改善事例

CASE

BRANCH
大阪

【発症後8ヶ月】80代男性・小脳出血の改善事例

歩行比較

80代
男性

ご利用者様情報

年代
80代
性別
男性
疾患名
小脳出血
発症からの期間
8か月
症状
歩行時のふらつき・姿勢の傾き
ご利用期間・回数
3か月・7回
リハビリ目標
歩行の安定性向上

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

令和6年11月に小脳出血を発症され、急性期・回復期病院に約4ヶ月入院されました。
その後、ご自宅で生活をされていましたが、歩行時の左右へのふらつきや階段の上り下りに難しさがあり、当施設のリハビリ体験を受ける事になりました。

体験時の状況

端坐位での姿勢において、体幹部の右側への押し込み、右回旋が著名であり、両下腿より遠位部には浮腫が著名でした。
歩行においては右立脚期での骨盤の右側への偏倚、左立脚期での重心の低下が著名であり、歩隔は広い状態でした。
矢状面からの観察では頭頚部の前方への突き出しが著名な状態でした。

リハビリ内容

まず初めに側臥位にて脊柱の左側屈、胸郭の右回旋を修正し、両下肢・頭頚部の姿勢緊張を調整しました。
その後、端坐位となり、骨盤・胸郭の選択運動を促通し、胸郭の右回旋を解除した中での運動を行なっていきました。
徐々に体幹部の右回旋を行なわない状態での運動が出来てきたため、立位でのバランス練習、歩行訓練へと訓練を移行していきました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
歩行時の左右へのふらつきに著名な改善がみられています。
リハビリ開始時、右立脚期では骨盤の右側への偏倚、左立脚期では重心の低下が著名でしたが、
右立脚期での骨盤の偏倚に軽減がみられ、左立脚期での重心低下にも軽減がみられています。
そのため、歩行の安定性が向上し、歩行スピードに向上がみられています。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
介入当初、体幹部において胸郭の右側への押し込み及び右回旋が著名なため、
体幹部の伸展活動に低下がみられ歩行時に左右にふらつきが起こってしまう状態でしたが、
現在では体幹部を伸展させたまま歩行訓練を行なう事が出来るようになってきています。
左右へのふらつきは継続していますが、ゴルフコースを安全に回るという目標のため精一杯のリハビリを行なってまいります。
担当者の画像

岡 民雄

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