【発症1年2ヵ月】右脳出血による歩行のしづらさ ― 長距離でも疲れにくい歩行の再獲得を目指して
歩行比較
- 50代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 右脳出血
- 発症からの期間
- 1年2ヶ月
- 症状
- 左片麻痺
- ご利用期間・回数
- 8回・週に1回
- リハビリ目標
- 長距離を歩いても疲れない
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
回復期リハビリテーション病院を退院された当初は、長い距離を歩いてもほとんど疲れを感じないほど順調な状態でした。
しかし、発症から半年ほど経つにつれて、少しずつ歩きにくさが出てきたり、以前よりも疲れやすくなったりと、日常生活の中で変化を感じるようになりました。
「このまま歩く力が落ちてしまうのではないか」という不安もあり、歩行のしづらさや疲労感を改善したいという思いから、当施設のリハビリ体験にお越しいただきました。
実際の生活で困っていることを丁寧に伺いながら、より良い状態を取り戻すためのサポートを開始することになりました。
体験時の状況
体験にお越しいただいた時点で、歩くこと自体は問題なくできていました。
しかし、体幹の筋肉やお尻の筋肉が弱くなっており、その影響で姿勢が丸まりやすく、特に左足が前に出しにくい様子が見られました。
このような状態で長い距離を歩くと、必要以上に体へ負担がかかり、疲れやすくなってしまいます。
また、左足で踏ん張る動きが苦手になっており、その結果、身体が左側へ傾きやすい姿勢になっていました。
日常生活の中でも、「なんとなく歩きにくい」「疲れやすい」と感じる場面が増えていたのではないかと思われます。
こうした筋力の低下等が重なり、歩行のしづらさにつながっている状態でした。
リハビリ内容
リハビリではまず、全身のこわばりや余分な力みを整え、弱くなっている筋肉や縮んで動きにくくなっている筋肉が働きやすい状態をつくるところから始めました。
特に、姿勢が丸まりやすい傾向があったため、体幹がしっかり動き、上半身を支えやすくなるように丁寧にアプローチしていきました。
身体のバランスが整ってくると、立っているときや歩いているときにどこが動きずらいのか、どの動きが負担になっているのかがより明確になります。
そこで、立位や歩行の場面で見られた問題点に焦点を当て、実際の動きの中で改善につながるように介入を進めていきました。
このように、まず身体の土台を整え、そのうえで実際の動作に結びつけていくことで、より自然で疲れにくい歩き方を目指していきました。
リハビリの結果
RESULTまず、左足でしっかり踏ん張れるようになり、そのおかげで左足を前に出す動きがスムーズになりました。以前は「引っかかる」「出しにくい」と感じていた部分が、自然に動かせるようになっています。
また、背筋も伸ばしやすくなり、姿勢が整ったことで歩くときのバランスが安定しました。
姿勢が良くなると、身体の余計な力みが減り、歩行そのものが軽く感じられるようになります。
その結果、同じ距離を歩いても疲れにくくなり、「歩くとすぐ疲れる」というお悩みが大きく改善されました。
歩行の質が上がることで、日常生活でも動きやすさを実感しやすい状態になっています。












しかし、体幹やお尻の筋肉が右と左でバランスを崩していたため、歩くときに左右の動きがそろわず、その影響で歩きづらさが出ていました。
筋肉の働き方に偏りがあると、身体のどこかに余計な負担がかかりやすくなります。
その結果、歩行中に疲れを感じやすくなったり、姿勢が崩れやすくなったりしてしまいます。
今回のリハビリでは、その左右差を整え、身体が本来の動きを取り戻せるようにサポートしていきました。
今後も、より安定して歩ける状態を維持できるよう、一緒に取り組んでいければと思っています。
前川 裕樹