改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後2年】60代・女性・脳幹梗塞の改善事例

杖歩行の比較

60代
女性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
女性
疾患名
脳幹出血性梗塞
発症からの期間
2年
症状
感覚性失調・バランス障害
ご利用期間・回数
7ヶ月
リハビリ目標
歩けるようになる

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

約2年前に脳幹の出血性梗塞を発症され、急性期・回復期病院に入院しリハビリを実施されました。退院後、更なる改善のため当施設へお越し頂き、訪問リハビリと併用してご利用頂いております。

体験時の状況

重度の感覚障害とそれによる感覚性失調、体幹の運動失調によりバランスに著明な障害を認めておりました。麻痺側への荷重は困難で、足を大きく広げた状態で小刻みな歩行となっておりました。それに伴い上肢も異常緊張を認め、日常生活では使用できない状態でした。ご自宅では主に車いすを使用し生活されておりました。

リハビリ内容

感覚障害とそれに伴う感覚性失調、体幹の運動失調があり、まずはこれらを解決し非麻痺側上下肢に頼らない姿勢制御(適切に姿勢の保持すること)を目標にしました。
それに向けて初期は床上動作での練習(寝返り・起き上がり)麻痺側の支持・その上での体幹のコントロールを徹底して行いました。その後、座位 → 膝立ち → 立位と段階的に姿勢のレベルを上げ、足部へ適切な感覚入力を行いながら、歩行練習へと進めました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
床上での動作が円滑となりました。それに伴い立位でも麻痺側へ荷重した状態での保持が可能となりました。歩行速度・歩幅も大幅に改善しました。
5m:62歩 63.61秒 → 33歩 24.53秒

担当スタッフからのコメント

COMMENT
重度の感覚障害・失調はありましたが、運動麻痺が残っていなかったことがポジティブな点でした。床上から丁寧に、麻痺側への荷重とその上での体幹のコントロールを学習することで、バランスだけでなく感覚も改善を認めました。初めは全く分からなかった足も、現在は少し形が分かるようになってきました。痛みや温度の刺激も認識できるようになっています。また、上肢機能の向上とともに、手を使ってできる動作も増えています。現在は立位バランス・反射的なステップ(姿勢を崩しそうになったときの反応)・歩行の安定に向けて取り組んでおります。今後は応用的な歩行や屋外歩行も積極的に実施していく予定です。これからも、目標に向け全力でサポートさせて頂きます!
担当者の画像

大野 真之介

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます