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「介護施設でぬり絵に取り組まれるお客様」
介護施設では、ぬり絵に励んでいらっしゃるお客様を男女問わずたくさん見かけます。認知症を患っていても、たくさんの色を使い、濃淡をつけたりしながら取り組んでいますし、暇つぶしにと仰るお客様も居室の壁一面に作品を飾り、ご家族やスタッフから称賛されると本当に嬉しそうな表情を見せてくださいます。
モノクロの線だけの世界から、ご自分の思うままにカラフルに色をつけていく作業は、一見単純そうに見えて、手指を使った動きが指のリハビリになったり、脳の活性化につながっていきます。
「リハビリとしてぬり絵を取り組むために」
私はその方の性別や年齢、趣向をリサーチして課題を選ぶことも重要だと思います。
認知症の高齢者だからと言って、子どもじみた内容が合うとは限りませんよね。色のない世界にご自身の経験や体験を思い出しながら、どんどん色を重ねていくことに意味があると思うからです。
また片麻痺のある方が、時間をかけて少しずつ少しずつぬり絵に取り組んでいる様子を見たことがあります。いわゆる市販の「大人のぬり絵」を活用していました。最終的にはそのぬり絵をプレゼントしていただき、感激したのを今でも覚えています。
座位の保持のために取り組まれたり、集中力アップに繋がったり、良い効果があることは想像できます。
今はインターネットに無料ダウンロードできるものも多くありますので、久しぶりに彩色をしてみるのも良いかもしれませんね。
「レアリゼが選ぶ今月の一枚」
現在当センターで展示中の百瀬博先生の絵をご紹介。
とあるサイトでは、「天使のいる風景」と題された作品。
「天使」のいる作品は他にも展示されています。
レアリゼギャラリーで何人の天使に会えるか、探してみませんか?