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脳卒中の再発リスクは○%!危険な生活習慣と防ぐための予防法を解説

こんにちは!大阪府大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪で理学療法士をしている岡です。理学療法士のキャリアは12年になります。

「脳卒中ってどれくらい再発リスクが高いんだろう?」

脳卒中は一度発症すると再発のリスクが高まると言われています。

その再発を予防し、より良い生活の質を取り戻すためには、生活習慣の改善と、適切なリハビリテーションが不可欠です。

この記事では、脳卒中の再発予防と継続的な取り組みの重要性について詳しく解説します!

脳卒中の再発リスク

脳卒中の再発リスク

この章では、脳卒中の再発リスクについて、特に脳梗塞の再発率と脳卒中の総称及びその種類に焦点を当てて詳しく解説します。

脳梗塞の再発率

脳梗塞は一度発症すると再発のリスクが高まります。

その主な理由として、脳梗塞になったということは、危険因子をすでに持っている状態であることが多いためです。

具体的には、発症後1年で10%、5年で35%、10年で50%の人が再発するといわれています。

再発リスクグラフ

このため、定期的な健康診断や生活習慣の見直しを行い、再発のリスクを低減させることが必要です。

脳卒中の種類

脳卒中にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴と再発の危険性があります。

脳卒中は、3つの主要なタイプに分けられます。

・脳梗塞

・脳出血

・くも膜下出血

これらの病型は、発症の原因や症状、治療方法が異なるため、正確に区別することが重要です。

例として、脳梗塞は血管が詰まることで発症し、早期治療が効果的ですが、

脳出血の場合、高血圧が原因となることが多く、治療が遅れると命に関わることもあります。

各病型の特徴を理解し、早期発見・早期治療を心がけることで、再発のリスクを低減させることができます。

脳卒中の再発を予防する生活習慣

脳卒中の再発を予防する生活習慣

この章では、脳卒中の再発を予防するための生活習慣の改善ポイントについて詳しく解説します。

生活習慣の改善ポイント

脳卒中の再発リスクを低減するためには、日常の生活習慣の見直しが不可欠です。

特に再発の大きなリスクとなる要因は以下の6つです。

・高血圧

・糖尿病

・喫煙

・肥満

・運動不足

・多量飲酒

例えば、喫煙は血管を狭める作用があり、これが脳卒中の原因となることが知られています。

一方、適度な運動は血流を良くし、脳卒中のリスクを低減させる効果があります。

規則正しい生活を心がけ、禁煙、減塩、減量などの生活習慣の改善が再発予防には欠かせません。

専門家の指導の役割

再発予防のための生活習慣の改善は、専門家の指導のもとで行うことが効果的です。

医師、薬剤師、栄養士との連携は、適切なアドバイスや指導を受けるために非常に重要です。

これらの専門家からのアドバイスを活用し、日常生活の中で再発予防のための取り組みを実践することが、長期的な健康維持に繋がります。

再発予防のためのリハビリテーション

再発予防のためのリハビリテーション

この章では、脳卒中の再発予防におけるリハビリテーションの役割や、継続的な取り組みの重要性について詳しく解説します。

リハビリの役割

リハビリテーションは、脳卒中後の身体機能の回復をサポートする重要な役割を果たします。

脳卒中は突然の発症であり、多くの患者が日常生活動作に困難を感じることがあります。

しかし、適切なリハビリを受けることで、日常生活動作の向上や自立を促進することが可能です。

リハビリによる回復事例

実際にリハビリをして回復した事例をご紹介します!
私が以前働いていた大阪市にある病院では、

血糖値が高い患者様に対して、有酸素運動や筋力トレーニング、食事管理や薬剤での治療を組み合わせて

血糖値を下げることに成功した患者様がおられました。

私が現在働いているこの施設では、

脳出血の原因となる脳動静脈奇形でバイパス手術が必要であった方が、薬剤治療やリハビリなどで

脳の血流量が増加し、検査の結果手術の必要がなくなった方がおられます。

リハビリの種類

リハビリテーションには、大きく分けて3つ種類が存在します。

・理学療法

・作業療法

・言語療法

ここから患者の症状に応じて選択され、個別のリハビリプログラムが設定されます。

リハビリの継続

リハビリテーションの効果を最大限に引き出すためには、定期的な継続が不可欠です。

短期間での効果を求めるのではなく、長期的な視点での取り組みが必要です。

また、リハビリの進行とともに、その評価方法も重要となります。

セラピストが患者の動作を観察し、適切なアドバイスや指導を行うことで、より効果的なリハビリが実現されます。

脳卒中の危険因子の理解

脳卒中の危険因子の理解

この章では、脳卒中の主な危険因子とその詳細、さらに危険因子を持つ人が注意すべきポイントについて詳しく解説します。

脳卒中の主な危険因子

脳卒中の発症リスクを高める主な危険因子は、7つ挙げられます。

・高血圧

・糖尿病

・脂質異常症

・肥満

・喫煙

・多量飲酒

・運動不足

これらの因子は、生活習慣の乱れや遺伝的要因などにより引き起こされることが多いです。

高血圧

長期間にわたる高血圧は、血管に負担をかけ、脳卒中のリスクを高めます。

糖尿病

血糖値の管理が不十分な場合、血管の損傷が進行し、脳卒中のリスクが上昇します。

脂質異常症

LDLコレステロールが高いと、動脈硬化が進行しやすくなります。

肥満

体重が増加すると、高血圧や糖尿病のリスクも上昇します。

喫煙

喫煙は血管を収縮させ、血流を悪化させるため、脳卒中のリスクが高まります。

多量飲酒

適量を超えるアルコール摂取は、高血圧の原因となります。

運動不足

定期的な運動は、血流を良くし、脳卒中の予防に役立ちます。

これらの危険因子は、早期に発見し、適切な対策を講じることで、脳卒中のリスクを低減することができます。

危険因子を持つ人の注意点

一度脳卒中を起こした人は、再発のリスクが高まります。

特に、上記の危険因子を持つ人は、再発予防のための対策が不可欠です。

再発予防のポイント

定期的な健康診断を受け、危険因子の管理を徹底する。
医師や専門家のアドバイスを受け入れ、生活習慣の見直しを行う。
薬の服用や治療法について、適切な知識を持ち、正しく実践する。

これらのポイントを意識し、日常生活の中での再発予防に努めることが大切です。

日常生活での再発予防の実践方法

日常生活での再発予防の実践方法

この章では、日常生活での脳卒中の再発予防の具体的な方法や、信頼性のある情報の収集方法について詳しく解説します。

生活習慣の修正の具体的な方法

脳卒中の再発を予防するためには、日常生活の中でのバランスの取り方が非常に重要です。

食生活

塩分の摂取を控えめにし、野菜や魚を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。
毎日の食事で野菜を3種類以上取り入れることが理想的です。逆に、過度な油っこい食事や砂糖の摂取は控えるようにしましょう。

運動

週に3回、30分以上のウォーキングや軽い筋トレを取り入れることで、心臓や血管の健康を維持できます。
しかし、過度な運動は逆効果となる場合もあるので、無理をせず、自分のペースで行うことが大切です。

休息

質の良い睡眠を確保することで、心と体のリカバリーを促進します。
毎日7〜8時間の睡眠を目指しましょう。

ストレス管理

ストレスは高血圧や心疾患のリスクを高める要因となります。
リラクゼーション方法として、深呼吸や瞑想、趣味を楽しむことで、心を落ち着けることができます。

再発予防のための情報収集

正確な情報を得ることは、再発予防のための実践方法を適切に行う上で欠かせません。

信頼性のある情報源の選び方

専門家や医師が推奨するサイト、学会や研究機関が発表する情報を優先的に参照しましょう。
一方、不明確な出典の情報や、一方的な主張のみをするサイトは信頼性に欠ける可能性があります。

日常生活での再発予防の実践例

毎日の食事で塩分の摂取量を意識して減らす、階段を使うことで日常の中での運動を増やす
深呼吸や瞑想を日常の一部として取り入れるなど、小さな変化から始めることができます。

まとめ

脳卒中は一度発症すると再発のリスクが高まりますが、そのリスクを低減するための方法は実は日常生活の中に溢れています。

食生活の見直しや適度な運動、質の良い休息、そしてストレスの適切な管理は、私たちの身近な再発予防策として非常に効果的です。

また、信頼性のある情報を選ぶことで、より具体的かつ効果的な予防策を身につけることができます。

この記事を通じて、脳卒中の再発予防の大切さと、それを実現するための日常的な方法を学べたのではないでしょうか。

今日からでも始められる小さなステップで、健康な未来を手に入れましょう!

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この記事を書いた人
岡 民雄

岡 民雄

理学療法士

2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。