改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症から2年半】70代・脳梗塞・右片麻痺の改善事例②

歩行

70代
女性

ご利用者様情報

年代
70代
性別
女性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
2年半
症状
右片麻痺・感覚障害
ご利用期間・回数
10ヵ月
リハビリ目標
装具を外して普通の靴で歩きたい、もっと歩けるようになりたい

動画

MOVIE
  • 装具なし歩行

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

脳梗塞発症後に急性期・回復期病院で約3か月リハビリを集中的に実施されていました。その後、通所リハビリと他施設での自費リハビリも取り組まれていました。
1半年程前に自宅で転倒により右下肢を骨折され、手術後に病院に入院されリハビリをされました。
退院後に当リハビリセンターに来店いただきました。

体験時の状況

麻痺と骨折の影響で右足で支えきれず、歩行時も左足が前に出ず、後ろに揃えた状態でした。
装具なしでは動揺や恐怖心が顕著になり、体幹の屈曲姿勢も目立ちました。
杖なし歩行は実施できない状態でした。

リハビリ内容

入院中は1日2~3時間ほど麻痺・骨折に対するリハビリを実施され、退院後は通所・外来・他施設で自費リハビリを実施していました。
当施設では、過剰になっている緊張を落とした後、麻痺側下肢に正しい姿勢で体重をかけ・股関節周囲の筋を働かせる練習を行いました。

  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
当初は麻痺側の膝が曲がったり、支える時間が極端に短くなっている状態でしたが、膝が伸び、支える時間も延長を認めました。これにより、非麻痺側足が前に出せるようになり、歩行速度向上を認めました。また、恐怖心も軽減し、姿勢・視線の改善も認めました。短距離ではありますが、自宅内では一部杖なしでの歩行も可能となりました。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
麻痺・骨折の影響により、右足の支持性の低下がありました。非麻痺側を過剰に使用してバランスをとっていたことで緊張が高くなったり、左右非対称の姿勢を助長していました。緊張を緩めた上で、正しい姿勢での荷重・股関節の強化を実施したことで歩行の改善に繋がったと考えます。立位練習は装具なしで行い、装具なしで支えること・正しい感覚を入れることを意識して実施しました。これにより、装具なしの歩行や杖なし歩行も上達を認めたと考えます。
担当者の画像

大野 真之介

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