改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症から7年】80代・脳梗塞・歩行障害の改善事例

80代
男性

ご利用者様情報

年代
80代
性別
男性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
7年
症状
右片麻痺
ご利用期間・回数
1カ月/4回
リハビリ目標
妻に心配かけずに歩けるようになりたい!!一人で散歩ができるようになりたい!!外食に行きたい!!

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

7年前に自宅で力が入らずそのまま倒れてしまい、脳梗塞を発症。
急性期のリハビリテーション病院に入院し、その後回復期のリハビリテーション病院で治療を継続。
しかしながら、後遺症として麻痺が残り、歩行時に右足を引きずる傾向ありました。
ご本人も「日に日に弱くなっているのでは?」と心配していたところ、チラシで脳神経リハビリセンター名古屋を知り、利用いただきました。

体験時の状況

右下肢に短下肢装具を使用して、デイサービスなどの外出を行っていました。
しかしながら、最近では家の中で数メートル歩くだけでも疲労感が出てきており、「日に日に弱くなっているのでは?」
「毎日自主練習をしているのになぜ?」と心配した日々を過ごされていました。
ご本人が懸念していた疲労感の原因は、無理やり歩いたことにより、筋肉に余計なエネルギーを消費して、
疲労感が出現したのではないかと仮説を立てました。
歩行時には視線も常に下を向いており、足の状況を確認することに精一杯でした。
また、前かがみの状態となり、歩行姿勢が悪くなっていました。

リハビリ内容

歩く際に右下肢に力が入らないせいか、右脚を出す時に、左に体を傾けて、歩行を行っていました。
効率の悪い歩容をしていたため、股関節、膝関節、足関節各関節の使い方と歩行時のポイントを説明し実践しました。
ストレッチ及び両下肢の各関節の使い方の説明をした後に、歩行アシストロボット「curara®」による歩行練習を実施。
また自宅では、スクワットや自転車のペダル漕ぎを自主練習として取り組みいただきました。

リハビリの結果

RESULT
curara®を使用して歩行練習を続けた結果、股関節および膝関節の角度が向上し、初回と比べ歩行速度と歩幅の上昇がみられました。
バランス能力も片足立ちを実施したところ
初回:右下肢支持0.4秒 左下肢支持3.2秒
4回目:右下肢支持4.6秒(+4.2秒) 左下肢支持3.9秒(+0.7秒)
と大幅な改善が見られました。

担当スタッフからのコメント

COMMENT
ご本人と奥様から「足が上がるようになってうれしい」とお言葉を頂き、私もうれしく思っております。
「一人で散歩ができるようになりたい!!」「妻に心配かけずに歩けるようになりたい!!」という目標に向かって、これからも一緒にリハビリに取り組んでいきましょう。
担当者の画像

熊谷 壮騎