【発症後8カ月】60代・女性・I.A様・脳出血・左片麻痺の改善事例
改善効果(上肢挙上比較)
- 60代
- 女性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳出血(右被殻出血)
- 発症からの期間
- 8か月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 2カ月/週6回/48回
- リハビリ目標
- 左手で物が支えられるようになりたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
8か月前に脳出血を発症され、急性期病院にて保存加療されました。その後、回復期病棟に移り4か月間のリハビリを実施され、屋内は杖と装具で歩行が見守りで可能となりました。入院中は、上半身のリハビリは最低限しかされておらず、更なる改善を求めてリハビリ施設を検索され、当施設を知っていただけました。
回復期病院の退院と同時に弊社が運営するヒルトップ(宿泊施設)に入居され、当施設の利用を開始されました。
【入院中のリハビリ状況】
入院中はPT/OT/STそれぞれ1時間ずつ、合計3時間/日のリハビリテーションを実施。
自宅退院に向けての歩行やADL動作の練習が多く、上肢に対するリハビリ頻度は少なくなっていた。
体験時の状況
重度の左片麻痺を呈しており、上肢は全体的に緊張が低い状態でした。亜脱臼も1.5横指程あり、肩の疼痛が著明に生じていました。自力で腕を動かすことはできず、手指には関節可動域制限が生じていました。
リハビリ内容
肩甲骨や上腕骨の位置を調整し、適切な骨の位置関係にて筋収縮を促し、肩関節の疼痛にアプローチしました。全体的に筋肉の緊張が低く、収縮が促しにくい状態であったため、麻痺側上肢への荷重を促すことで肩周囲の筋肉に収縮が入るようにしました。また、手部の重さにより腕を動かす感覚が分かりにくかったため、手関節背屈位での肩・肘の運動を促すことで腕を動かす感覚を感じていただくようにしました。
棚橋 美帆