改善事例

CASE

BRANCH
仙台
CATEGORY
脳梗塞

【発症1年】60代男性 青木茂様  「できる」を積み重ねて ―                     職場復帰に向けた階段への挑戦④

60代
男性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
男性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
1年
症状
右片麻痺・体幹運動失調
ご利用期間・回数
10ヶ月・82回
リハビリ目標
職場への完全復帰
車の運転再開

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

脳梗塞発症後、車いすで退院され、ご自宅での起き上がりや歩行に強い不安を感じていらっしゃいました。
特に「歩けるようになり、3月には職場復帰したい」という明確な目標をお持ちであり、その実現に向けて当センターのリハビリを週2回のペースで
開始されました。
また、 右手の痛みを改善し、動かせるようになりたいという思いも併せて伺っていました。

体験時の状況

体験当日は奥様に付き添われ、車いすで来店されました。
立ち上がり動作では、支持物がなければ立位を保持することが難しく、歩行においても体幹の不安定性と右下肢の支持性低下によりふらつきが強く、
四点杖を使用しても介助が必要な状態でした。

評価の結果、右下肢の麻痺に加えて体幹の運動失調がみられ、重心を適切にコントロールできないことが歩行不安定性の主な要因と考えられました。
また、右上肢の麻痺による動かしづらさと痛みにより、歩行時の上半身のバランスが崩れることも、重心が安定しない一因となっていました。

リハビリ体験を通じて右下肢への荷重や運動の感覚が改善し、歩行動作の安定性に変化がみられました。
体験終了時には歩行への自信も向上し、帰宅時には車いすを使用せず、ご自身の足で歩いて退店されました。

リハビリ内容

① 跳躍の練習
下肢の瞬発的な力(パワー)を高めるとともに、麻痺側にしっかり体重をかける目的で行いました。また、両脚をタイミングよく協調して動かすことを
目的に実施しました。

② 左右の下肢の協調性を高める練習
左右の脚を交互に動かすことで、左右の動きをスムーズに切り替える練習を行いました。また、骨盤を安定させながら股関節を動かすことで、股関節周囲を
それぞれ分けて動かす能力の向上を目的に実施しました。

③ HAL®による足関節背屈の促通
HAL®を使用して右足首を上に動かす(背屈)動きを促し、右足首をよりスムーズに動かせるようになることを目的に実施しました。

④ 階段昇降の練習
階段を安全かつスムーズに昇り降りできるよう、麻痺側の脚で体を支える力や筋力を高める練習を行いました。
また、左右の脚を協調して動かす能力を高め、実際の生活での階段昇降につなげることを目的に実施しました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
最近では、ご自宅周辺を散歩する機会が増え、仕事先でも杖を使わずに移動したり、作業したりする場面が多く見られるようになりました。
また、近所への買い物も、買い物かごを持ってお一人で出かけられるようになっています。

以前は、階段の昇り降りの際に手すりや周囲の方の介助・支えが必要でしたが、現在では手すりを使用しながら、ご自身で昇り降りできるようになり、
自信もついてきています。

このように、日常生活の中でご自身でできることが少しずつ増えており、散歩や買い物、仕事など、発症前の生活に近づくための活動の幅も広がっています。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
リハビリテーションを開始した当初は、麻痺のある右上下肢の感覚が鈍く、車いすから立ち上がることも
難しい状態でした。今後の改善は難しいのではないかと言われていましたが、ご本人は「自分ならできる」
と強い思いを持ち、ご家族様とともに一歩ずつリハビリテーションに取り組まれました。

その努力の積み重ねにより、現在では杖を使わずに歩くことができるようになり、階段の昇り降りや箸を
使った食事など、日常生活のさまざまな動作を一つひとつ克服されました。

9月からは、いよいよ職場への完全復帰を予定されています。今後は、実際にお仕事をされる中で感じられる
困りごとや課題を丁寧にお聞きしながら、より安全でスムーズに動作が行えるよう、さらなる改善を目指して
リハビリテーションをお手伝いしてまいります。
担当者の画像

細葉 隆

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます