【出生時発症】20代・女性・脳性麻痺の改善事例
リハビリの経過
- 20代
- 女性

ご利用者様情報
- 年代
- 20代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳性麻痺
- 発症からの期間
- 出生時
- 症状
- 四肢体幹機能障害
- ご利用期間・回数
- 1ヵ月・10回
- リハビリ目標
- 歩行の改善(転倒をなくしたい) 右大腿部痛の緩和
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
生まれつきの脳性麻痺で四肢の麻痺や体幹の機能低下がありました。
高校生まではリハビリをされていましたが、それ以降は実施していませんでした。
独歩にて屋外歩行も自立されていましたが、最近になり右大腿部の痛みや、転倒が増えてきたことにより、動くことに不安を感じていました。
「痛みや転倒をなくしたい」
という想いから、当施設でのリハビリを開始しました。
体験時の状況
・体幹の力が弱く足へ大きな負担がかかっていた(特に右足)。
・足の麻痺が強く、筋の張りも高緊張で随意運動のみならず、柔軟性も低下。
・主に上記2点の影響で、立位・歩行共にバランスが保ちにくい状態。
特に歩行時は体を左右に大きく揺らしながらバランスをとっている。
・今まで歩行補助具を使用した経験は、ほぼ無い状態。
リハビリ内容
現在までに週2回、10回のリハビリを実施しています。
主なリハビリ内容は下記の通りです。
・体幹の活動を高めるためのリハビリ
・足首の動きの改善を図るためのHAL
・座位・立位バランスの改善を図るための姿勢の修正
・ロフストランドクラッチでの歩行練習
リハビリの結果
RESULT・右大腿部への負担も減り、疼痛も軽減
・独歩での体の傾きも体験時と比べ改善
・ロフストランドクラッチでの歩行もスムーズに
「太ももの痛みが減った」「リハビリ前よりも足で踏ん張れるようになった」
と、ご本人からの感想もいただいています。
それでも「痛みをなくしたい」「転倒をなくしたい」という目標に向けて真摯にリハビリに取り組んでくださったため、徐々に変化が生じてきています。
今後はロフストランドクラッチで屋外歩行も行い、まずは転倒のない生活を送ることができることを目指していきます。
ご本人とご家族の目標達成に近づけるよう、今後も精一杯、一緒にリハビリを行っていきます!
百瀬 義一