お知らせ

NEWS

大阪

脳卒中の評価一覧とは?状態に合わせた評価方法や違いの完全ガイド!

こんにちは!大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪の岡です!

脳卒中の評価項目って色々あるけど一覧で見たい…

なんて思ったことはありますか?

脳卒中のリハビリには、正確な評価が欠かせません。

この記事では、脳卒中の評価の一覧と、その重要性や主要な評価項目、

そして当センターでの取り組みについて詳しく解説します。

最新の評価方法から、それを基にしたリハビリプランの作成方法まで、

専門的な知識をわかりやすくお伝えします!

脳卒中の評価とは

脳卒中の評価とは

脳卒中は突然の発症で多くの人々の生活を一変させる疾患です。

そのため、適切なリハビリテーションを行うためには、正確な評価が不可欠です。

脳卒中の評価の重要性

脳卒中の評価は、患者さんの現在の状態を把握し、

今後のリハビリテーションの方針を決定するための基盤となります。

具体的には以下の点が挙げられます。

現状の把握

 患者さんの身体機能や認知機能の現状を正確に知ることができます。

リハビリの方針決定

 評価結果を基に、どのようなリハビリテーションが必要かを判断します。

進行度の確認

 定期的な評価により、リハビリの効果や進行度を確認することができます。

脳卒中の評価の目的

脳卒中の評価の主な目的は、

患者さんの回復を最大限に促進するためのリハビリテーションプランを策定することです。

具体的な目的は以下の通りです。

適切なリハビリテーション方法の選択

評価結果をもとに、最も効果的なリハビリテーション方法を選択します。

目標設定

患者さんとご家族と共に、リハビリの目標を明確に設定します。

効果のモニタリング

リハビリの効果を定期的にモニタリングし、必要に応じてプランを見直します。

このように、脳卒中の評価はリハビリテーションの成功の鍵となる要素です。

適切な評価を行うことで、患者さんのQOLの向上を実現することが期待できます。

脳卒中の評価項目についてはこちらの記事もご参照ください。

【脳卒中の評価項目ってなに?【評価を受けて日常生活へどう活かすか】】

主要な脳卒中の評価一覧

主要な脳卒中の評価一覧

脳卒中の患者さんのリハビリテーションを進めるにあたり、正確な評価が不可欠です。

この章では、主要な脳卒中の評価項目とその概要について解説します。

SIASの概要

SIAS(サイアス)は、1989年に開発された機能障害の評価法です。

運動機能や感覚機能を中心に、多面的に機能障害を評価することが特徴です。

SIASの評価項目一覧
・麻痺側運動機能

・感覚機能

・筋緊張

・関節可動域

・視空間認知

・非麻痺側機能 など

FMAの概要

FMA(Fugl-Meyer assessment)は、1975年にFugl-Meyerらが発表した機能障害の総合的な評価法です。

運動機能とバランス、感覚、関節可動域などを評価することができます。

FMAの評価項目一覧
・上肢・下肢の運動機能

・バランス

・感覚

・関節可動域 など

JSSの概要

JSS(Japan Stroke Scale)は、1997年に日本脳卒中学会が発表した急性期の重症度スケールです。

意識や言語、運動機能などを評価します。

JSSの評価項目一覧
・意識

・言語

・運動機能 など

mRSの概要

mRS(modified Ranking Scale)は、1957年にRankinが発表し、1988年に改訂された障害の全体像の評価法です。

簡便に評価できることが利点です。

mRSの評価項目一覧
・障害の全体像

・脳卒中による後遺症の転帰 など

NIHSSの概要

NIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale)は、急性期脳梗塞の重症度を評価するスケールです。

米国国立衛生研究所によって作成され、急性期にベッドサイドで短時間評価できるのが特徴です。

NIHSSの評価項目一覧
・意識状態

・顔面麻痺

・運動失調

・構音障害 など

これらの評価項目を適切に使用することで、患者さんの状態を正確に把握し、

最適なリハビリテーションプランを策定することができます。

脳卒中の状態に合わせた評価方法

脳卒中の状態に合わせた評価方法

脳卒中の患者さんの状態や進行度によって、評価方法やその重要な点が異なります。

この章では、脳卒中の各状態に応じた評価方法の違いや特徴について詳しく解説します。

急性期・亜急性期・回復期の評価の違い

脳卒中の発症後の時間経過によって、患者さんの状態は大きく変わります。

それぞれの期間における評価のポイントは以下の通りです。

急性期

・発症後数時間から48時間以内

・主に脳の損傷の程度や位置を確認

・MRIやCTなどの画像診断が中心

亜急性期

・発症後2日から2週間

・脳の機能回復の進行度を評価

・運動や感覚の障害の程度を確認

回復期

・発症後2週間から数ヶ月

・リハビリテーションの効果を評価

・ADL(日常生活動作)の自立度を中心に評価

慢性期・生活期の評価の特徴

脳卒中の発症から時間が経過し、症状が安定してきた慢性期や生活期における評価の特徴は以下の通りです。

慢性期

・発症後数ヶ月から1年以上

・残存する障害や機能の低下を詳細に評価

・QOL(生活の質)の向上を目指した評価が重要

生活期

・患者さんが日常生活を送る段階

・社会復帰や職場復帰を目指した評価

・必要なサポートや介護の程度を確認

これらの評価を適切に行うことで、患者さん一人ひとりの状態や

ニーズに合わせたリハビリテーションプランを策定することができます。

脳卒中の回復過程についてはこちらに詳しくまとめております。

【【成功事例あり】脳卒中の基礎から回復過程まで徹底解説!○○が重要】

評価の実際の活用方法

評価の実際の活用方法

脳卒中の患者さんのリハビリテーションを進める際、評価は非常に重要なステップとなります。

この章では、評価法の選択の重要性や、日本と海外での評価法の違いについて詳しく解説します。

適切な評価法を選択する重要性

脳卒中の患者さんの状態やニーズは多岐にわたります。

そのため、適切な評価法を選択することが、リハビリの成功に直結します。

個別のニーズに対応

患者さん一人ひとりの状態やニーズに合わせて、

最も適切な評価法を選択することで、より的確なリハビリプランを策定できます。

効果的なリハビリ

適切な評価法を用いることで、リハビリの効果を最大化し、

患者さんのQOL(生活の質)の向上を実現できます。

日本と海外での評価法の違い

日本と海外では、文化や医療制度の違いから、脳卒中の評価法にも差が見られます。

日本の評価法

・日本独自の評価スケールが多数存在

・患者さんの日常生活動作や社会復帰を重視した評価が主流

海外の評価法

・WHOや米国のガイドラインに基づく評価が一般的

・効果的なリハビリテーションのための国際基準に基づいた評価が行われることが多い

これらの違いを理解し、患者さんの状態やニーズに合わせて

最適な評価法を選択することが、リハビリの成功への鍵となります。

脳卒中のリハビリと評価

脳卒中のリハビリと評価

脳卒中の患者さんのリハビリテーションは、評価結果を基にしたプラン作成が重要です。

この章では、評価結果をもとにしたリハビリプランの作成方法、

当センターでのリハビリプランの特徴、

そして患者さんの機能回復と評価の関連性について詳しく解説します。

評価結果を基にしたリハビリプランの作成

脳卒中の患者さんのリハビリテーションを効果的に進めるためには、

評価結果をしっかりと反映させたプラン作成が必要です。

個別のニーズの把握

評価を通じて、患者さんの現在の機能レベルやニーズを正確に把握します。

目標設定

患者さんの回復目標を明確にし、それに向けたリハビリプランを策定します。

当センターのリハビリプラン作成の流れ

当センターでの流れをご紹介いたします!
1.初回カウンセリング
お身体の状況確認、お困りの症状についてお聞きする。
2.リハビリ専門職による身体評価
カウンセリングで確認した目標と課題について、

理学療法士や作業療法士がお身体の状態をチェックします。

3.リハビリ体験
理学療法士や作業療法士が改善に向けた効果的な施術を行ないます。

ロボットでのリハビリ効果を高めるために

専門的な知識や技術を取り入れた運動プログラムを行ないます。

4.リハビリ効果を説明
評価・リハビリで確認された課題に対して、説明および対策を立てます。
5.今後のリハビリ計画を提案
目標達成までの期間とリハビリプランをご提案します。

患者の機能回復と評価の関連

評価は、患者さんの機能回復を確実に進めるための大切なステップです。

進捗の確認

 定期的な評価を行うことで、リハビリの進捗や効果を確認します。

プランの見直し

・評価結果をもとに、リハビリプランの見直しや調整を行い、常に最適なリハビリを提供します。

脳卒中の患者さんの回復をサポートするため、評価とリハビリの連携は欠かせません。

当センターでは、その両方を大切にし、患者さんのQOL向上を目指しています。

まとめ

まとめ

脳卒中のリハビリは、患者さんの回復をサポートするための大切なプロセスです。

この記事を通して、評価結果を基にしたリハビリプランの重要性や、

当センターのオーダーメイドのアプローチ、

そして評価とリハビリの連携の大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。

リハビリは一人ひとりのニーズに合わせて進められるもの。

当センターでは、最新の技術や機器を駆使し、多職種の専門家が連携して、

患者さん一人ひとりの回復を全力でサポートしています。

この記事を読んで、脳卒中のリハビリや評価の大切さを新たに感じていただけたら幸いです。

あなたやご家族の健康と回復のための一助となれば、これ以上の喜びはありません。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください


弊社では経験豊富なセラピストが、ロボットやAIによる最新のリハビリを駆使してサポートさせて頂きます。

 ・あべのハルカスやグランフロントで買い物や散歩を楽しみたい
 ・維持ではなく、改善をしたい
 ・大阪城公園を装具や杖なしで歩けるようになりたい

このようなお悩みを持つ方はぜひお問い合わせください。

毎月先着5名様限定無料体験を実施しておりますのでお早めにどうぞ!

お問い合わせはこちらから↓
>>仙台付近にお住いの方
>>東京にお住いの方
>>名古屋付近にお住いの方
>>大阪付近にお住いの方

この記事を書いた人
岡 民雄

岡 民雄

理学療法士

2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。