改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後9ヶ月】70代・女性・脳出血の改善事例

手の上げ下げ(掌屈・背屈)

70代
女性

ご利用者様情報

年代
70代
性別
女性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
9ヶ月
症状
左片麻痺・可動域制限・疼痛
ご利用期間・回数
16回・週1回
リハビリ目標
左手が使えるようになりたい、握力をつけたい

動画

MOVIE
  • グーパー

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

脳梗塞を発症後、左手の麻痺とともに痛み・浮腫が出現されました。2ヶ月ほど入院でリハビリを実施し自宅退院されました。その後外来でリハビリを継続されましたが、手の痛み・関節可動域の制限は残存しておりました。麻痺や痛みにより、普段の生活でも左手はあまり使えていない状態であり、左手の改善を目標に当施設にお越し頂きました。

体験時の状況

手の麻痺に加え、痛み・関節可動域の制限を著明に認めておりました。長期間左手が使えなかったこともあり、拘縮・筋の萎縮も非常に強く、手の厚みもない(筋肉が委縮している)状態でした。握力は初回で0kgでした。

リハビリ内容

まずは手首・手の中・指などを一つ一つ丁寧に動きを入れ、関節可動域の改善を図りました。手の中の筋肉は直接触って刺激を入れたり、動かす練習を行いました。筋肉の短縮に対しては、ご本人に力を入れる・抜くを行って頂きながら徐々に伸ばしていきました。筋力低下に対しては麻痺が軽度の肩・肘など強い部分利用した強化を行いました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
手の関節可動域は改善し、手が大きく開けるようになってきました。初期に最後まで伸ばせなかった指も現在はほぼ真っ直ぐまで伸ばせるようになっています。手の中の筋肉も動きが出てきて、手の厚みが出てきております。
握力は初期は0kgでしたが、16回で11.3kgまで改善を認めました。疼痛も全くなくなり、日常生活での使用も増えてきています。
  • リハビリ結果の画像

担当スタッフからのコメント

COMMENT
関節可動域制限と筋力低下(筋の萎縮)が主な問題でした。これにより部分的に浮腫が出たり、過剰に使う部分があることによる疼痛・筋の硬さが出ておりました。関節可動域を丁寧に改善しつつ、弱くなっている小指側の筋肉・手の中の筋肉の強化を行いました。これにより、過剰に使用していた部分の緊張がとれ、痛みの軽減・可動域の改善につながったと考えます。長期にわたり動かせなかったことで生じた関節可動域の制限でしたが、ほぼ最終可動域まで獲得ができました。現在は苦手な手の筋肉の強化や細かい動作の練習により、更に左手が使えるようリハビリを行っています。
また、疼痛が取れて眠りの改善も見られました。機能も生活も良い方向へ変えれるよう、精一杯リハビリさせて頂きます。
担当者の画像

大野 真之介

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