【発症後2年半】50代男性・脳出血・左片麻痺 上肢の改善事例
食事動作
- 50代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脳出血(右視床)
- 発症からの期間
- 約2年半
- 症状
- 左片麻痺・感覚障害・しびれ
- ご利用期間・回数
- 2週間に1回の利用・上肢介入16回
- リハビリ目標
- 左手がもっと使えるようになりたい(お椀を持つ・キーボードを打つ)
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
急性期病院で治療後、回復期病院で約5か月リハビリを実施。その後、外来を利用されていた。歩行と左手の改善目的でHPを見て来店。
体験時の状況
運動麻痺に加え、感覚障害(特に痺れ)などにより歩行の円滑性の低下や姿勢の崩れを認めました。左手は日常生活ではあまり使えていない状況でした。お椀を持つ際には手に痛みを感じたり・強い熱さを感じてお椀を持つことが困難な状況でした。
仕事もされながら月2~4回で利用開始頂きました。
リハビリ内容
上肢・下肢ともにリハビリを実施しました。上肢に関しては、筋の硬さをとりつつ、まずは体幹・肩甲骨周囲を安定させるための練習を中心に実施しました。手の筋の萎縮も著明であったため、手の筋にも直接介入しました。徐々に、肩甲骨~手が使えるように徒手・HALにてリハビリを進めました。痺れや感覚障害の改善に向け、常に感覚入力がしやすいように配慮してリハビリを実施しました。
リハビリの結果
RESULT現在は、過敏に熱さを感じるものの、痛みや震えは大きく軽減しました。また、お椀を浮かせた状態での保持も可能となり、実際の食事での使用も徐々に増えてきています。手の中の筋肉も改善を認めています。
硬い部分や手の中の筋に対し徒手にて介入をしつつ、体幹・肩甲骨の安定させる練習を実施しました。その上でHALを使用し、前腕を捻る動き(回内外)を肩甲骨・体幹が安定した状態で行いました。手の中の筋肉を活性化させるために、感覚刺激や環境設定を工夫して実施しました。
生活場面に繋げるため、実施の食事動作もリハビリにて実施しております。お仕事もされており、2週に1回の利用であるため、LINEで動画をチェックするなど自主練習のサポートもさせて頂いております。
現在、ご飯茶碗の把持はご自宅でも実施して頂き、リハビリでは汁物にもチャレンジできました。より楽に、また色々な物が持てるようにリハビリを行っていきます!
大野 真之介