お知らせ

NEWS

吉祥寺

その食生活、脳卒中の原因かもしれません!リスクが高い食生活を解説

こんにちは!東京都武蔵野市にある脳神経リハビリセンター吉祥寺で作業療法士をしている百瀬です。作業療法士のキャリアは16年になります。

突然の脳卒中……原因は食生活かもしれません!

脳卒中はある日急に発症するという印象が強い疾患ですが、

実は日々の食生活、生活習慣が原因である可能性が高いことをご存知でしょうか?

今回は、脳卒中の原因となる食生活や、気を付けるべきことについてご説明します。

日頃から健康的な食生活を心がけて、発症のリスクを減らしましょう。

脳卒中とは?その原因とリスク要因

脳卒中とは?その原因とリスク要因

この章では、脳卒中の基本的な知識と、それを引き起こす主な原因についてご説明します。

脳卒中が起こる背景にはさまざまなリスク要因が関わっています。

脳卒中についての基礎知識と、その原因を知ることで、予防への意識を高めましょう。

脳卒中の基本的な知識

脳卒中は、脳の血管が詰まる、破裂するなどが原因で起こります。

この状態が脳の機能に影響を及ぼし、身体のさまざまな障害を引き起こします。

脳卒中は大きく分けて三つの種類に分類され、それぞれに異なる原因があります。

①脳梗塞:血管が詰まり、脳への血流が遮断される状態。
②脳出血:脳内の血管が破裂し、出血が起こる状態。
③くも膜下出血:脳の表面近くの血管が破裂する状態。

脳卒中を引き起こす主な原因

脳卒中の主な原因は、生活習慣病に関連する要因が多いです。

以下は、脳卒中を引き起こすリスク要因の例です。

・高血圧:最も多く見られるリスク要因。
・喫煙:たばこに含まれる成分が血管を狭め、血流を悪化させる原因となります。
・不健康な食生活:高脂肪・高塩分の食事はリスクを高めます。
・運動不足:運動が不足していると肥満になりやすく、糖尿病など肥満関連の病気が増えてきます。

これらのリスク要因を理解し、適切な生活習慣を心がけることが、脳卒中の予防につながります。

特に、血圧管理と禁煙は脳卒中予防に非常に重要です。

また、バランスの取れた食事と定期的な運動を行うことで、リスクを大幅に減らすことができます。

脳卒中について、さらに知りたい方はこちらをご覧ください。

【脳卒中の種類は〇種類!知っておくべきそれぞれの異なる特徴や治療法】

食生活が脳卒中に与える影響

食生活が脳卒中に与える影響

この章では、食生活が脳卒中に与える影響と、食生活の改善が脳卒中予防にどのように繋がるかご説明します。

不適切な食生活は脳卒中のリスクを高める一方で、適切な食生活はそのリスクを減らす重要な役割を果たします。

食事と脳卒中のリスク

脳卒中のリスクは食生活と密接に関連しています。

特に以下のような食習慣はリスクを高めるとされています。

高脂肪・高塩分の食事

動脈硬化や高血圧の原因となり、脳卒中のリスクを増加させます。

加工食品やファストフードの過剰摂取

脂質や塩分、糖分が多く含まれていますので、高血圧などの原因になります。

果物や野菜の不足

必要なビタミンやミネラルが不足し、体のバランスが崩れることがあります。

これらの食習慣を改善することが、脳卒中のリスク軽減につながります。

食生活の改善が脳卒中予防につながる理由

食生活の改善は脳卒中予防に大きな効果をもたらします。

以下の点が特に重要です。

健康的な食事の摂取

バランスの良い食事は血圧を正常に保ち、動脈硬化になることを防ぎます。

適切な体重の維持

肥満は脳卒中のリスクを高めるため、適切な体重管理が重要です。

食塩の摂取量を減らす

高血圧の主な原因の一つであるため、食塩の摂取量を控えめにすることが望まれます。

これらの食生活の改善により、脳卒中のリスクを減らすことができます。

患者様やご家族が日々の食生活を見直し、健全な食生活を心がけることが、脳卒中予防の鍵となります。

脳卒中予防のための食生活のポイント

脳卒中予防のための食生活のポイント

この章では、脳卒中予防における食生活の重要性についてお話します。

バランスの良い食事と適正な体重の維持を続けることが、脳卒中の予防につながります。

バランスの良い食事の重要性

バランスの良い食事は、脳卒中予防に重要です。

以下の点が特に重要とされています。

多種類の栄養素の摂取

野菜、果物、全粒穀物、低脂肪のたんぱく質源(魚、豆類、鶏肉など)をバランス良く摂ることが重要です。

肉類、乳製品・バターなどの動物性食品の制限

これらは心血管疾患のリスクを高め、間接的に脳卒中のリスクも上昇させます。

適切な量の食事

過食は肥満の原因となり、脳卒中のリスクを増大させます。

これらの食生活の改善により、脳卒中のリスクを減らすことができます。

適正な体重の維持と食生活

適正な体重の維持も、脳卒中予防には欠かせません。

以下の点に注意することが推奨されます。

カロリー摂取量と消費量のバランス

体重管理には、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要です。

定期的な運動

適度な運動は体重管理に役立つだけでなく、全体的な健康状態の向上にも繋がります。

健康的な食事習慣

食事の回数や量を一定に保ち、間食を控えることが望まれます。

これらを実践することで、患者様やご家族が脳卒中のリスクを減らすことができます。

バランスの良い食事と適正な体重の維持は、脳卒中予防のための基本であり、

日々の生活において意識して取り組むべき重要な要素です。

脳卒中予防に役立つ具体的な食事

脳卒中予防に役立つ具体的な食事

この章では、脳卒中予防に役立つ具体的な食事について詳しくご説明します。

特に、動物性脂肪の摂取を控えることと、食塩の摂取量を減らすことが、

脳卒中予防にどのように関係するかについてご説明いたします。

これらの食事の工夫を日常生活に取り入れることで、脳卒中のリスクを減らすことができます。

動物性脂肪の摂取を控える

動物性脂肪の過剰な摂取は、脳卒中のリスクを高める要因の一つです。

以下の点に注意してください。

赤肉や加工肉の摂取量を減らす

これらは飽和脂肪が多く含まれており、動脈硬化のリスクを高めます。

植物性脂肪を選ぶ

オリーブオイルやナッツ類など、不飽和脂肪酸が豊富な食品を選びましょう。

魚を積極的に摂る

特にオメガ3脂肪酸が豊富な青魚は、心血管系の健康に良い影響を与えます。

これらの工夫により、動物性脂肪の摂取を控え、脳卒中のリスクを減らすことができます。

食塩の摂取量を減らす

食塩の過剰な摂取も、脳卒中のリスクを高める重要な要因です。

以下の点を実践しましょう。

加工食品や外食の頻度を減らす

これらは隠れた塩分が多く含まれていることがあります。

塩分の少ない調味料を選ぶ

しょうゆや味噌などの代わりに、ハーブやスパイスで味付けをすると良いと言われています。

塩分摂取量の目安を守る

日本人の1日の塩分摂取量の目安は男性7.5g未満、女性6.5g未満です。

これらを意識することで、食塩の摂取量を減らし、脳卒中のリスクを減らすことができます。

患者様やご家族がこの食事の工夫を日常生活に取り入れることで、

健康な生活を送るための一歩を踏み出すことができます。

日常生活での脳卒中予防のための食生活の工夫

日常生活での脳卒中予防のための食生活の工夫

この章では、日常生活での脳卒中予防に役立つ食生活の工夫についてお話します。

具体的には、野菜、果物、海藻を十分に取ること、適量のアルコール摂取と食事のバランスを保つこと、

そして適度な運動やリハビリがどのように脳卒中予防に影響するかに焦点を当てます。

これらの習慣を日常生活に取り入れることで、脳卒中のリスクを減らすことが可能です。

野菜、果物、海藻を十分に取る

野菜、果物、海藻の摂取は、脳卒中予防に重要な役割を果たします。

これらの食品群は以下の利点を提供します。

– 必要なビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む。

– 動脈硬化の予防に役立つ抗酸化物質が含まれている。

– 適切な体重管理に寄与する低カロリー食品。

これらの食品を日々の食事に取り入れることで、脳卒中のリスクを減らすことができます。

適量のアルコール摂取と食事のバランス

アルコールの適量を守り、食事のバランスを保つことも、脳卒中予防には重要です。

以下の点に注意してください。

– アルコールは適量に:過度の飲酒は脳卒中のリスクを高めます。
– バランスの良い食事:アルコールを摂取する際は、塩分や脂質の高い食品を避ける。
– 適切な水分補給:アルコール摂取時は水分補給を心がける。

これらに注意することで、卒中のリスクを高めることを防ぐことができます。

適度な運動、リハビリの実施

適度な運動とリハビリも、脳卒中予防には欠かせません。

また、脳卒中を発症したことがある患者様の再発予防の観点では、リハビリが特に重要です。

以下の点が推奨されます。

定期的な運動:週に数回、30分程度の運動を心がける。(ご自身の状態によって負荷量は変わりますのでご注意ください)

リハビリの活用:特に脳卒中後の患者様には、リハビリが再発予防に役立ちます。

ストレス管理:運動はストレス軽減にも効果があります。

これらの活動を日常生活に取り入れることで、脳卒中のリスクを減らし、

全身の状態を向上させることができます。

これらのポイントを意識することで、健康的な生活を送るための一歩を踏み出しましょう。

脳卒中の改善事例

脳卒中を経験した方が改善した事例をご紹介いたします。

脳卒中、左片麻痺を呈した40代男性

入院当初から独歩で歩くことは可能でしたが、左腕や手を使って服を着るなどは難しい状態でした。

リハビリを行った結果、左腕や手を使って服を着たり、左手でお椀をもって食事ができるようになりました。

具体的な改善事例はこちらをご覧ください。

【【発症後1年】60代男性・脳出血・右片麻痺の改善事例②】

まとめ

まとめ

この記事を読んでいただき、ありがとうございます。

脳卒中予防のためには、バランスの良い食事、適正な体重の維持、動物性脂肪食品の摂取を控えること、

さらに食塩の摂取量を減らすことが重要です。

また、野菜、果物、海藻を十分に取り、アルコールの適量を守り、適度な運動やリハビリを行うことも大切です。

これらの習慣を日常生活に取り入れることで、脳卒中のリスクを減らし、より健全な生活を送ることができます。

この記事があなたの健康維持に役立つことを願っています。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

弊社では経験豊富なセラピストが、ロボットやAIによる最新のリハビリを駆使してサポートさせて頂きます。

 ・吉祥寺サンロード商店街で買い物を楽しみたい
 ・維持ではなく、改善をしたい
 ・井の頭恩賜公園を装具や杖なしで歩けるようになりたい

このようなお悩みを持つ方はぜひお問い合わせください。

毎月先着5名様限定無料体験を実施しておりますのでお早めにどうぞ!

お問い合わせはこちらから↓
>>仙台付近にお住いの方
>>東京にお住いの方
>>名古屋付近にお住いの方
>>大阪付近にお住いの方

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます
この記事を書いた人
百瀬 義一

百瀬 義一

作業療法士

2007年に作業療法士免許を取得。回復期・生活期・介護施設・在宅と全てのステージでのリハビリを経験。
これまで脳血管疾患・運動器疾患・廃用疾患・難病など、多くの患者様のリハビリテーションに携わる。
2023年12月から脳神経リハビリセンター吉祥寺に勤務。

私は「少しでも利用者様のご希望を達成する事ができるリハビリ」を心がけています。自費領域でのリハビリテーションは病院でのリハビリとは違い、利用者様のご希望がはっきりとしていて、より切実である事が多いと感じています。リハビリ介入により少しでも利用者様のご希望や目標を達成することができるよう、精一杯のリハビリを行なってまいります。