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回復に手遅れはない? 麻痺している機能を回復するためのコツ

皆さん、こんにちは!
脳神経リハビリセンター名古屋、理学療法士の熊谷です。
今回は、脳梗塞や脳神経疾患の後遺症に関する「回復」について解説します。

動作が改善した!また出来るようになった!動けることが出来た!など、今までできなかった事という出来事は、気持ちが良いものです。今まで出来なかった事が出来るようになる、実生活に活かせることは、理想的な「回復」と言われています。
例えば、体が動きにくくても、無理やり動かして、家事や仕事を行っている事を想像してみてください。たしかに、行動や動作を行えていますが、これだと疲れますし、長続きできないですよね。
 
脳梗塞・脳出血の直後は体が脱力します。そこから6カ月の期間で失われた神経が、回復しようと急激に修復活動を行います。しかし、6カ月の期間を過ぎれば、回復が停滞する時期に突入します。これを「プラトー」と言います。このプラトーという期間はあくまでも「何もしていない」場合の事を想定しています。
つまり、神経の修復活動が止まっても、適切な動作練習、反復練習、生活での応用、達成感を行う事で6カ月以降でも、「真の回復」が可能です。

【「真の回復」を目指して】
では「真の回復」とはどういう事でしょうか?ズバリ、発症する前と同じ努力量で動作を行う事です。そのためには、適切な動作練習、反復練習、生活での応用、達成感が必要不可欠となります。
では、具体例として脳梗塞による麻痺によって、感覚障害と筋肉の強張りがあり、「パソコンのマウスが操作しにくい」という悩みを持っている人を想定した説明をします。

初めは
① マウスを持つときに力加減が分からない
② 無理やり持つ
③ 力を入れすぎて細かい操作が出来ないと言う事になります。

このような人に対しては、
① 物の重さ、触り心地、非麻痺側と比較する動作を繰り返す。
② 慣れてきたら、実際にマウスを掴み、掴んだ感触と手・指の形を確認する。
③ ①と②で覚えたことを反復する。
④ 成功した場合、さらに意識することを減らして挑戦する。
⑤ 失敗した場合、①~③を繰り返す。

脳血管疾患の後遺症では「使い方を忘れた」と言う表現がよく言われています。忘れているのであれば、反復練習して最終的に体で覚える状況を作ることが大切です。
例えば、自転車に初めて乗る時も同じ状況ですね。逆を言えば、闇雲に無理やり動作を行えば、その方法でしか動作が出来なくなります。さらに、何もやらない場合はもっと忘れることになります。
あくまでも、脳の後遺症が原因で動きにくいという症状が出ていますが、筋肉や関節そのものは変形していません。脳の機能を回復するには、繰り返し達成感を感じられるリハビリが特に良いとされています。
脳は使わないと衰えてしまいます。ですが逆に言えば、脳を使えば「回復」もしくは「向上」となり結果的に「改善」へ繋がります。改めて、「どうしたら動くのか?」「どうしたら楽にできるか?」を確認し実行することが大切です。

この記事を書いた人
熊谷 壮騎

熊谷 壮騎

理学療法士

理学療法士の熊谷壮騎と申します。私がリハビリを行う上で大切にしている事は、「聴く力」です。
施術する技術も大切ですが、治療効果を引き出すには、お客様が「何を」求めているのか、「どうなりたいのか」を聴く事が大切だと思っています。
脳梗塞・脳出血の患者様と共にリハビリをしましたが、同じ疾患・同じ怪我でも悩みは千差万別です。
是非、お客様の真の悩みやHOPE(希望)を話してみてください。お客様に合ったリハビリを共に考え、達成に向けて全力でサポートします。

【名古屋市で脳梗塞・脳出血の後遺症改善を目指す脳神経リハビリセンター名古屋】