改善事例

CASE

BRANCH
名古屋栄
CATEGORY
脳出血

【発症後10ヶ月】30代男性・KK様・左脳出血による右片麻痺の改善事例|歩行の改善

歩行の比較動画

30代
男性

ご利用者様情報

年代
30代
性別
男性
疾患名
左脳出血
発症からの期間
10ヶ月
症状
右片麻痺
ご利用期間・回数
2ヶ月・週1回・24回コース
リハビリ目標
装具を外して歩く
右手で物を持てるようになりたい

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

「装具を外して歩けるようになりたい。右手も使えるようになりたい」

その目標を持って来店されたのは、左脳出血を発症した30代男性のKK様です。

発症から10か月。
回復期病院を退院後は生活支援施設に通いながら、
リハビリを継続されていました。

回復期リハビリによって、
T字杖と下肢装具を使用した歩行は可能となっていました。
一方で、装具や杖を外すと歩行が不安定となり、
路面や周囲の状況が変化する屋外を安全に歩くことには難しさがありました。

麻痺のない左側だけに頼るのではなく、
麻痺のある右手・右足の機能も高めたいとの思いから、
当センターをご利用いただきました。

今回は、まず歩行の安定性向上に取り組んだ経過をご紹介します。

体験時の状況

体験時は、T字杖と膝下の装具(RAPS)を使用し、見守りがあれば歩行できる状態でした。

一方で、右足に体重が乗っている感覚が分かりにくく、杖や装具を外すと、ご自身だけで安定して歩くことは困難でした。

特に、右足で身体を支える感覚と、右脚の各関節を連動させて動かすことに課題が見られました。

そのため、歩行を繰り返すだけではなく、身体の土台となる体幹を整えながら、右半身の感覚と動きを引き出す必要があると考えました。

リハビリ内容

歩行の安定性を高めるため、身体の土台となる体幹機能を整えながら、
右足で身体を支える感覚を再学習するリハビリを行いました。

背中の筋肉を過剰に使い、腹部の筋肉が働きにくい状態であったため、
まずは頭頸部や肩甲骨まわり、腰・骨盤まわりの動きを整え、
体幹を使いやすくする準備を行いました。

そのうえで、うつ伏せ・座位・立位など姿勢を変えながら、
麻痺のある右半身への感覚入力を実施しました。

さらに、
・右足に体重を乗せる練習
・立位での重心移動練習
・周囲へ注意を向けながら行う屋外歩行練習
を段階的に行いました。

ご本人の「右足で支えている感覚」を確認しながら、
実際の歩行につながる身体の使い方を繰り返し練習しました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
12回のリハビリを通じて、右足で身体を支える感覚と歩行に変化が見られました。

【主な変化】
・右足に体重が乗っている感覚が分かるようになった
・T字杖や装具を使用しない状態でも、見守りがあれば歩行できるようになった
・右脚を使って身体を支えながら歩く場面が増えた

ご本人からも、
「地に足がついて、右足で支えている感じがする」
との言葉が聞かれました。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
発症から時間が経過していても、現在の身体の状態を適切に評価し、
必要な感覚や動きを段階的に練習することで、
身体の使い方に変化が見られる可能性があります。

KK様は、週1回のリハビリに加えて、
ご自宅での自主練習にも熱心に取り組まれています。
その継続的な努力が、
右足で支える感覚や歩行の変化につながっています。

まずは装具や杖に頼りすぎず、
より安定して歩けることを目指します。
今後は屋外歩行や右手の使用など、
生活の中でできることを一つずつ増やしていきます。

ご本人の目標と生活に合わせながら、
外出や日常生活の選択肢を広げられるよう、
引き続き支援してまいります。
担当者の画像

市橋 賢

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます