当リハビリセンターのリハビリ
REHABILITATION
一般的なリハビリ
高次脳機能障害のリハビリテーションは、患者様の症状やニーズに基づいて個別に計画されます。以下に一般的なリハビリ方法をいくつか紹介します。
認知リハビリテーション
認知機能の改善を目指すために、様々な認知トレーニングが行われます。例えば、記憶のトレーニングや問題解決の練習、注意力の向上などが含まれます。
作業療法
日常生活で必要な活動に対する適応能力を向上させるために、日常生活動作のトレーニングや補助具の使用、環境の適応などが行われます。
言語療法
言語障害のある患者様に対しては、コミュニケーション能力の向上や言語理解のトレーニングが行われます。具体的な方法としては、言葉の認識や表現の練習、コミュニケーションストラテジーの学習などがあります。
ソーシャルスキルトレーニング
行動制御や社会的なスキルの向上を目指すために、ソーシャルスキルトレーニングが行われることがあります。例えば、コミュニケーションスキルのトレーニングや社会的なルールやマナーの学習などが含まれます。
これらのリハビリテーション方法は、病院や専門家の監督・指導のもとで行われるべきです。また、患者様やその家族の協力とサポートが重要な役割を果たします。
当リハビリセンターのリハビリ
当リハビリセンターは、病院と遜色のないリハビリが提供できるよう、脳卒中に特化した専門知識を持った経験豊富なセラピストと最新の機器を兼ね備えた施設となっております。リハビリの内容としては、運動麻痺の改善を目的とした手のリハビリや、歩行を始めとした基本動作など、お客様のニーズに応えられるようになっております。
主な流れは、以下のとおりです。
- 体験時にカウンセリング、全体の評価及びリハビリ
- 体験後、問題点や課題を把握
- 機能改善・目標達成までのプランを立案
- お客様のニーズに合わせたリハビリを実施
- 再評価・目標の達成度の確認
- 目標達成
また当リハビリセンターは、一般的なリハビリ施設との大きな違いが2つあります。
(1)お客様のニーズを優先
後遺症で、日常生活は送れても「出勤が大変」「家事ができない」「趣味を再開したい」「子育てにまた参加したい」など、退院した後で「もっとリハビリをやっていれば良かった・・・」と思う方が多いかと思います。
同じ脳卒中という病気や後遺症でも、人によって悩みは千差万別です。お客様が持っている「悩み」や「もう一度やりたい事」があれば、是非ご相談ください。私たちは、お客様のニーズ・希望に沿って、リハビリ計画・目標の立案を実施し、寄り添いながらリハビリを行っていきます。
(2)セラピストと最新のテクノロジーの融合
また当リハビリセンターでは、最新のテクノロジーを使用したリハビリにも力を入れております。身体を動かすには、お客様ご自身の意思が必要不可欠となります。セラピストがただ他動的に動かすよりも、「イメージした動作」と「実際の動作がリンク」することによって脳は活発になります。このことを繰り返し、「できた!」と言う感覚を増やし、モチベーションを上げることが脳卒中の後遺症に対するリハビリの基礎となります。
それを実現するテクノロジーとして、当リハビリセンターでは筑波大学が開発したロボットスーツ HAL®(Hybrid Assistive Limb®)や信州大学が開発した歩行支援ロボットcurara®を活用してリハビリを実施していきます。これらのロボットは、実際に脳卒中をはじめとした、脳・神経に関する疾患を患った方に対して、改善が見られた実績のあるリハビリロボットになります。
このようにセラピストの専門的な知識と経験、テクノロジーでお客様の秘めている能力を引き出す事で後遺症の改善を目指していきます。改善した後は、そこから動作に繋げ、生活に繋げ、暮らしに繋げると言う順序で脳卒中に対するリハビリを行います。
最後に
このようにセラピストとリハビリロボットを組み合わせ成功体験を増やしていくのが、当リハビリセンターの特徴となっております。成功体験が増えると「また挑戦してみよう」「どうやって動かそう、こうすると動きやすいくなるのでは?」と考えるきっかけになります。考えることは脳を刺激しますので、新たに神経の回路を構築し機能の改善につながります。適切な難易度を設定していき、段階を踏みながら目標を達成していけるリハビリを行います。
些細な事でも大丈夫です。高次脳機能障害の後遺症で困っている事がありましたら、是非ご相談ください。私たちはいつでもお待ちしております。