【発症後2年】70代女性・Y様・脳梗塞・左片麻痺の改善事例
手指機能比較(前額面)
- 70代
- 女性

ご利用者様情報
- 年代
- 70代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 2年
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 週2回、計24回
- リハビリ目標
- もう一度家事や洗髪の際に左手を使えるようになりたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
神奈川県内の急性期病院で1ヶ月、回復期病院で5ヶ月間のリハビリ入院を経て、ほとんど後遺症のない状態で退院されたY様。しかし、退院後に風邪をひいたことをきっかけに左手の麻痺が悪化し、「もう一度家事や洗髪の際に左手を使えるようになりたい」との思いから、当施設にお越しいただきました。
体験時の状況
当初は、左肩に抜けるような不安定感があり、歩行中も恐怖心から腕を自然に振ることができない状態でした。左腕を持ち上げようとすると緊張が強く入り、スムーズな動きができませんでした。
入院中は毎日リハビリに取り組まれていましたが、退院後は定期的なリハビリの機会がなく、不安を感じていたとのことでした。
リハビリ内容
当施設では、ロボット機器や電気刺激、徒手によるリハビリなどを中心に、上半身の麻痺に対するアプローチを行いました。ご自宅でも練習に取り組んでくださるほど熱心な姿勢が、回復につながったと感じています。
リハビリの結果
RESULTまた、手指の動きにも改善が見られ、特に親指と小指の伸ばしづらさが軽減。
これにより、キッチンに立つことへの自信が回復し、家事も再開されました。
今では、大根の「桂むき」もできるまでに回復されています。
細かな指の動きが苦手だったY様ですが、肩や手指の動作が改善したことで、左手を日常生活の中でも無理なく使えるようになってきています。
現在は、さらに手指の動作改善を目指してリハビリを継続中です。
そこで、肩甲骨まわりの筋肉の緊張をやわらげ、バランスの取れた状態に整えることから始めました。
加えて、左腕の筋肉をうまく働かせるために、ロボット機器や電気刺激、手技(徒手)を使ったリハビリも行いました。
その結果、肩の不安定感は解消され、左手を上げる動作も以前ほど力を入れなくてもできるようになってきました。
指の動きについても、特に伸ばす動作が良くなり、物を取る・つかむといった日常の動きがスムーズになってきています。
現在は、さらに細かい指の動きを取り戻すことを目標に、リハビリを続けています。
中田 裕