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【改善事例あり】脳卒中治療のリハビリにおける運動学との関係とは?

こんにちは、大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪の岡です!

リハビリと運動学

その関係や必要性について、ご存知ですか?

リハビリは身体の機能を改善する治療なので

運動学と関係があると言われれば、なんとなくそうなのだろうと

素直に受け入れられる方が多いと思います。

しかし、「なぜ?」と問われるとしっかり答えられる方は少ないのではないでしょうか。

今回は、運動学がどうしてリハビリに重要なのかを詳しく解説します。

この記事を読めば、リハビリと運動学がどのように関係するのかを理解し、

よりリハビリの効果を高めることができるでしょう。

脳卒中とは?

脳卒中とは?

脳卒中の定義と種類

この章では、脳卒中の基本的な定義とその主な種類について詳しく解説します。

脳卒中は、脳の血管が詰まるか破裂することで起こる病気です。主に2つの種類があります。

①脳梗塞: 血管が詰まることで起こります。

②脳出血: 血管が破裂して血液が脳内に漏れることで起こります。

脳卒中の原因とリスク

ここでは、脳卒中を引き起こす主な原因と、リスクを高める要因について説明します。

脳卒中の原因は多岐にわたりますが、主なものとしては以下が挙げられます。

・高血圧: 最も一般的なリスク要因です。

・喫煙:血管を収縮させ血圧が上昇することで、脳卒中のリスクを高めます。

・糖尿病: 血糖値のコントロールが難しくなり、リスクを高めます。

これらのリスクを把握し、適切な生活習慣を送ることが予防に繋がります。

さらに詳しい情報はこちらのリンクをご確認ください。

【脳血管疾患の原因と症状】

脳卒中の症状

脳卒中の症状は突然現れることが多く、その症状は患者様の状態によって異なります。

代表的な症状としては以下のようなものがあります。

・片側の手足のしびれや弱さ

・言葉がうまく話せない、理解できない

・視野の異常や二重視

これらの症状が現れた場合、迅速な対応が必要です。

脳卒中の初期対応

脳卒中の初期対応は非常に重要で、

早期発見と迅速な対応が患者様の予後に大きく影響します。

初期対応として重要なポイントは以下の通りです。

症状を早期に認識する

すぐに救急車を呼ぶ

病院到着後は迅速な診断と治療を受ける

これらの対応を迅速に行うことで、脳卒中によるダメージを最小限に抑えることが可能です。

脳卒中後の運動学の重要性

脳卒中後の運動学の重要性

運動学とは

この章では、運動学の基本的な概念とその重要性について解説します。

運動学とは、人間の動きを科学的に分析し、そのメカニズムを理解する学問分野です。

運動学は、筋肉の動き関節の可動域バランスの取り方など、人間の動き全般を網羅しています。

脳卒中患者様における運動学の役割

脳卒中後の患者様において、運動学は非常に重要な役割を果たします。

ここでは、その主な役割をいくつか紹介します。

運動機能の回復

脳卒中で失われた運動機能を回復させるためには、運動学の知識が必要です。

日常生活動作の改善

運動学を用いることで、患者様の日常生活動作の質を向上させることができます。

予防と健康増進

運動学を活用することで、二次的な健康問題の予防や全体的な健康状態の向上が期待できます。

運動学を効果的に取り入れるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

個々の患者様の状態に合わせたプログラムの作成

患者様一人ひとりの状態や目標に合わせた運動プログラムを作成することが重要です。

継続的な評価と調整

患者様の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じてプログラムを調整することが必要です。

患者様とのコミュニケーション

患者様との信頼関係を築き、運動プログラムへの理解と協力を得ることが成功の鍵です。

運動学を取り入れることで、運動機能の回復日常生活動作の向上が期待できます。

適切なアプローチと継続的なサポートにより、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できるでしょう。

脳卒中のリハビリ

脳卒中のリハビリ

リハビリの目的と期間

この章では、脳卒中後のリハビリテーションの目的とその期間に焦点を当てて解説します。

リハビリの主な目的は、患者様の失われた機能を回復し、

日常生活をより自立して過ごせるようにすることです。

リハビリの期間は患者様の状態や目標によって異なりますが、

一般的には数週間から数ヶ月が必要とされています。

効果的なリハビリ方法

効果的なリハビリテーションを行うためには、以下の方法が推奨されます。

個別の評価とプログラムの作成

患者様一人ひとりの状態を正確に評価し、個別のリハビリプログラムを作成します。

多職種のチームによるアプローチ

医師、理学療法士、作業療法士など、多職種の専門家が協力してリハビリを進めます。

家族のサポートと協力

患者様のご家族と協力し、リハビリをサポートします。

リハビリの際の注意点

リハビリテーションを進める上で注意すべきポイントは以下の通りです。

過度な期待を避ける

リハビリは時間がかかるプロセスであり、過度な期待は避けるべきです。

継続的な努力

リハビリの効果を最大限に引き出すためには、継続的な努力が必要です。

モチベーションの維持

リハビリを続けるためには、患者様自身のモチベーションを維持することが重要です。

リハビリテーションは脳卒中患者様の回復に不可欠なプロセスです。

適切なアプローチと継続的な努力により、患者様の生活の質を向上させることが可能です。

日常生活への影響

脳卒中患者の日常生活への影響

身体機能の変化と日常生活への影響

この章では、脳卒中が患者様の身体機能に与える影響と、

それが日常生活にどのように影響するかを詳しく解説します。

脳卒中は筋力の低下、感覚の障害、バランスの問題を引き起こすことがあります。

これにより、歩行困難、手の使いにくさ、自己ケアの障害が生じることがあります。

日常生活での具体的な影響としては、食事、着替え、トイレなどの基本的な活動が困難になることが挙げられます。

認知機能の変化とコミュニケーションの工夫

脳卒中は認知機能にも影響を与えることがあります。

記憶力の低下注意力の散漫判断力の低下などが起こることがあります。

これらの変化はコミュニケーションにも影響を与えるため、以下のような工夫が必要です。

・シンプルで短い文を使う

・話す速度を遅くする

・質問を簡単にし、選択肢を提供する

家族との関係性の変化とサポート体制

脳卒中患者様のご家族も大きな影響を受けます。

患者様のケアには時間と労力が必要であり、これがストレスや疲労を引き起こすことがあります。

サポート体制としては、以下の点が重要です。

・ご家族も含めたリハビリテーションプログラムの導入

・ご家族向けの教育とサポート

・必要に応じた外部のサポートサービスの利用

脳卒中は患者様だけでなく、ご家族にも大きな影響を与えます。

適切なサポートと理解によって、患者様とご家族が一緒に困難を乗り越えることができます。

自宅での運動指導

自宅での運動指導

この章では、脳卒中患者様が自宅で運動を行う際のメリット、効果的な運動方法、

そして運動を継続するためのモチベーション維持について詳しく解説します。

自宅での運動のメリット

自宅での運動は、患者様にとって多くの利点があります。

・通院の必要がないため、時間と交通費を節約できます。

・プライベートな空間でリラックスして運動に取り組むことができます。

・家族と一緒に運動することで、サポート体制を強化できます。

効果的な自宅運動のポイント

自宅でできる簡単な運動をご紹介します!
①ベッドの端に座って骨盤を前後左右に傾ける。

②ベッドの端に座って踵を上げ下げする。

③ベッドの端に座って棒体操を行なう。

④机の上にペットボトルを立て、動かしにくい方の手で動かないように支える。

⑤机を動かしにくい方の手で隅々まで拭く。

さらに詳しく、こちらのリンクでまとめております。

【【自宅でできる!】脳梗塞リハビリのおすすめ自宅練習5選】

自宅での運動を効果的に行うためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

医師や理学療法士の指導のもと、安全で適切な運動プログラムを組み立てましょう。

小さな目標を設定し、達成することでモチベーションを維持しましょう。

日常生活の中に運動を組み込むことで、無理なく続けることができます。

運動を継続するためのモチベーション維持

運動を継続するためには、モチベーションの維持が不可欠です。

・成果を記録し、小さな成功を祝いましょう。

・家族や友人にサポートを求め、一緒に運動を楽しむことでモチベーションを高めましょう。

・運動を日常生活の一部として取り入れ、楽しい活動と結びつけましょう。

自宅での運動は、脳卒中患者様が自立した生活を送るための重要なステップです。

適切なプログラムとサポート体制を整えることで、安全かつ効果的に運動を続けることができます。

まとめ

まとめ

この記事を通して、脳卒中患者様のリハビリや日常生活への影響、

自宅での運動指導について詳しく学ぶことができたでしょうか。

一歩ずつ前進し、ご家族と共に健康な毎日を取り戻しましょう。

あなたの頑張りが、きっと素晴らしい未来へと繋がっていくことを願っています。

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この記事を書いた人
岡 民雄

岡 民雄

理学療法士

2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。