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家族が脳卒中になった時どうするべき?看護の重要性とポイント解説!

こんにちは!愛知県名古屋市にある脳神経リハビリセンター名古屋で理学療法士をしている水谷です。理学療法士のキャリアは6年になります。

家族が脳卒中になってしまった!

急にそのような事が起こった時、どうしたらいいか分からない方が多いと思います。

そこで今回は、脳卒中における「看護」について詳しく説明いたします。

脳卒中における看護のポイントや、どのようなことに気を付けるべきかなど

病院でのケアや、専門施設でのリハビリについても交えて解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

脳卒中とは

脳卒中とは

この章では、脳卒中の基本的な知識と看護の重要性についてお話します。

脳卒中の種類と原因

脳卒中は大きく分けて三つの種類に分類され、それぞれに異なる原因があります。

①脳梗塞:血管が詰まり、脳への血流が遮断される状態。
②脳出血:脳内の血管が破裂し、出血が起こる状態。
③くも膜下出血:脳の表面近くの血管が破裂する状態。

これらは以下のような原因で引き起こされます。

・高血圧:最も多く見られるリスク要因です。
・喫煙:たばこに含まれる成分が血管を狭め、血流を悪化させる原因となります。
・不健康な食生活:高脂肪・高塩分の食事はリスクを高めます。
・運動不足:運動が不足していると肥満になりやすく、糖尿病など肥満関連の病気が増えてきます。

脳卒中患者の初期対応と看護の役割

脳卒中の初期対応は素早い対応が求められます。

看護の役割は以下の通りです。

緊急時の対応:迅速な医療介入を促す。
状態の安定化:生命維持と合併症の予防。
情報提供:患者様とご家族への適切な情報提供。

看護師は、患者様の状態を正確に把握し、適切なケアを提供することが大切です。

また、ご家族へのサポートも不可欠です。

脳卒中の早期発見と迅速な対応は、回復のために非常に重要です。

脳卒中の看護

脳卒中の看護

この章では、脳卒中患者様の急性期における看護の重要性についてお話します。

特に、合併症の予防と管理、急性期リハビリテーションの重要性に着目します。

合併症の予防と管理

脳卒中患者様の急性期における看護では、以下の合併症の予防と管理が重要です。

肺炎:適切なポジショニング(寝る・座る姿勢の調整)での誤嚥の予防。

深部静脈血栓症:定期的な体位交換や早期の運動療法が効果的。

栄養不良や脱水:適切な栄養管理と水分補給など。

感染症:清潔な環境と適切な衛生管理が重要。

これらの合併症により、患者様の回復が遅れる可能性があります。

そのため、予防と早期発見が不可欠です。

急性期リハビリテーションの重要性

急性期のリハビリテーションは、以下の点で重要です。

早期の身体機能回復

早期離床と運動療法により、筋力低下や関節拘縮を防ぐ。

生活への復帰

日常生活動作(ADL)の訓練を通じて、自立した生活への復帰を目指す。

精神的なサポート

患者様のモチベーションを高め、回復への意欲を支援する。

急性期のリハビリテーションは、患者様の早期回復と生活の質の向上に繋がり、患者様の将来に大きな影響を与えます。

急性期のリハビリについてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクをご覧ください。

【【改善事例あり!】脳卒中のリハビリはいつから?急性期が大切な理由】

回復期のリハビリテーション

回復期リハビリテーション

この章では、脳卒中患者様の回復期のリハビリテーションにおける長期的な看護ケアについてお話します。

具体的には、日常生活動作(ADL)の回復と自宅退院に向けた支援について詳しく解説します。

日常生活動作(ADL)の回復を目指して

脳卒中患者様の回復期において、ADLの回復は非常に重要です。

以下の点に注意しながら進めます。

個別のニーズに合わせたリハビリテーション

患者様一人ひとりの状態に合わせた計画を立てる。

多職種連携

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、医師などが連携し、総合的なサポートを行う。

家族の参加と教育

ご家族にもリハビリテーションの方法を理解してもらい、家庭でのサポートを促す。

ADLの回復は、患者様が自立した日常生活を送るための基盤となります。

自宅退院に向けた支援

自宅退院は、患者様にとって大きな一歩です。

その際には、以下のサポートが必要です。

環境調整:自宅の安全性を確保し、必要に応じて改修を行う。
在宅サービスの手配:訪問リハビリテーションや訪問看護など、必要なサービスを整える。
継続的なフォロー:退院後も定期的な健康チェックやリハビリテーションを続ける。

自宅退院に向けた支援は、患者様が地域社会で安心して生活できるようにするために不可欠です。

当センターでの改善事例

当センターで実際にリハビリを受けて改善した事例をご紹介します。

脳梗塞により、右片麻痺を呈した女性です。

急性期・回復期で約5ヶ月入院し、リハビリを実施されました。

退院後は訪問リハ・デイなどに通ってリハビリをされておりました。

当施設では徒手療法とHAL等を用いたロボットでの運動を組み合わせて実施し、

歩幅や内反(足首の内ひねり)に改善を認めました。

退院後も介護保険などサービスを併用しつつ、リハビリを行ったことでより効果に繋がったと考えます。

詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

【【発症後1年4ヵ月】70代女性・脳梗塞・右片麻痺の改善事例】

患者と家族への心理的支援

患者と家族への心理的支援

この章では、脳卒中患者様とそのご家族への心理的支援についてご説明します。

特に、病状の理解と精神的ケア、家族への支援とコミュニケーションの重要性についてお話します。

病状の理解と精神的ケア

脳卒中患者様とご家族に対する心理的支援は、以下の点が重要です。

正確な情報提供

病状や治療過程についてわかりやすく説明し、不安を軽減する。

感情の理解

患者様とご家族の感情を理解し、共感的な対応を行う。

ストレス管理

ストレス軽減のための技術やリラクゼーション方法を提案する。

病状の理解と精神的ケアは、患者様の治療への協力と回復を促します。

さらに詳しい内容はこちらのリンクをご覧ください。

【ストレスは脳卒中の原因になる】

家族への支援とコミュニケーション

患者様のご家族への支援は、以下のように行います。

コミュニケーションの促し:家族が感じる不安や疑問に対応し、オープン(自由に話すよう)なコミュニケーションを促す。
ケアの指導:家庭でのケア方法を指導し、患者様の日常生活をサポートする。
サポートサービス紹介:家族支援グループやカウンセリングサービスを紹介し、追加のサポートを提供する。

家族への支援とコミュニケーションは、患者様の回復過程において家族が重要な役割です。

脳卒中看護のポイント

脳卒中看護のポイント

この章では、脳卒中患者様のケアにおいて家族が注意すべきポイントと、

脳卒中の予防方法について詳しく説明します。

これらの知識は、患者様の快適な生活を支援し、再発を防ぐために重要です。

脳卒中患者のために家族が注意すべきこと

脳卒中患者様のケアにおいて、家族が意識すべきポイントは以下の通りです。

安全な生活環境の確保:転倒防止のための家具の配置やバリアフリー化。

適切な栄養と水分摂取の管理:バランスの取れた食事と十分な水分摂取。

定期的な健康チェック:血圧や血糖値の管理、定期的な医師の診察。

これらの注意点は、患者様の安全と健康を守るために重要です。

脳卒中の予防方法

脳卒中の予防には、以下の方法が効果的です。

健康的な生活習慣の維持

バランスの良い食事、定期的な運動、禁煙、節度のある飲酒。

定期的な健康診断

高血圧や糖尿病などのリスク因子の早期発見と管理。

ストレスの管理

リラクゼーションや趣味の時間を持つことでストレスを軽減。

これらの予防方法は、脳卒中のリスクを減らし、健康な生活を送るために重要です。

脳卒中予防のさらに詳しい情報はこちらのリンクに記載しております。

【脳卒中の再発リスクは○%!危険な生活習慣と防ぐための予防法を解説】

まとめ

まとめ

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

脳卒中の基本知識から看護のポイント、家族の役割まで、幅広くご紹介しました。

大切なのは、患者様とご家族が一緒に前を向いて歩むこと。

あなたの日々のケアに、少しでも役立つ情報が見つかったなら、私たちも嬉しいです。

患者様とご家族の支えとなるようなお手伝いができれば幸いです。

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この記事を書いた人
水谷 滉希

水谷 滉希

理学療法士

2017年に理学療法士免許を取得。同年より理学療法士として勤務。一般病棟、地域包括病棟、回復期病棟、外来リハビリ、訪問リハビリ等様々な分野でのリハビリを経験。
2022年には名古屋市内の回復期病棟立ち上げをチームリーダーとして携わる。2023年10月脳神経リハビリセンター名古屋に勤務。
私は常に「諦めない気持ち」を大切にしています。セラピストとお客様が二人三脚となり、最後まで諦めず目標達成を目指しています。全力でサポートさせて頂きます。目標達成に向けて一緒に歩んでいきましょう。