヶ月・週1回程度・24回コース
リハビリ目標
娘様と一緒に散歩ができる

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

約1年9ヶ月前に脳梗塞を発症され、リハビリ病院を退院後は、在宅型有料老人ホームに入所されました。
施設内では、車いす生活であったため徐々に歩行が困難となりました。
再び歩けるようになり、娘様と散歩が出来るようになりたいと強い思いから定期的に当施設をご利用されています。

体験時の状況

体験時は、右足(麻痺側)に体重を乗せることが困難であり、立つことから介助を必要とされていました。
歩きに関しては、理学療法士が支えながら4点杖と金属支柱付き短下肢装具を使用して3m程歩く事は可能でしたが、
恐怖心や疲労感が強く姿勢も常に腰を曲げてしまっている状態でした。
また、元々あった右膝の変形性膝関節症の影響より膝周囲の弱さがあり装具を外した状態では
右足で体重を支えることは困難であり歩くと右膝から姿勢が崩れてしまう状態でした。

リハビリ内容

全身の硬さを整えることよりはじめ、動きの軸となる体幹への介入から行いました。
長期間の車いす生活の影響もあり特にお尻周りの筋力低下も見られていたためお尻周りの筋力強化も並行し行いました。
右足への荷重訓練は、右足へ体重を乗せること事への恐怖心が強かったため、恐怖心軽減を図るため運動する環境作りや声掛けにも配慮をしてリハビリを行ってまいりました。
お体の改善状況に合わせて、最近の歩行練習ではSPS(プラスチックの簡易型装具)や装具なしの歩く練習に加え・実際に娘様と歩く練習を行い、ご本人様だけではなく娘様の歩行介助の仕方のご指導も実施しました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
体験時では立つことから恐怖心があり、なかなか右足(麻痺側)に体重を乗せることができませんでした。
当施設ご利用途中に入所されている施設の関係で長期間のおやすみもありましたが、
復帰後も継続したリハビリを行うことによりご利用約9ヶ月時点で、左手の支えがなくても右足に体重をのせご自身で立つことが可能となってきたため、トイレ動作も全介助が必要でしたが、8割程度ご自身でトイレ動作が可能となりました。
また、歩く時には金属支柱付き短下肢装具が必須でしたが現在ではSPSでも歩行が可能となり理学療法士のサポートした状態では膝から崩れることもなく杖なし・装具なしでも歩行が可能となってきました。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
動きの軸となる体幹機能の向上やお尻周り金属支柱付き短下肢装具からSPSに変更しても歩行が可能となったことにより『歩く時に足が軽い』『楽に歩けられる』などのお言葉を頂いております。
歩行能力が改善されたのも、ご本人・ご家族の強いお気持ちがあったからこその結果と思っております。
引き続き目標達成に向けて精一杯サポートをさせていただきます!
担当者の画像

水谷 滉希

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます