【発症後1年】60代男性・脳出血・右片麻痺の改善事例②
【発症後1年】60代男性・脳出血・右片麻痺の改善事例 歩行
- 60代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 60代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳卒中(脳出血)
- 発症からの期間
- 1年
- 症状
- 右片麻痺
- ご利用期間・回数
- 4ヶ月・24回
- リハビリ目標
- 自宅内を一人で歩いて移動したい。
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
約1年前に脳出血を発症、急性期病院・回復期病院に約6か月間入院されました。
入院中は懸命にリハビリをされていましたが、右片麻痺が後遺症として残りました。
退院後は、デイサービスや訪問リハビリを利用したリハビリをされていましたが、後遺症が改善しないため、ホームページより、問い合わせをいただき当リハビリセンターの利用を開始いただきました。
お客様の目標は「自宅の中を歩くことが出来る」と伺い、4カ月の期間で目標達成できるようにリハビリメニューを立てました。
体験時の状況
無料体験時の評価では、右肩関節、右手指、右足趾に軽度の可動域制限を認めました。
右上下肢には重度の感覚障害や、随意運動が乏しく特に右手は全く動かすことが出来きませんでした。
運動面では1人で座ることは出来ていましたが、立ち上がりでは見守りか軽介助が必要な状態でした。
リハビリ開始時には、立ち上がりや乗り移りの動作は軽介助で行えるるもの、歩行は右足の支持が弱く行うことが出来ませんでした。
リハビリ内容
リハビリでは全身の筋肉の硬さをとることから始めました。手足の指先、特に手の指に痙性麻痺から由来する硬さがみられたため、手袋などを利用し硬さをとっていきました。
そうすると手に握るような反応がみられ始めたので、お手玉を使って握るリハビリをしました。
ご自宅内での歩行を目的としたリハビリではまず、立った姿勢を保持することが必要であるため、立ち上がりから訓練し立っている状態で右足を使って強く支える練習を行っています。現在は、壁にもたれた状態で両足の屈伸を行い、右足で支えて左足を持ち上げる感じで右足の支持を更に強くするリハビリをしています。
リハビリの結果
RESULT目標とする「自宅の中を歩くことが出来る」までもう少しです。
しかし、体幹部の協調した運動を練習し右足の踏ん張りと合わせていく事で、立ち上がりは楽にできるようになっています。
また、右足の支持性はさらに向上され、壁に持たれている状態であれば片脚で立つことができるようになっています。
24回コースも残り4回ですが、目標とする「自宅の中を歩くことが出来る」はもう少しでできるところまで来られております。
目標が達成できるように、精一杯リハビリをさせてただきます。
岡 民雄