【発症後2年半】20代男性・出血性梗塞による両片麻痺の改善事例|座位の改善・トイレ動作獲得に向けて
トイレ動作に向けて
- 20代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 出血性梗塞
- 発症からの期間
- 2年半
- 症状
- ・運動麻痺|
-上肢:右)軽度 左)重度
-下肢:右)重度 左)重度
・可動域|
左右の上下肢に可動域の制限あり
・筋緊張|
左右の上下肢ともに著明な筋緊張の亢進(緊張が高い)を
認める - ご利用期間・回数
- 約1年|週2回
- リハビリ目標
- ・移乗動作の介助量軽減
・トイレ動作の獲得
・左上肢機能の改善
・自立した生活の実現
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
発症後、急性期・回復期病院にて約1年半のリハビリを
実施されていました。
両片麻痺を呈し、重度の麻痺および著明な筋緊張亢進
(筋のつっぱり)を認めていました。
「積極的にリハビリをして改善したい」という思いで
ご来店して頂きました。
体験時の状況
可動域改善目的で、両側に短下肢装具(タウメル装具)を
使用されておりました。
車いす乗車時には下肢の筋緊張が高まり、
足部が頻回にフットサポートから落ちてしまう状態でした。
座位保持は数秒のみ可能で、
移乗は全介助を要しておりました。
訓練時は、両側の長下肢装具を使用しており、
平行棒で短距離の歩行のみ実施している状況でした。
リハビリ内容
体幹の弱さにより、座位のバランス不良や筋緊張の亢進を
認めておりました。
硬い筋を緩めつつ、体幹の促通(働きやすくする)と
座位・立位のバランスの改善を図りました。
【可動域練習】
頸部・上肢・下肢の制限のある部位の可動域を広げる練習を実施しました。
【発声練習】
頭部の位置を修正し、発声により声の大きさの改善、
体幹筋を賦活(活性化)しました。
【頭部コントロール練習】
背臥位(仰向け)~座位(座った状態)~立位(立った状態)で頭をコントロールする練習を行いました。
【体幹の促通】
背臥位・座位にて、呼吸や骨盤の運動を用いて体幹を
賦活しました。
【座位練習】
正しい姿勢で座り、足で支持できるように、
骨盤の誘導や上肢の運動を行いました。
【立位・歩行練習】
体幹の賦活、移乗や立位の改善に向け、長下肢装具と
短下肢装具を用いて実施しました。
トイレを想定し、実際の環境に近い状態での練習を
行いました。
上記に加え自宅での自主トレーニングも実施頂きました。
リハビリの結果
RESULT座位|数秒 → 1分以上
移乗|全介助 → 最大介助
立位|数秒 → 最高40秒
歩行|全介助 最大介助
平行棒のみ → 杖(Side-cane)
(2m) (10m)












亢進を認めておりました。
筋緊張や可動域の改善を図りつつ、頸部の運動・発声・
呼吸など簡単な運動から体幹を賦活しました。
徐々に座位・立位において体幹を用いた正しい姿勢保持が可能となり、それに伴い四肢の筋緊張も軽減傾向を認めています。
現在では座位が安定し、手を離して座れるように
なってきました。
現在は、自宅でのトイレ動作獲得に向けて、
立位・歩行練習を継続しています。
大野 真之介