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【改善事例あり!】脳卒中とはなにか?その症状を種類別に解説します

こんにちは!東京都武蔵野市にある脳神経リハビリセンター吉祥寺の百瀬です。

脳卒中って怖いイメージはあるけど具体的にはどんな症状があるんだろう…

名前は聞くけどどんな症状かは具体的にイメージをしにくい方も多いと思います。

今回は、そんな方へ向けて脳卒中の種類別に症状を詳しく解説します。

さらに、効果的なリハビリ方法や予防法もお伝えします。

この記事を読むことで、脳卒中の正しい知識を身に着けて、対策することができます。

脳卒中とは何か?

脳卒中とは何か?

この章では、脳卒中の基本的な定義と、その主な原因やリスク要因について解説します。

脳卒中の基本的な定義

脳卒中は、脳の血管が詰まるか破裂することによって引き起こされる病気です。

これにより、脳組織への血流が阻害され、神経細胞が損傷を受けることがあります。

脳卒中には以下のような種類があります。

脳梗塞:血管が詰まることで起こる。

脳出血:血管が破裂して出血することで起こる。

くも膜下出血:脳の表面近くの血管が破裂することで起こる。

脳卒中の主な原因とリスク要因

脳卒中の原因は多岐にわたりますが、主なリスク要因には以下のものがあります。

・高血圧:最も割合の高いリスク要因。

・喫煙:たばこに含まれる成分が血管を傷つけ、脳卒中のリスクを高める。

・糖尿病:血糖値の異常が血管に悪影響を及ぼす。

・高コレステロール:血管の健康を害し、詰まりやすくする。

これらのリスク要因は、生活習慣の改善によって管理可能です。

例えば、定期的な運動、バランスの取れた食事、禁煙などが効果的です。

リスク要因がある場合は、医師と相談し、適切な管理を行うことが重要です。

脳卒中の種類と特徴

脳卒中の種類と特徴

この章では、脳卒中の主な種類とそれぞれの特徴、特に症状に焦点を当てて詳しく解説します。

脳卒中はその発生原因と症状によって大きく3つのタイプに分けられ、

各タイプの症状を理解することは、早期発見と適切な対応に不可欠です。

脳梗塞:原因と症状

脳梗塞は、脳の血管が詰まることで発生します。

主な原因と症状は以下の通りです。

原因

動脈硬化、血栓

症状

・片側の手足の麻痺や筋力の低下

・呂律が回らない、言葉の理解ができないといった言語障害

・顔面の歪み

・視覚障害、片目の視力低下

・突然のめまいや歩行困難

脳梗塞は早期発見が重要で、これらの症状が見られた場合は迅速な治療が必要です。

脳出血:原因と症状

脳出血は、脳内の血管が破裂して出血することにより起こります。

主な原因と症状は以下の通りです。

原因

高血圧、動脈瘤

症状

・突然の激しい頭痛

・吐き気や嘔吐

・意識障害、意識の混濁

・手足の麻痺や感覚の低下

・言語障害や視覚異常

脳出血は急性期の対応が命に関わるため、

これらの症状を感じたらすぐに医療機関を受診することが重要です。

くも膜下出血:原因と症状

くも膜下出血は、脳の表面を覆う膜の下で出血が起こります。

主な原因と症状は以下の通りです。

原因

脳動脈瘤の破裂

症状

・突然の激しい頭痛

・首の硬直

・意識障害、意識の混濁

・光に対する過敏性

・吐き気や嘔吐

・視覚障害や言語障害

くも膜下出血も緊急性が高く、これらの症状が現れた場合は迅速な医療介入が必要です。

この章では、脳卒中の各種類の症状について詳細に解説しました。

これらの知識は、非常に重要であり、早期発見と適切な対応に役立ちます。

さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

【脳卒中の種類は〇種類!知っておくべきそれぞれの異なる特徴や治療法】

脳卒中の初期症状と識別方法

脳卒中の初期症状と識別方法

この章では、脳卒中の初期症状とその識別方法について詳しく解説します。

脳卒中は早期発見が非常に重要で、初期症状を見逃さないための知識が必要です。

ここでは、一般的な初期症状と、FASTテストを用いた脳卒中の早期発見方法に焦点を当てます。

初期症状の識別

脳卒中の初期症状は多様で、以下のような症状が挙げられます。

・片側の手足の麻痺や力の低下

・言語障害

・顔面の歪み

・視覚障害、片目の視力低下

・突然のめまいや歩行困難

・突発的な激しい頭痛

これらの症状は、脳卒中の可能性を示唆しているため、

いずれかの症状が現れた場合は、迅速に医療機関への受診が推奨されます。

FASTテスト:脳卒中の早期発見

FASTテストは、脳卒中の早期発見に役立つ簡易的なチェック方法です。

FASTは以下の項目で構成されています。

・Face(顔):笑顔を作るときの顔面の歪み

・Arms(腕):両腕を前に伸ばし、片方が下がるか

・Speech(話す能力):言葉が不明瞭か、話すのが困難か

・Time(時間):これらの症状が見られたら、いつから症状が見られたか時間を確認し、救急車を呼ぶ

FASTテストは、脳卒中の疑いがある場合に迅速な判断を可能にし、

早期治療へとつなげるための重要なツールです。

患者様やご家族がこれらのサインを認識し、速やかに対応することが、

脳卒中の重大な後遺症を防ぐ鍵となります。

この章では、脳卒中の初期症状とその識別方法について、具体的な対策について解説しました。

これらの知識は、患者様やご家族にとって重要で、脳卒中の早期発見と迅速な対応に役立ちます。

脳卒中の予防と生活習慣の改善

脳卒中の予防と生活習慣の改善

この章では、脳卒中を予防するための生活習慣の改善方法に焦点を当てます。

特に、高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理と喫煙習慣、不整脈の影響について詳しく解説します。

これらの要因は脳卒中のリスクを高めるため、適切な管理が重要です。

高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理

これらの健康問題は脳卒中の主要なリスク要因です。

適切な管理には以下の点が重要です。

高血圧:定期的な血圧測定と薬物療法、適切な食事と運動。

糖尿病:血糖値のコントロール、適切な食事と運動。

脂質異常症:健康的な食生活、必要に応じた薬物療法。

これらの症状を管理することで、脳卒中のリスクを大幅に減少させることができます。

喫煙習慣と不整脈の影響

喫煙と不整脈も脳卒中のリスクを高める要因です。

以下の対策が効果的です。

喫煙

禁煙は脳卒中リスクを減少させる最も効果的な方法の一つ。

不整脈

定期的な医療チェックと医師の指示に従った治療。

これらの要因に対する適切な対応は、脳卒中予防において非常に重要です。

この章では、脳卒中の予防に役立つ生活習慣の改善方法について解説しました。

これらの対策を実施することで、脳卒中のリスクを減らし、より健康的な生活を送ることができます。

食べ物についてさらに詳しく知りたい方はこちらのリンクをご覧ください。

【【具体例あり!】脳卒中予防に効果的な食べ物と逆効果な食べ物とは】

脳卒中後のリハビリと治療

脳卒中後のリハビリと治療

この章では、脳卒中後のリハビリの重要性と、

機能回復を通じた日常生活への復帰について詳しく解説します。

脳卒中を経験した患者様の多くは、適切なリハビリを通じて日常生活の質を改善できます。

ここでは、リハビリの目的と方法、そして日常生活への復帰に焦点を当てます。

リハビリの重要性

脳卒中後のリハビリは、以下の点で非常に重要です。

機能回復:麻痺した手足の動きを改善し、自立した生活の獲得を目指す。

認知機能の改善:記憶力や注意力などの認知機能の回復を促す。

生活の質の向上:日常生活の自立性を高め、生活の質を改善する。

リハビリは、患者様一人ひとりの状態に合わせて設定され、最大限の効果を目指します。

機能回復と日常生活への復帰

脳卒中後の機能回復には、以下のようなリハビリの専門家によるアプローチが有効です。

理学療法

寝返る、起き上がる、座る、立つ、歩くといった基本的な日常生活動作(ADL)の改善を目指します。

作業療法

スプーンを持つ、服を着るといった、より具体的な日常生活動作(ADL)の改善を目指します。

言語療法

言語障害がある場合のコミュニケーション能力の改善。

また嚥下障害がある場合の咀嚼や飲み込みの改善、適切な食事形態の選択を行います。

これらの専門職によるリハビリは、患者様が日常生活に復帰するための重要なステップです。

当センターでは、患者様一人ひとりのニーズに合わせた

個別のリハビリプランを提供し、機能回復と社会復帰をサポートします。

脳卒中の改善事例

回復期病院でリハビリを受けて改善した事例をご紹介いたします。

脳出血により左片麻痺を呈した40代の女性

発症1ヵ月後に急性期病院から回復期病院に転院されました。

当初は、屋内は杖を使用して歩くことができていましたが、屋外は困難で、

また左腕や左手指はわずかに動きましたが、

生活場面で使用することはできない状態でした。

リハビリでは、バランス訓練や歩行訓練、左腕、手指の動作訓練を行いました。

結果、屋外は杖を使用せず歩くことができるようになり、

左手でお茶碗を持つ、髪を両手で結ぶなどできるようになり、

4ヵ月後にご自宅に退院されました。

具体的な改善事例についてはこちらをご覧ください。

【【発症後1年6ヵ月】60代男性・脳出血(右視床出血)・左片麻痺の改善事例】

この章では、脳卒中後のリハビリの重要性と、機能回復に向けた具体的なアプローチについて解説しました。

これらの情報は、患者様やご家族にとって、脳卒中からの回復過程を理解し、前向きな一歩を踏み出すための手助けとなります。

まとめ

まとめ

この記事を通じて、脳卒中の基本から予防、リハビリまでの大切な情報をお伝えしました。

脳卒中は怖い病気ですが、適切な知識と対策でリスクを減らし、回復への道を歩むことができます。

あなたや大切な人の健康のために、今日からできることを始めてみませんか?

この記事がその一助となれば幸いです。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

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この記事を書いた人
百瀬 義一

百瀬 義一

作業療法士

2007年に作業療法士免許を取得。回復期・生活期・介護施設・在宅と全てのステージでのリハビリを経験。
これまで脳血管疾患・運動器疾患・廃用疾患・難病など、多くの患者様のリハビリテーションに携わる。
2023年12月から脳神経リハビリセンター吉祥寺に勤務。

私は「少しでも利用者様のご希望を達成する事ができるリハビリ」を心がけています。自費領域でのリハビリテーションは病院でのリハビリとは違い、利用者様のご希望がはっきりとしていて、より切実である事が多いと感じています。リハビリ介入により少しでも利用者様のご希望や目標を達成することができるよう、精一杯のリハビリを行なってまいります。