【発症後4ヵ月】40代女性・小脳病変による失調症状の改善事例
- 40代
- 女性
ご利用者様情報
- 年代
- 40代
- 性別
- 女性
- 疾患名
- 小脳病変・水頭症など
- 発症からの期間
- 約1年
- 症状
- 失調症状
- ご利用期間・回数
- 3か月・週1~2回・16回
- リハビリ目標
- ふらつきなく歩く事ができる
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
病院退院後、医療保険のリハビリ実施。さらなるふらつきの軽減を目指して当施設へ来店。
週1~2回の個別リハビリを実施。
体験時の状況
体幹、上下肢の失調症状を認めていました。
その為、手放しでの立位保持はふらつきが強く非常に転倒リスクが高い状態でした。
歩行は、歩行車を使用して歩行されていましたが失調症状により体幹の動揺(ふらつき)が生じていました。
また、ご自身の意図しない方向へ足が出てしまい歩行が不安定な状況でした。
姿勢制御への介入による下肢の失調症状の軽減や歩行支援ロボットcuraraを使用した、
歩行リズムの生成を図りました。
リハビリ内容
姿勢制御機能の低下により、動作時の『ふらつき』が生じていると考えました。
その為、ベースとなる体幹機能の改善を四つ這いや膝立ち位などの床上動作をとおして図りました。
また立位訓練・歩行訓練では、足底からの感覚情報の入力が得られやすいように足部アライメントの修正を行った後、裸足での立位訓練や歩行訓練を行いさらなる姿勢制御機能の向上を図りました。
歩行支援ロボットcuraraを使用した歩行訓練では、失調症状に有効と言われているトレッドミルも使用しながら歩行訓練を進めていきました。
リハビリの結果
RESULTその為、立位時に腕を広げてバランスをとることが減り、立位保持時にセラピストと会話をする余裕がみられてきました。歩行に関しては、体幹の動揺『ふらつき』が減り左右の足をご自身の力でコントロールすることができるようになってきました。姿勢制御機能の向上により動作時の恐怖心も減り、転倒に対する不安感の軽減も図ることができるようになってきました。
水谷 滉希