お知らせ

NEWS

大阪

脳卒中を疑ったら今すぐ○○科へ!【何科に行くべき?初期症状は?】

こんにちは!大阪府大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪で理学療法士をしている岡です。理学療法士のキャリアは12年になります。

「突然、片方の手足が動かなくなった。」

「話すことが難しくなった。」

これは脳卒中の兆候かもしれません。

脳卒中は時間との戦いで、早期対応が非常に重要です。

しかし、具体的に何科に行けば良いのでしょうか?

この記事では、理学療法士の資格を持つセラピストが、

脳卒中の初期症状から適切な医療機関の選択、

さらに、リハビリテーションまで、包括的に解説します。

この記事を読むことで、脳卒中に適切に対応し、最善の治療を受けることができるようになります!

序章:脳卒中とは何か

この章では、脳卒中の基本的な定義、種類、そして起こる原因とメカニズムについて解説します。

脳卒中は突然の発症で、その対応が生死を分けることもある重大な疾患です。

そのため、基本的な知識を身につけておくことは非常に重要です。

脳卒中の基本的な定義と種類

脳卒中は、脳の血管が詰まるか破れることで脳組織が損傷する病気です。

主に次の2つの種類があります。

虚血性脳卒中

脳への血流が一部で止まり、酸素や栄養が届かなくなることで脳細胞が死んでしまう状態。

血栓や動脈硬化が原因となります。

出血性脳卒中

脳の血管が破れて血液が脳内に漏れ出し、その結果、脳組織が圧迫される状態。

高血圧や脳動脈瘤が原因となります。

脳卒中が起こる原因とメカニズム

脳卒中の主な原因は、高血圧、喫煙、高コレステロール、糖尿病などの生活習慣病です。

これらのリスク要因が脳の血管に負担をかけ、

血流が止まる(虚血性脳卒中)または血管が破れる(出血性脳卒中)という状況を引き起こします。

このように、脳卒中は突然訪れますが、その背後には日々の生活習慣が大きく影響しています。

次の章では、脳卒中の初期症状と警告サインについて詳しく解説します。

脳卒中の初期症状と警告サイン

この章では、脳卒中の初期症状と警告サインについて詳しく解説します。

脳卒中は突然訪れますが、その初期症状を早期に察知することで、

適切な医療措置を受ける時間を確保することが可能です。

脳卒中の典型的な初期症状と警告サイン

脳卒中の初期症状は以下のようなものがあります。

運動麻痺

  顔、腕、または脚の一方または両方が麻痺または弱くなる。

感覚障害

  感覚が鈍くなったり、痺れを感じる

言語障害

  話すことや理解することが難しくなる。

視覚障害

  一方または両方の目の視野が突然に失われる。

平行機能の障害

  歩行困難やめまいを感じる。

頭痛

  特に理由がないのに激しい頭痛が起こる。

これらの症状が現れた場合、すぐに医療機関に連絡することが重要です。

FASTテストの説明とその重要性

脳卒中の初期症状を素早く判断するためには、FASTテストが有効です。

FASTは以下の頭文字を取ったものです。

Face(顔)

笑顔を作ってもらい、一方の口角が下がっていないか確認します。

Arms(腕)

両腕を前に出してもらい、一方の腕が下がっていないか確認します。

Speech(話す)

簡単な言葉を繰り返してもらい、言葉が詰まったり話すのが難しくなっていないか確認します。

Time(時間)

上記のいずれかの症状があれば、すぐに救急サービスに連絡します。

このように、脳卒中の初期症状を早期に察知し、適切な対応をとることが、その後の回復に大きく影響します。

次の章では、脳卒中が疑われる場合にどの科に行くべきかについて解説します。

脳卒中の緊急時対応:何科に行くべきか

この章では、脳卒中の緊急時対応について、具体的にどの科に行くべきか、その理由について解説します。

脳卒中は「時間との戦い」であり、迅速な対応が求められます。

救急医療の重要性:なぜすぐに医療機関に連絡するべきか

脳卒中の場合、症状が現れたらすぐに医療機関に連絡することが重要です。

なぜなら、脳卒中は脳の細胞が死んでしまう病気で、その進行は非常に速いからです。

早期に適切な治療を開始することで、脳の損傷を最小限に抑え、回復の可能性を高めることができます。

診断と治療を行う科:神経内科、脳神経外科、リハビリテーション科の役割

脳卒中の診断と治療には主に以下の3つの科が関与します。

神経内科

  脳卒中の初期診断と薬物療法を行います。

脳神経外科

  必要に応じて手術を行います。

リハビリテーション科

  脳卒中後のリハビリテーションを担当します。

これらの科を適切に利用することで、脳卒中の治療と回復を最適に進めることができます。

SCU(ストロークケアユニット)

SCUは、脳卒中患者のための専門的な治療とケアを提供する部門です。

SCUでは、専門的な医療スタッフが24時間体制で対応し、

患者の状態を密に監視しながら最適な治療を提供します。

SCUでの早期治療は、脳卒中の後遺症を軽減し、患者の生活の質を改善することが証明されています。

次の章では、脳卒中の予防とリスク管理について解説します。

脳卒中の予防とリスク管理

この章では、脳卒中の予防とリスク管理について解説します。

脳卒中は予防可能な疾患であり、リスク管理を適切に行うことで

発症の可能性を大幅に減らすことができます。

脳卒中のリスク要因とそれらを管理する方法

脳卒中のリスク要因は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。

高血圧:

脳卒中の最大のリスク要因で、血圧管理は脳卒中予防の基本です。

喫煙:

タバコは血管を縮め、血液の凝固を促進します。禁煙は脳卒中予防に非常に効果的です。

不適切な飲食:

高脂肪、高塩分の食事は高血圧を引き起こし、脳卒中のリスクを高めます。

運動不足:

適度な運動は血圧を下げ、血液の流れを良くします。

これらのリスク要因を管理することで、脳卒中の発症リスクを大幅に減らすことが可能です。

健康的なライフスタイルの推奨事項(適度な運動、健康的な食事、禁煙など)

脳卒中の予防には、健康的なライフスタイルが不可欠です。以下に具体的な推奨事項を挙げます。

適度な運動

1日30分程度の軽めの運動、1日8000~10000歩の歩行を目指しましょう。

健康的な食事

野菜、果物、全粒穀物を中心に、塩分と脂肪は控えめに。

禁煙

タバコは脳卒中のリスクを2倍にします。禁煙は脳卒中予防に最も効果的な行動の一つです。

これらのライフスタイルの改善は、脳卒中だけでなく、

心疾患や糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながります。

次の章では、脳卒中後のリハビリテーションと生活改善について解説します。

脳卒中後のリハビリテーションと生活改善

この章では、脳卒中後のリハビリテーションの重要性とそのプロセス、理学療法士の役割、

そして日常生活の改善と自己管理のヒントについて解説します。

脳卒中後のリハビリテーションの重要性とプロセス

脳卒中後のリハビリテーションは、患者の生活の質を改善し、自立した生活を送るために不可欠です。

リハビリテーションの目標は、脳卒中で失われた機能を回復し、新たなスキルを習得することです。

リハビリテーションのプロセスは以下の通りです。

評価

専門家が患者の身体的、認知的、感情的な状態を評価します。

計画

評価結果に基づき、個々の患者に合わせたリハビリテーション計画を作成します。

実施

理学療法士や作業療法士などの専門家がリハビリテーションを実施します。

再評価

リハビリテーションの進行と効果を定期的に評価し、必要に応じて計画を調整します。

理学療法士の役割とリハビリテーションの進行

理学療法士は、患者が日常生活を自立して送るための身体機能の回復をサポートします。

具体的には、歩行訓練や日常生活動作の訓練などを行います。

リハビリテーションの進行は以下のようになります。

初期リハビリテーション

脳卒中直後から始まり、基本的な身体機能の回復を目指します。

中期リハビリテーション

日常生活動作の訓練を中心に行います。

後期リハビリテーション

社会復帰を目指し、仕事や趣味などの活動を再開できるよう支援します。

日常生活の改善と自己管理のためのヒント

脳卒中後の生活改善と自己管理は、リハビリテーションの成功と密接に関連しています。

以下に、日常生活の改善と自己管理のためのヒントをいくつか挙げます。

健康的なライフスタイル

バランスの良い食事、適度な運動、十分な休息を心掛けましょう。

これらは身体機能の回復をサポートし、再発を防ぐために重要です。

定期的な医療チェック

脳卒中の再発を防ぐために、定期的な医療チェックを受け、医師の指示に従うことが重要です。

ストレス管理

ストレスは脳卒中のリスクを高める可能性があります。

リラクゼーション技法や趣味などを通じて、ストレスを適切に管理しましょう。

社会的なつながり

家族や友人、地域の支援グループとのつながりは、心理的な健康を維持し、リハビリテーションを進める上で大切です。

脳卒中は人生を大きく変える出来事ですが、適切なリハビリテーションと自己管理により、

自立した生活を再開できる可能性はあります。

自分自身の健康を守るために、これらのヒントを活用してみてください。

結論:脳卒中と向き合うための知識と準備

この章では、脳卒中とその対応について学んだ知識を再確認し、さらなる情報源と支援の提供について説明します。

脳卒中の理解と適切な対応の重要性の再確認

脳卒中は突然の出来事であり、その対応は時間との戦いです。

そのため、脳卒中の初期症状を理解し、適切な対応を取ることが非常に重要です。

また、脳卒中後のリハビリテーションと生活改善のための知識も、患者の生活の質を向上させるために必要不可欠です。

さらなる情報源と支援の提供

脳卒中に関する情報は日々更新されています。

最新の情報を得るためには、信頼できる医療機関や専門家のウェブサイト、医療ジャーナルなどを

定期的にチェックすることをおすすめします。

地域の支援団体や患者会なども、情報交換や相互支援の場として有用です。

この記事を通じて、脳卒中の基本的な知識から対応方法、リハビリテーションの重要性、

そして生活改善のヒントまで、幅広い情報を提供できたと思います。

脳卒中という深刻な病気に立ち向かうためには、知識と準備が必要です。

この記事が、その一助となれば幸いです。

脳卒中は誰にでも起こりうる病気です。

しかし、適切な知識と対応、そして持続的なリハビリテーションにより、

生活の質を保ち、自立した生活を送ることは十分可能です。

自分自身の健康を守るために、今日学んだことを忘れずに、日々の生活に活かしてください。

本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください

弊社では経験豊富なセラピストが、ロボットやAIによる最新のリハビリを駆使してサポートさせて頂きます。

 ・あべのハルカスやグランフロントで買い物や散歩を楽しみたい
 ・維持ではなく、改善をしたい
 ・大阪城公園を装具や杖なしで歩けるようになりたい

このようなお悩みを持つ方はぜひお問い合わせください。

毎月先着5名様限定無料体験を実施しておりますのでお早めにどうぞ!

お問い合わせはこちらから↓
>>仙台付近にお住いの方
>>東京にお住いの方
>>名古屋付近にお住いの方
>>大阪付近にお住いの方

ご利用者様データ 改善実感率89% 実際の施設利用者様によるアンケート結果をご覧いただけます
この記事を書いた人
岡 民雄

岡 民雄

理学療法士

2011年に理学療法士免許を取得。急性期・回復期・維持期・自費リハビリ、全てのステージのリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)にも勤務。これまで主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病の方のリハビリに携わり、学会での発表や講習会でのアシスタントなどを行なう。2023年4月から大阪市にある脳神経リハビリセンター大阪に勤務。