【発症後7ヵ月】60代女性・脳梗塞・右片麻痺の改善事例
箸操作の比較
- 60代
- 女性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 7ヵ月
- 症状
- 右片麻痺・感覚障害
- ご利用期間・回数
- 4ヵ月・16回(週2回利用)
- リハビリ目標
- 普通に歩けるようになる ・箸が使えるようになる ・復職
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
急性期病院で2週間治療後、回復期病院で約3か月リハビリを実施されました。
歩行は可能でしたが、不安定感も強く速度もゆっくりな状態でした。
紹介にて脳リハに来店されました。
体験時の状況
運動麻痺・感覚障害(痺れ)などにより、歩行姿勢の崩れ・速度の低下を認めました。
箸を持つことは何とか可能でしたが、箸がばらけてしまい物を掴むことに難渋していました。
リハビリ内容
歩行に対しては、筋力増強・促通練習を電気療法を併用しながら実施しました。
上肢に対しては、HALでの手関節の運動に加え、物品を使用して苦手な動きの練習を行いました。
体幹の崩れも認めており、姿勢にも配慮しながらリハビリを進めました。
リハビリの結果
RESULTまた、杖なしでの歩行も可能になってきています。
箸は物を掴む際の崩れも軽減し、物が掴みやすくなりました。
上肢に関しては、初期から比較的動きは保たれていましたが、指を伸ばすことが不十分であったり、余分に力が入ってしまうなど現象を認めました。HALや物品を使いながら、苦手な部分の練習を行い、実際に箸で物を掴む練習も行いました。その際、肩甲骨や体幹が働きやすいように姿勢を修正したり、立って実施するなどの配慮を行いました。
今後は杖なしでの歩行を安定させることと、歩行をさらに正常に近づけて歩行速度を向上させることが課題です。上肢に関してはさらに難易度の高い物を掴んだり、字がきれいに書けることを目標にリハビリを進めて行きます。
自宅でも自主練習で歩行や筋力増強も積極的に行って頂きました。復職を目指して、一緒に頑張っていきます!
大野 真之介