改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後10年】60代女性・パーキンソン病の改善事例

起き上がり比較

60代
女性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
女性
疾患名
パーキンソン病
発症からの期間
10年
症状
左足の震え、腰の痛み
ご利用期間・回数
2か月/週1回/8回コース
リハビリ目標
スムーズに起き上がれるようになりたい

動画

MOVIE
  • 歩行比較(側面)

  • Curara

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

10年前に右足の震えからパーキンソン病を発症されました。朝起床時の起き上がりが30分程かかるとのことで、パーキンソン病に特化したリハビリが実施したいと希望あり、来店して頂きました。

体験時の状況

起き上がりは1人で可能でしたが、体幹や頚部の回旋が不十分であり時間がかかっていました。努力的に起き上がるため、腰部の疼痛も強く生じている状態でした。歩行は歩幅が小さく、目線は常に下を向いており、前かがみな姿勢での歩き方となっていました。姿勢や歩き方が悪いことを気にされていたため、骨盤・胸郭へのアプローチや歩行支援ロボットCuraraを使用した歩行リズムの生成を行いました。

リハビリ内容

寝返りや起き上がりの際の頚部・体幹の使い方を一緒に練習しました。ペットボトルを使用し、運動方向をイメージしていただきながら頚部・体幹・骨盤の回旋を促しました。ご自身では気づかれていない身体の歪みや体重移動の不均衡さを生じていたため、動画などで客観的に確認をしていただきながら、姿勢や身体の動き方を練習していきました。リハビリに非常に積極的に取り組んで頂けており、ご自宅での練習もご紹介させて頂きました。

  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像
  • リハビリ中の画像

リハビリの結果

RESULT
起き上がり動作や座位姿勢に改善を認めました。ご自宅での起き上がりは時間をかけずに円滑に行えるようになり、動作時の腰痛も生じなくなりました。座位姿勢は、初期は右肩が下がり、頚部も右に傾いている姿勢でしたが、現在は肩・頚部ともに傾きが少なくなり真っ直ぐな姿勢がとれるようになりました。左右対称な姿勢がとれることで、身体を固めずに手足を大きく動かしながら歩行を行うことができるようになりました。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
発症から10年が経っており、頚部・体幹の筋肉の弱さがあり、腕の力に頼った非常に努力的な起き上がりとなっていました。視線やリーチの方向を誘導しながら腰背部に負担をかけない方法の習得を目指しました。より良い姿勢で、自信を持って動けるようになることで、笑顔もたくさん見ることができるようになりました。ご自宅でのリハビリを積極的に取り組んでくださったことも改善に繋がったと考えます。今後も、様々な趣味に挑戦していけるよう全力でサポートしていきます。
担当者の画像

棚橋 美帆