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リハビリを中止するタイミングっていつ?判断基準やケア方法を解説!

みなさんこんにちは、脳神経リハビリセンター名古屋の大野です!

「リハビリっていつまでやるの?」

そんなお悩み、ありますよね。

今回は、リハビリが中止となる基準や、判断する内容などを紹介します。

この記事を読んで、どのような状態になるとリハビリの中止が必要なのか、

などの知識を得て、リハビリ生活に活かすことが出来ます。

脳卒中リハビリの中止基準

脳卒中リハビリの中止基準とは

脳卒中リハビリの中止基準とは、どのようなものでしょうか。

この章では、リハビリテーションの中止を決定する状況、

目標達成と進捗の停滞医学的安定性と患者様の意思決定について詳しく解説します。

これにより、患者様やご家族がリハビリの進行において、

どのような判断基準があるのかを理解する手助けとなるでしょう。

リハビリテーションの中止を決定する状況

リハビリテーションは、患者様の回復を目指す大切なプロセスですが、

以下のような状況では中止を検討することがあります。

・患者様の健康状態が急激に悪化した場合

・患者様やご家族の意向により中止を希望される場合

目標達成と進捗の停滞

リハビリテーションには明確な目標が設定されます。

しかし、以下のような状況で目標の達成が難しくなった場合

リハビリの休止や方針の見直しを検討することがあります。

・一定期間、進捗が見られない場合

・新たな医学的な問題が発生し、リハビリの継続が困難な場合

・患者様のモチベーションの低下や継続的な参加が難しい場合

医学的安定性と患者の意思決定

リハビリテーションの継続・中止の判断は、患者様の医学的な安定性を基に行われます。

以下のポイントを考慮して判断がなされます。

患者様のバイタルサインや血液検査の結果

患者様の日常生活動作の状態や変化

患者様やご家族の希望や意向

医学的な判断だけでなく、患者様やご家族の意思も尊重されることが重要です。

リハビリの目的や効果、リスクなどを十分に理解した上で、

患者様自身が納得のいく選択をすることをサポートします。

急性期リハビリの中止ガイドライン

急性期リハビリの中止ガイドライン

急性期リハビリの中止ガイドラインについて、この章では

・バイタルサインと血液データのチェックポイント

・患者様の状態に応じた中止判断

・適切なタイミングでのリハビリ中止の重要性

この3点に焦点を当てて解説します。

これにより、急性期の脳卒中患者様に対するリハビリテーションの

適切な管理と判断基準を提供することを目指しています。

バイタルサインと血液データのチェックポイント

急性期リハビリでは、患者様の安全を最優先に考える必要があります。

そのため、以下のバイタルサインと血液データのチェックポイントを定期的に確認し、

患者様の健康状態を把握することが重要です。

・心拍数、血圧、呼吸数、体温などのバイタルサイン

・血液検査によるヘモグロビン、ヘマトクリット、血糖値などのデータ

これらのデータを基に、患者様の健康状態がリハビリを継続するのに適しているかを判断します。

患者の状態に応じた中止判断

患者様の状態に応じて、リハビリの中止を判断することがあります。

以下の状況では、リハビリの中止や見直しを検討することが重要です。

・バイタルサインや血液データが不安定な場合

・患者様が重篤な合併症を発症した場合

・患者様やご家族がリハビリの中止を希望する場合

これらの状況では、患者様の安全を最優先に考え、適切な医療判断を下すことが求められます。

特に「頭痛」フォーカスした詳しい情報をこちらのリンクに記載しています。

【○○な頭痛は要注意!?脳卒中を疑う頭痛と取るべき対策のすべて解説】

適切なタイミングでのリハビリ休止の重要性

リハビリテーションの中止は、適切なタイミングで行うことが非常に重要です。

以下のポイントを考慮して、休止のタイミングを判断します。

患者様の健康状態が安定しているか

リハビリの効果が十分に得られているか

患者様やご家族がリハビリの継続を希望しているか

これにより、患者様にとって最善の医療判断を下すことができます。

経済的制約とリハビリの休止

経済的制約とリハビリの休止

経済的制約がリハビリテーションの継続に影響を与えることがあります。

この章では、経済的な問題がリハビリを休止せざるを得ない状況、

リハビリを継続するためのサポートとリソース、

そして当センターでの具体的な事例について詳しく解説します。

経済的な問題によるリハビリ休止

経済的な困難は、リハビリテーションの継続を妨げる大きな要因となります。

以下の点が、経済的な問題によるリハビリ休止の主な原因となります。

– 高額な医療費

– 交通費や宿泊費などの付随する費用

– 仕事を休むことによる収入の減少

これらの経済的な負担が、患者様やご家族にとって重大な問題となり、

リハビリテーションの休止を余儀なくされることがあります。

リハビリ継続のためのサポートとリソース

リハビリテーションを継続するためには、経済的なサポートとリソースが不可欠です。

以下の点が、リハビリを継続するためのサポートとなります。

・公的な医療保険や助成金の利用

・患者様やご家族への経済的な相談サービス

・地域社会のサポートグループや団体からの援助

これらのサポートを利用することで、経済的な困難を乗り越え、

リハビリテーションを継続することが可能となります。

当センターでの事例

当センターでは、多くの患者様がリハビリを受け、改善しています。

その事例を紹介いたします。
当施設を利用されている方の多くは介護保険のリハビリを併用しておられます。

また、障害年金などの制度も利用しつつ、社会復帰を目指されている方も多くいらっしゃいます。

これらの制度なども必要に応じて紹介させて頂いております。

これにより、患者様が経済的な問題を乗り越え、リハビリテーションを継続することを支援しています。

患者と家族の役割

患者と家族の役割

患者様とご家族がリハビリテーションプロセスにおいて果たす役割は非常に重要です。

この章では、共有の意思決定プロセスと家族や介護者のサポートに焦点を当て、

その重要性と具体的な方法について詳しく解説します。

患者様とご家族がリハビリテーションの目標設定や治療計画に積極的に関与することで、

より効果的なリハビリテーションが実現可能となります。

共有の意思決定プロセス

共有の意思決定プロセスは、患者様と医療提供者が協力して治療の方向性を決定するアプローチです。

以下の点が、このプロセスの重要な要素となります。

患者様の価値観や目標を尊重する

医療提供者からの情報提供と患者様からのフィードバックの交換

合意に基づいた治療計画の策定

このアプローチにより、患者様は自身の治療に対して

よりコントロールを持ち、満足度と治療の効果が向上します。

家族と介護者のサポート

家族や介護者のサポートは、リハビリテーションプロセスにおいて不可欠な要素です。

以下の点が、家族や介護者が提供できるサポートの例となります。

– 患者様の日常生活のサポート

– 情緒的なサポートと励まし

– 医療提供者とのコミュニケーションの橋渡し

家族や介護者のサポートにより、患者様はリハビリテーションを継続するモチベーションを保ち、

より良い治療結果を得ることができます。

このように、患者様とご家族がリハビリテーションプロセスに積極的に関与し、サポートを提供することで、

より効果的で満足度の高いリハビリテーションが実現可能となります。

理学療法士のアプローチ

理学療法士のアプローチ

この章では、理学療法士としてのアプローチに焦点を当て、

患者中心のケア、継続教育と専門知識の重要性、そしてコミュニケーションとチームワークの

3つの重要な側面について詳しく解説します。

これらの要素は、患者様への効果的なリハビリテーション提供に不可欠であり、

患者様の満足度と治療結果の向上に寄与します。

患者中心のケア

患者中心のケアは、患者様のニーズ、価値観、および目標を尊重し、

それに基づいて治療計画を策定するアプローチです。以下の点が重要です。

– 患者様の意見を聞き、尊重する

– 個々の患者様に合わせた治療計画の策定

– 患者様の自己決定を支援する

このアプローチにより、患者様は自身の治療に対してよりコントロールを持ち、

治療への満足度と参加度が向上します。

継続教育と専門知識の重要性

理学療法士として、常に最新の医学知識と技術を学び続けることが重要です。

以下の点が、継続教育の重要性を示しています。

– 最新の治療法と技術の習得

– 患者様へのより効果的な治療提供

– 専門知識の向上とキャリアの発展

継続教育を通じて、理学療法士は自身のスキルと知識を常にアップデートし、

患者様に最良のケアを提供することができます。

コミュニケーションとチームワーク

効果的なコミュニケーションとチームワークは、患者様への質の高いリハビリテーション提供に不可欠です。

以下の点が、その重要性を示しています。

– 医療チーム内での情報共有と協力

– 患者様との信頼関係の構築

– 効率的で効果的な治療計画の実施

コミュニケーションとチームワークを強化することで、

理学療法士は患者様に対してより一貫性のあるケアを提供し、

治療結果を最大化することができます。

このように、患者中心のケア、継続教育、コミュニケーションとチームワークは、

理学療法士としての効果的なアプローチを形成し、患者様への最良のケアを提供するために不可欠です。

まとめ

まとめ

この記事を通じて、脳卒中リハビリの中止基準や患者様とご家族の役割、

理学療法士としてのアプローチについて詳しく学ぶことができたでしょうか。

あなたの知識が深まり、より良いケアやリハビリのための一助となれば幸いです。

その他に、ご不明点や相談などありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

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この記事を書いた人
大野 真之介

大野 真之介

理学療法士 / 認定理学療法士(脳卒中)

2016年に理学療法士免許を取得。同年より愛知県内の大学病院で勤務し、回復期・急性期・外来のリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)の専任理学療法士としても勤務。
これまで主に脳血管疾患・脊髄損傷・神経難病の方のリハビリに携わる。2020年に日本理学療法士協会の認定資格である認定理学療法士(脳卒中)を取得。2022年11月から脳神経リハビリセンター名古屋に勤務。
私は常に「一緒に進めるリハビリ」を心がけています。療法士がリハビリをするのではなく、お客様にも“動き方”や“変化”を知ってもらいながら、運動を通して目標達成を目指しています。目標に向けて一緒に挑戦していきましょう。全力でサポートします。