【発症後約1年】70代・男性・脳梗塞左麻痺ー物をつかんで離せるようになりたいー
- 70代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 70代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 1年
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 2カ月 16回コース
- リハビリ目標
- 上肢の痙性軽減
上肢機能向上
歩行安定性向上
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
1年ほど前に脳梗塞を発症し、左片麻痺と診断されました。リハビリを受けることで身体機能はある程度改善されましたが、退院後は日常生活を送ることができていた一方で、左手の使いにくさが残っていました。
そのため、左手の機能改善を目的に当施設をご利用されることとなりました。
日常生活は右手(利き手)を中心に自立されていましたが、左手の指を自分で伸ばすことが難しく、
「指を開いて、物をつかんで、離せるようになりたい」
というご希望がありました。
体験時の状況
左上下肢に関節可動域の制限がみられ、立位では左側へ体重をかける際に、頭部を左側へ揺らしながらバランスを取る様子がみられました。
左手は物を握ることはできましたが、握った後に指を開いて物を離すことが難しい状態でした。そのため、物をつかむ際には指を一本ずつ開いてから握る必要があり、左手をスムーズに使用することが難しい状態でした。
リハビリ内容
まずは、左上下肢の関節可動域の改善を図りながら、下肢では麻痺側の筋肉を適切に働かせる練習を行いました。
上肢では、筋肉を働かせる練習を行ったうえで、腕を伸ばして物に手を伸ばす「リーチ動作」や、物を握る・離すといった動作練習を実施しました。
下肢の機能が改善し、麻痺側で身体を支える力が高まるにつれて、上肢の筋肉の緊張も徐々に軽減していきました。また、上肢の関節可動域が改善し、少しずつ指を開けるようになると、異常な発汗や浮腫の軽減もみられました。
さらに、股関節や体幹にも着目し、筋肉を適切に働かせる練習と、立位で左右へ適切に体重を移動させる練習を行いました。
上肢の機能改善に向けては、ペットボトルやお手玉などを使用し、実際の生活動作を意識した「つかむ・持つ・離す」練習を繰り返し行いました。
リハビリの結果
RESULTまた、左手についても、徐々に指を開くことができるようになり、物を「つかむ・離す」といった動作が行える場面が増えてきています。











麻痺側で身体を支える力や立位でのバランスが少しずつ向上することで、上肢の動きにも変化がみられ、指を開く動作や物を離す動作が徐々に行えるようになってきました。
現在では、歩行の安定性も向上し、お一人で来所されるまでに変化されています。今後もご本人の「やりたいこと」を大切にしながら、左手を日常生活の中でより使えるよう、一つひとつの動作につなげていきたいと思います。
竹内 良平