お知らせ
NEWS
脳卒中の検査ってどんなことをやるの?検査の種類や特徴を全て解説!
「脳卒中の検査ってどんなことをやるの…?」
そんな疑問を解決いたします!
脳卒中の初期症状かもしれないけれど、どんな検査をするのか
分からないし、怖い…なんて方も多くいらっしゃると思います。
しかし、脳卒中は早期発見が非常に重要な疾患です。
少しでも疑いのある症状があるなら、すぐに病院にかかりましょう。
脳卒中の検査の種類や、その特徴などを解説します。
事前にどんな検査か知ることで、安心して検査を受けられるようになるでしょう。
脳卒中とは
この章では、脳卒中の基本的な知識と、その前兆や初期症状について詳しく解説します。
脳卒中は突然の発症により、多くの人々の生活を一変させる恐れがありますが、
適切な知識と早期の対応により、そのリスクは大きく低減することができます。
脳卒中の基本的な知識
脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで、
脳組織が正常に機能しなくなる状態を指します。
この結果、身体の一部が麻痺したり、言葉が話せなくなったりすることがあります。
原因
主に2つの原因が考えられます。
②血管が破れる「脳出血」
発症率
日本では年間約30万人が新たに脳卒中を発症しています。
リスク
脳卒中は、生活習慣病などが主なリスクとなります。
・糖尿病
・高脂血症 など
脳卒中の前兆と初期症状
脳卒中の前兆や初期症状を早期に発見することは、
迅速な治療への道を開く鍵となります。
以下は、脳卒中の兆候としてよく見られる症状です。
片側の口角や目じりが下がったり、感覚が麻痺する。
手足の麻痺
片側の手や足が動かせなくなる。
言葉の障害
言葉が出にくくなる、または話すことができなくなる。
視覚障害
一時的に視界がぼやける、または視野のどちらか半分が見えなくなる。
これらの症状が現れた場合、すぐに医療機関への受診が必要です。
特に、症状が突然現れて数分で消える「一過性脳虚血発作」は、
脳卒中の前兆となることが多いため、注意が必要です。
脳卒中を疑ったら取るべき行動についてはこちらに詳しく記載しております。
→【脳卒中を疑ったら今すぐ○○科へ!【何科に行くべき?初期症状は?】】←
脳卒中の主な種類
この章では、脳卒中の主な種類とそれぞれの特徴について詳しく解説します。
脳卒中はその発症の原因や症状によって、いくつかの種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解することで、早期発見や適切な治療への一歩となります。
脳梗塞とその特徴
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで起こる脳卒中の一種です。
主な原因は、動脈硬化による血栓の形成や、心臓からの血栓の移動です。
特徴
症状の進行が徐々に重たくなっていく事がある。
早期治療が効果的で、再発予防も重要。
脳出血とその特徴
脳出血は、脳内の血管が破れて血が流出することで発症します。
高血圧や血管の異常が主な原因となります。
特徴
症状の進行が急速な場合がある。
予防のためには、血圧の管理が重要。
くも膜下出血とその特徴
くも膜下出血は、脳の表面、くも膜と脳組織の間に血が流出することで発症します。
主な原因は、脳動脈瘤の破裂です。
・意識障害や嘔吐を伴うことが多い。
・早期の手術治療が生命を救う鍵となる。
脳卒中の種類やその特徴を理解することは、
症状の早期発見や適切な治療、再発予防に繋がります。
脳卒中の症状についてもっと知りたい方はこちらのリンクをご覧ください。
脳卒中の画像診断
この章では、脳卒中の診断に必須の画像診断の方法と
その詳細な特徴について深く解説していきます。
画像診断の正確さは、治療の成功に直結します。
CT検査の役割と特徴
CT検査は、X線を使用して脳の断面像を撮影する技術です。
・脳出血や脳梗塞の初期診断。
・損傷部位や範囲の特定。
・腫瘍や他の異常部位の確認。
・短時間での撮影が可能。
・金属体の影響を受けやすい。
・細かい構造はMRIに比べて見にくいが、
出血や骨折の確認には優れている。
MRIとMRA検査の役割と特徴
MRIは磁気を利用して脳の詳細な画像を取得します。
MRAはMRIの一種で、特に血管の画像を詳しく撮影します。
・脳組織の詳細な構造の確認。
・血管の状態や血流の確認。
・脳梗塞の範囲や深さの評価。
・高解像度で、非常に詳しい画像が得られる。
・金属体やペースメーカーを持つ患者様には適用できない場合がある。
・撮影時間が長く、静止している必要がある。
超音波検査と血管造影検査の役割と特徴
超音波検査は、音波を利用して脳の血流や血管の状態をリアルタイムで確認します。
血管造影検査は、造影剤を使用して血管の詳細な形状を確認します。
・脳の血流の確認。
・狭窄や閉塞部の特定。
・動脈瘤や血管奇形の確認。
・非侵襲的で、リスクが低い。
・造影剤のアレルギーや腎機能への影響を考慮する必要がある。
・瞬時に血流の状態や変化を確認できる。
脳卒中の画像診断は、その種類や病状を正確に把握し、
最適な治療を選択するための鍵となります。
患者様やご家族の皆様が、これらの詳細な情報を持つことで、
診断や治療の過程をより深く理解し、
安心して治療に臨んでいただけることを心より願っています。
脳卒中の予防と早期発見
この章では、脳卒中の予防と早期発見のための重要な手段である
「脳ドック」と「動脈硬化に対する精密検査」について詳しく解説します。
早期発見は、治療の成功率を大きく向上させる鍵となります。
脳ドックの重要性
脳ドックは、MRIやCTを使用して、脳の健康状態をチェックする検査です。
・脳の異常や疾患の早期発見。
・脳卒中のリスク評価。
・非侵襲的で痛みがない。
・早期の脳卒中や脳腫瘍を発見する可能性がある。
・定期的な受診が推奨される。
動脈硬化に対する精密検査
動脈硬化は、脳卒中の大きなリスク因子となります。
この検査では、動脈の健康状態を詳しく調べます。
・動脈の硬さや厚みの評価。
・狭窄や閉塞のリスクの確認。
・超音波検査を主に使用し、血管の状態をリアルタイムで確認。
・早期の動脈硬化を発見し、適切な治療や生活習慣の指導を受けることができる。
脳卒中の予防と早期発見は、患者様の命を救うだけでなく、
後遺症を最小限に抑えるためにも極めて重要です。
脳卒中の治療とアフターケア
この章では、脳卒中の治療における超急性期の対応と、
その後の再発予防や通院加療の重要性について詳しく解説します。
脳卒中の後の適切なケアは、患者様の生活の質を向上させるために不可欠です。
超急性期治療の進行
脳卒中が発症した直後の治療は、その後の回復に大きく影響します。
治療のポイント
速やかな受診
脳卒中の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診することが重要です。
適切な診断
MRIやCTなどの画像診断を行い、脳卒中の種類や範囲を特定します。
早期の治療開始
脳卒中の種類に応じて、薬物治療や手術などの治療を開始します。
再発予防と通院加療の重要性
脳卒中の再発を防ぐためには、定期的な通院と適切なアフターケアが必要です。
再発予防のポイント
生活習慣の見直し
喫煙、飲酒、食生活などの生活習慣を見直し、健康的な生活を心がけます。
定期的な検査
動脈硬化や高血圧などのリスク因子を早期に発見し、適切に管理します。
薬物治療の継続
医師の指示に従い、処方された薬を正しく服用します。
通院加療の重要性
リハビリテーション
脳卒中の後遺症を軽減するためのリハビリテーションを受けることで、
日常生活の質を向上させることができます。
定期的なフォローアップ
患者様の状態を定期的にチェックし、必要に応じて治療方針を見直します。
脳卒中の治療とアフターケアは、患者様の回復と再発予防のために極めて重要です。
患者様やご家族の皆様には、医師の指示やアドバイスをしっかりと守り、
健康的な生活を継続していただくことを強くおすすめします。
リハビリの重要性
この章では、脳卒中治療におけるリハビリの役割と、
当センターでの具体的な改善事例について詳しく解説します。
脳卒中の後の回復を促進するためには、専門的なリハビリが欠かせません。
脳卒中治療のリハビリ
脳卒中の後、患者様の身体機能や日常生活動作の回復を
目指すためのリハビリは非常に重要です。
リハビリの目的
・身体機能の回復
歩行や手の動きなどの基本的な身体機能を取り戻すことを目指します。
・日常生活動作の向上
食事や着替え、トイレなどの日常生活動作を自立して行えるようになることを目標とします。
・生活の質の向上
患者様が安全かつ快適に日常生活を送れるようサポートします。
当センターの改善事例
仕事復帰をはたすことができたお客様や、
装具を着けて歩かれていたお客様が
装具なしで歩けるようになった事例がございます。
リハビリは脳卒中治療の中でも特に重要な部分を担っています。
当センターでは、患者様一人ひとりの状態やニーズに合わせたプログラムを提供し、
最良の結果を目指しています。
患者様やご家族の皆様には、リハビリの大切さを理解していただき、
積極的に取り組んでいただくことをおすすめします。
まとめ
脳卒中の疑いがあるとき、正確な検査が非常に重要です。
この記事を通じて、脳卒中の検査に関して解説しました。
CTやMRIなどの画像診断から、最新の検査方法まで、
どの検査がどのような役割を果たすのかを学べたでしょうか。
また、早期発見のための予防検査の重要性や、
当センターでの具体的な治療・リハビリの事例も紹介しました。
脳卒中は早期の対応が命を救う鍵となります。
健康を守るための正しい検査と、その後の適切なケアが、より良い未来を築く第一歩です。
本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください
弊社では経験豊富なセラピストが、ロボットやAIによる最新のリハビリを駆使してサポートさせて頂きます。
・維持ではなく、改善をしたい
・大阪城公園を装具や杖なしで歩けるようになりたい
このようなお悩みを持つ方はぜひお問い合わせください。
毎月先着5名様限定で無料体験を実施しておりますのでお早めにどうぞ!
お問い合わせはこちらから↓
>>仙台付近にお住いの方
>>東京にお住いの方
>>名古屋付近にお住いの方
>>大阪付近にお住いの方
この記事を書いた人
岡 民雄
理学療法士
2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。