【発症から1年10ヵ月】20代・交通外傷 改善事例②
ランニング
- 20代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 交通外傷(蘇生後脳症)
- 発症からの期間
- 1年10ヵ月
- 症状
- 右足と体幹の失調(震える症状)
- ご利用期間・回数
- 8か月・24回コース(3クール目)
- リハビリ目標
- 1人暮らしに戻る・人混みを歩く・ジョギングができるようにになる
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
歩行中に後方から車にぶつかられたことによる交通外傷。胸椎レベルの圧迫骨折も受傷。心肺停止も短時間あり意識障害が続くが、その後意識レベルが回復したが、右上下肢と構音に障害が残る。
リハビリ病院で半年程入院しリハビリを続け、退院後は週2回外来リハビリに通っていた。
しかし、改善効果がみえずらかったことと頻度が減ってしまうことから、しっかりリハビリができる場所を探していた。
当リハビリセンターのホームページをみていただき、体験利用で来店いただく。
体験時の状況
右上下肢は失調症状が著明でした。また、どの動作でも体幹部の動揺が強く、体幹の機能低下(筋力低下・体幹失調)を認めておりました。歩行は杖にて可能でしたが、全身に力が入っており疲労も感じやすく恐怖心も強い状態でした。ご自宅では長距離を歩くと足の根本から震えがあり、歩けなくなってしまうとのことでした。
リハビリ内容
体幹の介入、下肢の失調に対する介入に加えて、応用的な動きの練習を実施しました。体幹には左右差があったため、左右差を修正するための動きを徒手の誘導や抵抗を用いて行いました。応用動作(段差、跨ぎ、障害物をよける練習、クロスステップなど)は体幹・股関節周りの強化、実動作の練習目的で行いました。実際に外出頻度も増え、自宅でも屋外の練習も積極的に行って頂いております。ロボットも試してみましたが、より反応が良かったため、徒手での介入をメインで進めました。
リハビリの結果
RESULT初期)18歩/17.28秒 現在)7歩/3.92秒
・片足立ち
初期)1.15秒 現在)18.18秒
動画を共有し、自宅でもリハビリで行ったことを復習して頂きました。自主トレに非常に意欲的で、ご自宅での頑張りの成果も大きく表れていると考えます。
引き続き一人暮らしに向け、人混みをよける・片足立ちで行う動作など応用的な動作の獲得を目指してリハビリを行っていきま!一緒に頑張りましょう!
大野 真之介