【発症後1年10か月】50代男性・右脳出血の改善事例
歩行比較
- 50代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 右脳出血
- 発症からの期間
- 1年10か月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 6か月・16回
- リハビリ目標
- 仕事で立ちっぱなしが辛いから治したい 両手で重い荷物をを持てるようにしたい
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
1年10か月前に右脳出血を発症されました。
その後、軽度の麻痺は残るものの、職場復帰を果たされ、日常生活を送られていました。
お仕事では立ち仕事や重い荷物の運搬など、身体への負担が大きい作業が多く、
さらなる機能改善を目指して当施設へご相談いただきました。
体験時の状況
運動麻痺は軽度でしたが、感覚障害(しびれ)の影響により、
筋肉の収縮に伴う感覚や知覚が十分に得られていない状態でした。
体幹では、背部の筋肉および両側腹部に低緊張が見られ、安定性に課題がありました。
長時間の歩行は可能でしたが、歩行後には強い疲労感を訴えられていました。
リハビリ内容
まずは全身の筋緊張を整え、筋肉がスムーズに働きやすい状態へと導くことから始めました。
次に、体幹を中心に、左臀部および大腿部の筋力強化を実施。
骨盤の可動性も意識しながら、腹筋群や腰背部の筋肉が適切に機能するよう促しました。
プランクやバランスボールを用いて体幹筋力の向上を目指しました。
その後、立位での左下肢による支持力を高めるためのトレーニングを行い、
安定した立位保持と歩行動作の向上を目指しました。
手指に関しては、細かな動きに拙劣さが見られたため、道具を用いたリハビリを取り入れ、巧緻性の改善を図りました。
リハビリの結果
RESULT階段の昇降では一段飛ばしての動作が可能となるまで回復されました。
また、職場での疲労感も軽減され、重たい荷物の運搬も無理なく行えるようになりました。











今後も継続して取り組んでいただくことで、さらなる機能向上が期待できると考えております。
これからも、ご本人様の目標達成に向けて、全力でサポートしてまいります。
前川 裕樹