【発症後約9ヶ月】60代男性・伊藤様・右脳梗塞による左片麻痺の改善事例|野球の指導者復帰を目指して
- 60代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 右脳梗塞
- 発症からの期間
- 約9か月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 週2回 約4か月
- リハビリ目標
- 野球の指導者復帰
・杖、装具なしで歩行できる
・手の機能の改善
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
発症後、約5カ月間、急性期・回復期病院での入院を経て、ご自宅へ退院されました。
退院後もさらなる回復を目指し、リハビリを継続できる施設を探されていたところ、当施設のホームページに掲載されていた改善事例をご覧になり、無料体験にお越しいただきました。
現在は、娘様・息子様がお仕事のお休みを調整しながら送迎にご協力くださり、週2回のリハビリに取り組まれています。
体験時の状況
・上肢(肩・腕・指)の状態
肩関節に軽度の亜脱臼(肩の関節が正常な位置から少しずれている状態)を認めました。
胸や背中の筋肉が硬くなっている影響で、肩が内側にねじれ、前方から下方に引っ張られている状態でした。そのため、肩の位置を補おうとして、首から肩にかけての筋肉に過度な負担がかかり、筋肉の緊張が強くなっていると考えられました。これにより、肩周辺に痛みが生じていました。
また、肩の動かせる範囲が狭くなっており、テーブルに腕を乗せる動作でも痛みを認めました。指についても動かせる範囲が狭く、指を伸ばす際に痛みが生じていました。
・下肢・体幹(足・骨盤・背中)の状態
お尻の筋肉が痩せているほか、股関節の前側にある筋肉も硬くなり、伸びにくい状態でした。これらが、立ち上がりや立位保持、歩行などの動作に影響している可能性が考えられました。
また、麻痺側の背骨周辺の筋肉の働きが低下していました。そのため、歩行時には左右の筋肉を使って骨盤を過度に持ち上げる動きがみられました。
この動きによって歩行を補っている一方で、麻痺側の体幹の筋肉が十分に使われにくくなり、麻痺していない側の背中の筋肉にも負担がかかっている状態でした。
リハビリ内容
肩周囲の筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減と肩関節の可動域拡大を目指して肩・腕の筋肉に力を入れる練習を実施しました。
歩行の改善に向けて、股関節を後ろに伸ばしやすくすることを目的に、麻痺側の股関節の前側にある筋肉の短縮に対するアプローチを行うとともに、お尻の筋肉に力を入れる練習を実施しました。
また、麻痺していない右手足に頼り過ぎず、麻痺側の左足に意識を向けて体重をかけながら立位を保持する練習を行いました。特に、立った状態で手足や骨盤の位置を整えることを優先して実施しました。
その後、歩行時に骨盤を過度に引き上げる動きが減少してきたため、立位での姿勢や体重のかけ方に注意しながら、歩行練習の割合を徐々に増やしました。












現在では歩き方が大きく改善し、良い姿勢で歩けるようになってきました!
今後は、ご自宅でも積極的に歩く機会を増やし、良い姿勢で歩くことを習慣にしていきましょう。
短い装具や杖の使用についても一緒に検討しながら、「スニーカーで出かける・野球のグラウンドを歩く」という目標に向かって、これからも一緒に頑張っていきましょう!
石橋 渉